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【高校野球】上尾が接戦制す 武蔵越生、坂戸も3回戦へ


上尾―星野 6回裏上尾2死二、三塁、菊池が中越えに勝ち越し2点三塁打を放つ=UD上尾
武蔵越生―伊奈学園 5回2/3を1失点に抑えた武蔵越生の先発青山
 (第2日、27日・UD上尾ほか)

 4球場で2回戦8試合を行い、上尾が7―5で星野との接戦を制した。武蔵越生は伊奈学園に3―1で競り勝ち3年ぶりの3回戦進出。前回王者浦和実は越ケ谷に6―4の接戦の末勝利した。

 坂戸はBシード山村学園を4―2で破った。松山は7―3で開智未来に快勝。叡明、西武文理、昌平はそれぞれコールド勝ちで3回戦に駒を進めた。

 第3日は28日、県営大宮など4球場で2回戦8試合が行われ、16強が決定する。

■主砲の一振りで決着

 上尾は主砲の一振りで試合を決めた。5―5で迎えた六回2死二、三塁。4番菊池が外角低めの直球を中越えに運び、走者2人を生還させ自身は三塁に到達。「自分がかえすしかないと思っていた」と1年生の新4番が役割を果たした。

 2番手辻岡は三回無死一、二塁で緊急登板し3点を失うも、四回以降は相手打線をゼロに封じた。3―5の四回には同点2ランを放ち、自身の失点を取り返した。「無失点に抑えたかった」と勝利の後にも反省を欠かさなかった。

■光る小技と投手力

 武蔵越生は計8犠打飛の手堅い攻撃と投手力で接戦を制した。安打数では相手に劣ったが、バントで確実に走者を進め得点に結び付けた。泉名監督は「(各選手が)できることを着実にやった結果」とつなぐ野球に徹した選手たちをたたえた。

 守備では投手3人の継投で相手打線を封じた。先発青山は「試合をつくる力には自信がある」と5回2/3を投げ1失点の好投。走者を背負っても平常心で投げ抜いた。七回からはエース笹原が登板し3回をゼロ封。投手力の高さを見せつけた。
2025/09/28 04:00:00
記事提供:埼玉新聞

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