裸一貫から億単位を稼いだ猛者も! 過激化する「沖縄のヤミ金」に地元当局も警戒中
沖縄は、47都道府県の中で県民の所得がひときわ低いことで知られる。県が公表した2022年度の1人当たり県民所得は224万9000円で全国最下位。同年度の1人当たり国民所得は327万4000円となっており、沖縄県民所得との間では実に100万円超の開きがある。 こうした経済事情もあってか、生活のために借金を重ねて多重債務に陥る県民が後を絶たず、そうした人たちを食い物にする違法なヤミ金業者がのさばり続けてきたという実態がある。 「もともと沖縄には『模合(もあい)』という独特の風習も根付いています。友人や知人、親族で会費を持ち寄って定期的に会合を開き、集まった会費を参加者のひとりに貸し付けるというシステム。『ゆいまーる』という言葉に象徴される、相互扶助の精神が根付く沖縄独特の慣習ですが、貸金業法の規制に牴触するグレーな部分があるのは否定できない。 そんな事情もあり、ヤミ金が根付きやすい土壌があるのに加え、いわゆる『うーまくー(やんちゃ)』な不良少年たちが、ヤミ金のノウハウを仲間内で伝授しあってきた〝伝統〟もヤミ金業者がなくならない要因のひとつになっています」(地元関係者) 沖縄では、中型免許が必要な125CC以上のスクータータイプの中型バイクを目にする機会が多い。沖縄を南北に縦断する国道58号線で車を走らせると、渋滞をすり抜けてバイクを爆走させるヤンキー風の青年たちの姿が目に入ることだろう。 「彼らの多くは、ヤミ金業者です。やんちゃな若い子たちの間で、『ヤミ金』というのは金を稼ぐ手段のひとつとして定着している面があります。彼らが好んで使う半帽型のヘルメットは『ヤールーメッタ―』と呼ばれて人気のアイテムのひとつにもなっている。タイト目のジャージ上下などもヤミ金ルックの定番で、彼らは一種のトレンドリーダーのような存在もあるのです」(同) ■本土式の手法流入に警戒 沖縄のヤミ金の特徴としてあげられるのが、債務者に対する対応だ。