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【高校野球】浦和麗明、初の4強進出/県


秀明英光―浦和麗明 1回表浦和麗明2死一、二塁、八木が左翼線に先制の適時二塁打を放つ=レジスタ大宮
▽準々決勝
浦和麗明6―3秀明英光

 戦評…浦和麗明は奥村、北村の継投で序盤のリードを守りきった。浦和麗明は一回、八木の適時打で先制し、二回に1点、三回に2点を追加。五回には4安打を集中させ、リードを6点に広げた。投げては先発奥村が6回2失点で試合をつくり、右腕北村が3回1失点と反撃を最小限に抑えた。秀明英光は9安打9四死球で好機を築くも、14残塁と攻めきれなかった。

■序盤に攻勢、要所締める/浦和麗明

 序盤のリードを守り切った浦和麗明が、春夏秋を通じて初の4強に勝ち上がった。一回2死一、二塁、八木の適時二塁打で先制に成功。「思い切り良く振ることだけを考えた」と甘い変化球を左翼線に運んだ。これで勢いづいたチームは、三回までに4点を奪った。

 投げては先発奥村が6回2失点と試合をつくった。毎回走者を背負いながらも要所を締める投球で逆転を許さず。「球は荒れていたが、粘って2点で抑えられた」と振り返った。奥村は2本の二塁打を放つなどバットでも勝利に貢献した。

 切れ目のない打線とエース剱持が控える層の厚い投手陣で、創部8年目で初の準決勝に進出した。関東出場が懸かる次戦の相手は花咲徳栄。佐藤監督は「壁は高いが全力でぶつかっていく」と意気込んだ。

■数多くの好機も攻め切れず敗戦/秀明英光

 秀明英光は9安打9四死球と毎回のように走者を出したが攻め切れなかった。最大6点差から反撃に転じ2点を返し、七、九回には満塁の好機をつくったが、ここぞでの1本が出なかった。初の4強入りまであと一歩の敗戦に秋山監督は「選手たちと新しい扉を開こうと話していた。今大会でチームの成長を感じた」と今後に向けた手応えを口にした。
2025/10/03 09:35:00
記事提供:埼玉新聞

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