拉致問題を考える埼玉県民の集い

 北朝鮮による拉致問題を風化させず、より多くの県民に理解してもらいたいと「拉致問題を考える埼玉県民の集い」がさいたま市で開かれました。

 集いには、拉致被害者で2002年に帰国した蓮池薫さんと曽我ひとみさんも出席し、拉致問題の早期解決を訴えました。

 蓮池さんは参加したおよそ500人を前に、親の世代がいなくなるまで拉致問題を長期戦に持ち込もうとする北朝鮮を焦らせるためには、若い世代への啓発が必要だと呼びかけました。

 また、曽我さんは何気ない日常生活を奪った拉致という犯罪を生涯、許すことはできないとし、共に拉致された母親を取り戻すためにも拉致問題の早期解決を訴えました。

 最後に、拉致被害者全員が帰国することを願い、参加者全員で「ふるさと」を歌いました。

東京五輪金メダリストの柔道教室

 寄居町出身で、東京オリンピック柔道女子金メダリストの新井千鶴さんによる柔道教室が、上尾市の県立武道館で開かれました。

 金メダリストの技や、強くなるための秘訣を子どもたちに伝えたいと開かれた柔道教室には、県内の小学1年生から6年生の児童およそ100人が参加しました。

 新井さんは、感謝の気持ちを忘れないことや人として当たり前のことを一つ一つ積み重ねることの大切さを伝えたあと、楽しく柔道をする気持ちを常に大事にしてほしいと子どもたちに伝えました。

 そして、立ち技から寝技によどみなく移すコツや、立ち技の連絡技で足の置く位置の大切さなどをアドバイスすると、子どもたちは打ち込みや乱取りで実践しながら、金メダリストの技を学んでいました。