富士通系、オープンRANで台湾企業と提携 製造現場を開拓
富士通の通信関連子会社の1FINITY(ワンフィニティ、川崎市)は1日、台湾システム企業の辰隆科技(トランスネット)と提携すると発表した。複数メーカーの機器を組み合わせて通信インフラを構築する「オープンRAN(ラン)」で組む。高速通信規格「5G」を駆使し、日本や東南アジアの製造現場などに向けネットワーク環境を築く。
ワンフィニティのネットワーク技術、トランスネットの基幹通信網などを組み合わせる。両社の通信関連機器も活用するほか、システム構築でインド企業も協力する。サービスは2026年から提供する予定。
台湾の経済部産業発展署などが1日、大阪市内で日台経済連携発表会を開いた。立憲民主党の塩村あやか参院議員が登壇し「大国同士の対立が深刻さを増す中で、地理的にも価値観の上でも近しい台湾と日本が、両国にとってますます重要な存在になっていく」と通信の民間連携への期待を述べた。