皇室経済会議(議長・石破茂首相)の決定について、毎日新聞が報じています。
三笠宮家の新当主に彬子さま 母・信子さまは新宮家創設で分裂【毎日新聞】
明治憲法下の1889年に旧皇室典範が制定されて以降の宮家で夫を亡くした妻以外の女性皇族が当主になった例はなく、彬子さまのように皇室に生まれた女性が当主になったのは初めて。また、信子さまのように民間から結婚で皇室に入った女性が新たな宮家を創設するのも初めて。
三笠宮妃百合子さまのご逝去(2024年11月)に際し、三笠宮家の当主が百合子さまと知って、以下の質問をchatGPTに投げて考えを整理し、当サイトに投稿していました。
三笠宮家の当主は三笠宮妃百合子さまですが、女性が当主になっているので、三笠宮家は女性宮家なのでしょうか?
三笠宮妃百合子さまは、宮家で夫を亡くした妻である女性皇族が当主になった例ということになり、やはり三笠宮家は女性宮家と言えるように思います。
彬子さまのように皇室に生まれた女性が当主になったのは初めて
今回、彬子さまが三笠宮家の当主になられたのは、女性宮家を女性が継承したということになるのでしょう。
信子さまのように民間から結婚で皇室に入った女性が新たな宮家を創設するのも初めて
初めて尽くしの今回の決定。
民間から結婚で皇室に入り、女性皇族となった方に対して、これだけ柔軟に、
かつ昨年の11月に起きた出来事に対応できるのならば、
生まれながらの女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持し、
民間から結婚で皇室に入った配偶者の方とお子様が皇族の身分となることに
いったい何の支障があるのでしょうか?
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
9 件のコメント
SSKA
2025年10月1日
宮家は天皇陛下から賜るもの、そのご意思がなければ幾ら母娘の確執があるからと言ってお忙しい陛下がわざわざ付き合わずに勝手に別居でもさせれば済む話であって、リスクだけの為に先例を作るのはあり得ないと思います。
結婚をきっかけにしない独立は過去に桂宮の例もあるので、今回は陛下のご意思に従う形で衆参正副議長、総理大臣、宮内庁長官、財務相等のトップが集う皇室経済会議の場で女性皇族を男の付属では無く一個の人間として「合法的な手続きを経て正式に了承され予算として計上され、国会議決を実質約束された」事実が過去には無い最も重要な点ではないでしょうか。
影に隠れて分かりにくいですけど天皇の意思が強く反映されたものを国の機関が追認したとして野田代表の皇室会議案に若干近いとも言えますし、総理大臣の意思が働いているのも現在の下らない総裁選(国民や国会を無視した単なる党内抗争)を尻目にと言う事なのでしょう。
母娘の不和が話題の中心となりネガティブな印象強めなのは否定できませんが、宮家設立の条件が改めて皇室から示されたのも更に重要な点かと、「皇室に婚姻で入られて長く過ごされた方」か「皇室でご誕生された方」と言う暗黙が既に出来上がった事で他所者と変わらない旧宮家系養子案は違法かつ当事者の意思にも反すのも含めて認めない意思表示とも受け止められます。
また悠仁様のご成人と重なるのは皇族の「私事」や「家庭内」には政府や国会議員と言えども外部からは恐れ多くて立ち入れず、個人や皇室の意思を守る固い障壁として認めざるを得なくなる状況から一定の反発を予期しながらも家の事は家で、皇室の事は皇室内で決めると皇位継承も先に見据えた上で下されたご決断では無いでしょうか。
国会が非現実な議論で無駄な時間を使い先延ばしをする間に皇室自ら皇族数の問題に着手された、一見私事中心で取り沙汰される中で見えにくい隠れた糸で繋がれた所に公の意思が存在しているイメージです。
しかし一方で女性皇族の将来を決める法案がまたしても頓挫したせいで苦渋で進めている感もあり、国民として大変情けなく感じてもいます。
突撃一番
2025年10月1日
女性皇族の存在感を増し、愛子天皇への抵抗感を無くす為という、陛下のお心もあっての事なのか、それともよしりん先生やちぇぶさんの仰るように、宮家内の確執と、旧宮家養子縁組の為の下準備が理由なのか?
まだわからないけど、ちょっとでも「良い方向」に向かうように、世論誘導がんばろう(笑)
じーま
2025年9月30日
経緯はどうあれ、これで女性宮家の先例ができましたな。
今後について色々と懸念もあるでしょうが、少なくとも先例がないことを理由に女性宮家を否定できなくなりました。
これを機に国会内でも皇室典範改正の議論が深まればいいのですが、果たしてどうでしょうか?
mantokun
2025年9月30日
女性宮家って実現してもよかったの?と一瞬安堵しかけたものの、民意を無視して大多数の国会議員があれだけ抵抗していたのはなんだったのかという疑念は拭えません。
小林先生のブログを拝見するに、先生は懸念の方を強く持っておられるように窺えました。三笠宮家は長らく、信子妃殿下と彬子女王殿下の確執が取り沙汰されていましたし、女性皇族に皇位継承権が認められたことを受けて、ご結婚して独立した宮家を立てられたのならともかく、親子喧嘩による宮家分裂という印象が暗黙のうちに国民に広まってしまうのは、あまり望ましいことではないのかなと…。これまで男系固執派は、唖然とするような屁理屈を次々に繰り出してきたことを思うと、彬子さまが立てられた宮家に旧宮家系国民男子を養子縁組させるなどと言い出しかねません。
SSKA
2025年9月30日
ちゃぶ台返しに対する壮絶なカウンターとも言えますし、野党優勢に冷水ぶっかけようと総裁選を焚き付けながら民意から逃げ続けているドン様は政治家として生きていて惨めとは思わないのでしょうか。
SSKA
2025年9月30日
天皇陛下の思し召しがなければこの決定は有り得ないので、分裂の背景は素直に喜べないものの「宮家」の在り方が時代と共に大きく変わって行くのも動かざる事実と言う事です。
皇室と乖離し続ける人間達のこれからの末路もだんだん決まって既に足下から崩れ落ちそうな所まで来ていますね。
石破総理は馬鹿げた党内抗争によって国会も国政も蔑ろにされ個人としてもぞんざいな扱いを受けながら職責は果たしてくれています。
nonameyet
2025年9月30日
彬子さま、信子さま、宮家継承、創設おめでとうございます。
いやこれは凄い。「事実上の」と付ける必要すらない、正真正銘の女性宮家の誕生です。
しかもこのタイミングかあ・・・・こんな事ってあるんだなあ・・・・・・・・
石破総理、最後に我々に大きな贈り物をしてくれました。今まで本当にお疲れ様でした。
ダダ
2025年9月30日
いともたやすく行われた女性宮家創設に驚きました。
違憲の養子案と異なり、法的な位置付けがない宮家創設は法を毀損しないわけですね。
人間の感情や現実社会を無視した人工的な理想のルール(法)を押し付けるよりも、皇室のことは皇室に。の余白があって良いはずです。
男系カルト議員は、これで生前退位の付帯決議を満たしたと考える馬鹿のはずですが、女性宮家当主と他の女性皇族に関して、皇籍離脱の整合性が取れていません。
皇室典範改正に着手せざるを得ない状況です。
生前退位の付帯決議の効力を発揮するには、このタイミングしかありません。
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政府は、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について、皇族方の御年齢からしても先延ばしすることはできない重要な課題であることに鑑み、本法施行後速やかに、皇族方の御事情等を踏まえ、全体として整合性が取れるよう検討を行い、その結果を、速やかに国会に報告すること。
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京都のS
2025年9月30日
女性宮家が分裂して増えた事実は新らたな女性宮家の創設への抵抗感も減じるか?という期待感を高めてくれます。女性宮家が新たに創設された場合、①結婚後も皇族の身分を保持する、②夫や子の身分も同格とする、③女性当主と子に皇位継承権が付与されるはマストです。
ところで、百合子様が三笠宮家当主となられた時、大河「べらぼう」で法蓮院(田安治察・賢丸の母)が異例ながら田安家の当主となった展開(治察は死に、賢丸は白河藩松平家に養子入りで跡継ぎ無しゆえ)とは相似形だと感じたのを覚えています。彬子様が当主となられる場合は、種姫(賢丸の妹・家治の養女となって家斉に嫁ぐ話が立ち消えに)が田安家当主になるような展開でしょうか。スミマセン。「べらぼう」に嵌り過ぎで(笑)。