東京都内の公道などで女性のヌード写真を撮影したとして、警視庁保安課は25日、公然わいせつの疑いで、写真家篠山紀信さん(69)と、いずれもモデルで22歳と26歳のビデオ女優2人を書類送検した。
篠山さんの送検容疑は、2008年8月16日から10月15日にかけて、ヌード写真集「20XX
TOKYO」のために、港区の青山霊園や結婚式場、渋谷区の東急百貨店前など計12カ所で、不特定多数が見ることができる状態で、女優2人を裸にして撮影した疑い。
保安課によると、篠山さんは「写真家生活50年の記念碑的な仕事として企画した。周囲への配慮が足りず申し訳なかった」と容疑を認めている。
篠山さんの事務所は「書類送検の処分結果が出るまでコメントは控えたい」としている。
保安課によると、篠山さんは08年9月に港区の橋上で撮影した際、近くの住民に通報され、警視庁に「水着で撮影していた」とする始末書を提出していた。
保安課は、許可を得ずに公共性が高い場所で撮影し、始末書の提出後も続けた点を悪質と判断。昨年11月、公然わいせつ容疑で篠山さんの事務所などを家宅捜索した。
捜索に対し、日本ペンクラブは同12月、「屋外での写真撮影への公権力介入を憂慮する」とする声明を出していた。
[2010年1月25日12時26分]ソーシャルブックマーク