【速報】自民党新総裁に高市氏、決選投票で小泉氏破る
自民党は4日、総裁選の決選投票を行い、第29代総裁に高市早苗前経済安全保障担当相(64)=衆院奈良県2区=を選出した。政府、自民党は臨時国会での首相指名選挙を15日に行う方針で、石破茂首相の後任となる新首相が選ばれる。与党は衆参両院ともに過半数を割っているが、野党の候補者一本化はめどが立っておらず、高市氏が新首相に就く公算が大きい。高市氏が就任すれば憲政史上初の女性首相、県出身者としても初めてとなる。
決選投票は1回目の投票で1位だった高市氏と2位の小泉進次郎農相(44)で行われ、高市氏185票、小泉氏156票で29票差だった。
高市氏の総裁選挑戦は2021年、24年に続き、3回目。4候補中3位に終わった21年の総裁選以降、高市氏は全国を小まめに回って講演を行い、自身の政策や国家経営理念などを浸透させてきた。
過去最多の9人が立候補した昨年の総裁選では1回目の投票で1位となったが、過半数には届かず、決選投票で石破首相に敗れた。