東京新聞の「高市叩き」に悪意を感じる…「奈良のシカ」を使って落選運動に突っ走るマスコミの非常識
■奈良県の公的記録を確認 奈良県および東京新聞記者の間で、どのようなやり取りがあったのかについても、公的な記録が「Q&A形式」で残されており、それを確認することができた。 この件に関して、朝刊記事が掲載される前日、すなわち9月22日頃、東京新聞の男性記者(記者名については把握しているがここでは控える)が午後6時頃に奈良県側へ電話をかけ、取材を行った。すなわち電話取材であり、記者が現地を訪れたものではない。 この取材に対応したのは、奈良県観光局奈良公園室である。誰が対応したかについても把握しているが、同様に公表は差し控える。 やり取りの全文記録があるわけではないものの、おおよその質疑応答の概要は記録として残されていた。 ---------- 【東京新聞記者の質問内容】 高市氏が演説で述べた“鹿への暴行”、特に“外国人による加害行為”について、実際の状況はどうなのか。 【奈良県側の回答概要】 高市氏から奈良県への直接の問い合わせはなかった。よって、発言がどのような情報に基づくものか、またその真意についても奈良県としては把握しておらず、コメントする立場にない。 一方で、奈良県としては不適切な行為があることは認識している。 しかし、県のパトロールや鹿愛護団体による活動の中で、「外国人が意図的に鹿を殴る・蹴る」といった行為を確認した事実はない。 ---------- 要するに奈良県の見解は、「そうした暴行行為を確認した事実はないが、断定的に“なかった”とも言っていない」というものである。すなわち、奈良県側としては状況を完全に把握しているわけではなく、あくまで「確認されていない」との立場を取っていることになる。 ■東京新聞の報道には悪意を感じざるを得ない このように、公的な発言や取材内容が記事としてどのように編集・構成されたのかを検証することは、報道の信頼性を判断する上でも極めて重要である。 つまり、奈良県が公的に残した記録によれば、「外国人による暴行が横行している」との事実は確認していないが、不適切な行為そのものは認識している。東京新聞はこれをもとに「外国人の暴行は横行していない」と断定的に報じているが、その記述は不正確であり、意図的な誘導、あるいは悪意すら感じざるを得ない。 奈良県自身が「不適切な行為があることは認識している」と明言しており、加害者が日本人か外国人かは特定されていないものの、少なくともそうした行為が存在していることは否定していない。しかし、東京新聞の記事ではこの重要な点に触れられておらず、事実の一部を省略する形で報道がなされている。