倉田真由美氏

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 漫画家の倉田真由美氏が2日、X(旧ツイッター)を更新。イスラム教徒による“闇土葬”に言及した。

 日本は土葬ができない墓地が大多数で、34万人とも言われる日本に住むイスラム教徒にとって問題となっているのが墓不足。全国で土葬可能な墓地は10か所ほどだ。そんな中、埼玉県にある土葬可能な墓地が“闇土葬”の被害に遭った。

 モスク関係者を名乗るパキスタン人が同霊園に無許可で14体もの遺体を土葬していたという。重機を使い、区画外の場所に勝手に墓地がつくられていたといい、警察が介入する事態に…。「200万円支払う」という念書を取り交わしたものの、彼らは1円も支払わず姿を消してしまった。同墓地の管理人は「こんなの遺体遺棄と同じ」と憤っている。

 倉田氏はこの経緯を報じる記事を引用し「闇土葬?死体遺棄と違いが分からない。これ、きちんと警察や司法は動くの?」と疑問の声をあげた。

 さらに「しかも14体って。どういう状況の死なのか、殺人などの可能性はないのか?逃げてしまった当事者の行方は?無法がまかり通ってしまっている」とつづった。

 続けて今回の事態について「『闇土葬』って、死体遺棄でしょ。新しい用語を無理やり作って犯罪性を曖昧にするのはやめてほしい。『外国人だから仕方がない』と追求しないのであれば、ある種の外国人特権になってしまう」と持論を展開している。

 イスラム教徒のための土葬可能墓地をつくる計画は大分県などで出ていたが、水質汚染問題を懸念する住民からの反対の声などがあがり、中止となっている。