■朝方は霧雨が降っていたが昼前にはきれいに晴れた。気温も高い。漂着教室には利用者が4人。ゲームをしたりおしゃべりしたり勉強したり、思い思いに過ごしている。
■通信印刷に星園へ行く。玄関に入るとこれまでのクセでつい401号室の郵便受けをのぞいてしまう。13年間の習慣はそう簡単に消えない。向かいの店がまた変わっていた。もう何店目だろうか。なぜだか毎度カレー屋が入り早々に撤退する。今度もカレー屋のようだ。さて長続きするかしら。
■以前に取材に来られた中学校のPTAの方々が、情報誌ができたと持ってきてくださった。
学校祭で配布するのだという。公的支援、民間団体、学習教材、高校、親の会などの情報がA5、28ページにぎっしり、しかし読みやすく盛り込まれている。厚手で手触りのいい紙をつかっており、ついデザインについていろいろ聞いてしまった。イラストや色に込めた思いも教えてもらった。あちこちの学校で地域で、こういう冊子が出たらおもしろいだろうな。この情報誌は十分モデルになると思う。保護者はこういう情報がほしい、裏返せばこんな不安があるんだなとあらためて確認できたのもよかった。
■本といえば、パラパラッと斜め読みしたこの本がおもしろそうだったので、そのうち買う。
明治学院大の小野昌彦教授が提唱する「再登校のための5領域14の行動習慣」が興味深い。著者の意に反し、学校に行くのってやっぱり大変だよなという表にも見える。
■それはそうと「令和型不登校」ってなんじゃいと検索をかけるとそれなりに出てくるのだった。『教師と支援者のための “令和型不登校”対応クイックマニュアル』なんて本もあって、紹介文には「できるだけシンプルで具体的な困難の分析と、タイパとコスパのよい支援を提供できればと思います」と書かれている。それは「令和型不登校への対応」じゃなくて「令和型の不登校対応」なのでは疑惑。寝食忘れて取り組めってのは論外だけど、「タイパとコスパのよい支援」ってのも誰のためって感じはするな。
■来月、不登校に関するシンポジウムに登壇する。事前勉強で「令和型」とやらを調べてみよう。