- 『ハリー・ポッター』シリーズなどで知られる作家J・K・ローリング氏が9月14日(現地時間)、ハッシュタグ「#RIPJKRowling(J・K・ローリングよ、安らかに眠れ)」でツイッターでトレンド入りした。
- ローリング氏は生きている。だが、同氏の最新作に女性を殺害するために女装をする男性の連続殺人犯が登場することが分かり、ファンの怒りを買った。
- 人々は最新作のストーリーと、トランスジェンダーの人々に関するローリング氏のこれまでの発言を結びつけている。
『ハリー・ポッター』シリーズなどで知られる作家J・K・ローリング氏がツイッターで糾弾されている。最新作に女性を殺害するために女装をする男性の連続殺人犯が登場することが分かったからだ。
ローリング氏はトランスジェンダーの人々について、物議を醸すようなさまざまなコメントを出している。ジェンダー・インクルーシブな言葉をからかったり、若いトランスジェンダーの人々に対する彼らのジェンダーを肯定するようなケアを止めるよう呼びかけるなどしてきた。
テレグラフのジェイク・ケリッジ(Jake Kerridge)氏はローリング氏の最新作について、シスジェンダー(注:生まれたときに割り当てられた性別と性自認が一致していて、それに従って生きている人)の女性を殺害するために女装をする男性連続殺人犯が登場し、「(小説の)教訓は"女装した男性を絶対に信じてはいけない"ということのようだ」と書いている。
ネットフリックス(Netflix)のドキュメンタリー『トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして』でも指摘されているように、「女装した男性殺人犯」という比喩はトランスジェンダーの女性たちが凶暴な殺人犯でサイコパスだとほのめかすものだ。それは『羊たちの沈黙』や『サイコ』といった映画でも使われてきた。
ツイッターでは、ユーザーたちがハッシュタグ「#RIPJKRowling」を使って、改めて不満の声を上げている。
ローリング氏を『ハリー・ポッター』の敵役と比べるユーザーも
人々が彼女の本を買うのを止めて、出版社が彼女を見放すのに、ローリングはあとどれだけ露骨に自分がトランスジェンダー嫌いだと言わなきゃいけないの?
要するにJ・K・ローリングはドローレス・アンブリッジになったってこと。ものすごく偏った自身の考え方に固執して、それがどんな損害を生もうと自分の正しさを確信するためにどんなことでもする。
#RIPJKRowling トランスジェンダー嫌いなら、ジョアン(注:ローリングのこと)はおとなしくしているべき。
彼女は死んだりしたわけじゃないけど、彼女のキャリアと評判に比べたらトム・リドルの方がよっぽど生きてる。
@jk_rowling、このストーリーの中ではあなたこそ悪党。
[原文:Why 'RIP JK Rowling' is trending, even though the author is still alive]
(翻訳、編集:山口佳美)