ブルーアーカイブRTA 称号「崇高」獲得まで 作:ノートン68
前回のあらすじ
存在しない記憶
「一目惚れと言うやつだ、私は君を愛している。」
・ほのかに紅く、恍惚に充ちた表情。
・向けられたその眼は酷く濁っていた。
(好感度が伸びるのが)早い!!
単なる容姿に一目惚れしたような感じじゃない!!
なら何だ!?
分からん!!
分からねば!!!
私は正常にもどった!!
はい、少し無量空処をくらいましたが屁でもありません(瀕死)
怖いよ、何でホモ君に一目惚れしてるの?そして何故それを全員揃ってる場面で言うの?
別に告白自体はいいんです。
もとから仲間に引き込むつもりでしたし、敵対関係から始めるよりはよっぽどやりやすいので。
何で一目惚れしたか分からないのが不気味ですがね。
ただねぇ……。
・謎の頭痛がする、酷い気分だ。
「オーナー指示をください。コイツはココで……」
ご覧の通りホモ君達のストレス値が爆増してます。
お前やっぱりホモじゃないか!!(歓喜)
他メンバーも、特にリーダーのストレス値が急上昇してます。
言葉の意味を理解してないのか、変化がないのはアリスちゃんだけですよ。
なんて事してくれたんだオメェ……。
でも許しちゃいます。
この先脳筋ブッパだけだと結構きつい場面があるので、搦手の使えるキャラは欲しかったんですよねぇ。
兎1人だと過労死しちゃうし(114514敗)
とりあえずヒートアップしてるリーダーちゃんは宥めましょう。
・「落ち着け、なんの為に拘束したと思っている。」
「お言葉ですが私は納得していません。貴方の顔に泥を塗ったこの女を、あろう事か仲間に引入れるなど。」
うーんこの忠犬っぷり。
やっぱリーダーを……最高やな!
リーダーちゃんの言わんとしてることは分かります。
「これ以上問題児増やしてどうするつもりだ」って事ね。
ただコレ、RTAなんですよ(血涙)
・「君の気持ちは有難いが、今はとにかく重宝できる戦力が欲しい。」
「随分と高く買ってくれてるね。」
そりゃ買いますよ。
数少ない化学関連の生徒、それも引き抜いても面倒事がない生徒なんて。
しかも『神秘』関連に見識のある生徒となれば彼女だけでしょう。
ばら蒔いたのが『偽神のカケラ』で無ければもっと良かったんですけどね(ため息)
・「話は分かっただろう………どうする?」
「いい、仲間になってあげよう………けど、」
「この期に及んで貴様───」
「他は必要ないかな。」
・『薬効』発動
・麻痺状態が付与された。
「力が抜け──ッ!?」
あれま、拘束を外されましたね。
まぁ想定内です、何か仕込んでるのは想定してました。
スキル『薬効』は敵味方1人にバフ&デバフを付与できるスキルです。
何気に入手難度の高いスキルになります(走者殺し)
取得するには山海経の錬丹術研究会か、トリニティの救護騎士団、ゲヘナの救急医学部で一定期間経験を積む必要があります。
麻痺状態は数ある状態異常の内の1つで、キャラの攻撃力と敏捷を半分にします。
直接的なダメージにはなりませんが、決まると鬱陶しいことこの上ない。
短期決戦向きの麻痺をバラ撒けるキャラはこのゲームでは貴重です。
毒や延焼と違い効果は一定時間たつと治ります。
長くても持続時間は20秒程度でしょう。
リキャストタイムも計算に入れたら、そこまで驚異でもありません。
コ↑コ↓テストに出ます。
それに───
「解析完了、麻酔薬。」
「驚いた、1滴で動けなくなる薬のはずだがねぇ?」
AL-1Sのスペックならゴリ押しで盛り返せるんですねぇ!!
元々火力とスピードに極振りしてたので戦闘が専門じゃないカイ程度ならいとも容易く倒せます。
・カイはすんでのところで回避に成功している。
「早いな君、人間じゃないだろう?」
「……返答、そっくりそのままお返しします。」
……あれ、結構いい勝負してね?
おかしいですねぇ、もうとっくに倒しててもおかしくないんですけど。
何か重要な事を見落として───
スキル『薬効』
敵味方1人にバフ&デバフを付与
※状態異常は付与されない
アッ……。
おれ、何かやっちゃいました?
NPCの分際で調子乗りやがってぇ……!!
おおかた爪に麻痺薬を仕込んでましたね。
『薬効』の効果は恐らく身体強化系のバフを選択したはず。
そうでないとAL-1Sに近距離でここまで食らいつけるはずが無い。
どうする?ほかの3人は射程範囲が広すぎるし……。
メンバー3のモルタルでAL-1Sごと捕獲網で捕獲するか?
「君の事も興味深いけど──」
・『瞬』発動
待て、ちょっと待て。
「今は引っ込んでてね?」
CHAIN
・『発勁』発動
・AL-1Sが軽く吹っ飛ばされた。
アバババババッ!?(錯乱)
『瞬』と『発勁』ですって!!?
何でカイがバチバチの近距離戦闘スキルを持ってるんですか!!?
おかしいよ!!君もっと搦手使うキャラの筈だよね!?
で、でもたまだ護衛は残ってますいくらカイでも3人相手なら勝てる!!
・『瞬』発動
「消え───オーナー!!」
・カイが一直線に此方へと飛び込んでくる。
アビャーッ!!?
バブッ、バブブブブーッ!!(幼児退行)
嫌じゃ嫌じゃ、再走は嫌じゃ!!
「君を連れ出したら、どこへ行こうかな?」
・『瞬』発動
なんてね♪
初見殺し発動!!
・「その技は奇襲用だ、無闇に使う技じゃない。」
・『ワープ』発動
・目的地:リーダー
「ッ!?」
タイミングを見計らって〜?
「くたばれ、変態が。」
・『崇拝者』発動
・カイはガードしたが反対側の壁へと突っ込んだ。
「──ッ!!」
「今です!!」
・『蒐集家』発動
・再びカイの拘束に成功した。
ナイスでーす。
予想外のことで少々取り乱しましたが、ついこの前に『瞬』の仕様は頭に入れてます。
戦闘経験の少ないカイにカウンター入れるくらい訳ないんだよなぁ(暗黒微笑)
「……君もとてつもない腕力だね、神秘強化の賜物なのかな?」
・ガードした腕が異常な方向へ曲がっている。
うわぁ、痛そう(小並)
腕がプラプラしてる、よくそれで済んでますね。
ま、死んでなかったらOKです。
・「ブラフで此方の動揺を誘うつもりだったのだろうが、私達には効かない。」
「いや、告白は本心なのだがね?」
・「…………。」
これマジィ?
まぁ好感度高い分には困りませんが。
でもなぁ、怪しいんですよねぇ。
ママエアロ。
ここからが本番です。
彼女を此方へと引き込みます。
『偽神のカケラ』をばら蒔いた一因がホモ君にもあると認めつつ、「でも大元の原因は君で、君には責任を取ってもらう」的な発言をします。
ま、元々好感触だったので心配はしてませんが。
「仕方ない、我慢するよ。」
・勧誘に成功した。
ヨシッ!!(適当)
『契約書』が残ってれば良かったんですがねぇ……。
最近は忙しくて黒服に会えなかったし仕方なかったね。
仲間に入ったのでステータス確認を。
名前:申谷カイ
性別:女
所属:ゲマトリア
スキル:『薬効』、『霊薬作製』、『発勁』、『化勁』、『瞬』
状態:『共鳴』
はい、状態欄に見た事ない症状が表示されてますね。
『共鳴』は細かいことがあまり解明されていない状態異常です。
『狂人』の様な何らかの条件を満たすことで恩恵が付与される状態異常です。
そして付与されたキャラはよく原作を無視した行動を起こすといった傾向があります。
というか『化勁』も使えるんですね。
他に持ってるのレイジョくらいしか見た事ないですよ。
これも『共鳴』の影響なんでしょうか。
・携帯端末に着信が入る。
・黒服からだ。
・またゲマトリアの集会が始まるらしい。
今回はここまでです。
次回は恐らくゲマトリア集会に呼び出されると思います。
ご清聴有難う御座いました!
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〜デュカリオンの箱舟〜
「いやぁ、思った以上に研究設備は充実してるねぇ。」
「………。」
新しく仲間を加えた現在、箱舟はゲヘナのアビスへと進んでいた。
ホモとコユキが最低限の旅行を済ませたあと、彼らは直ぐに山海経を出立した。
リーダーは新しく入ったカイに箱舟を案内していた。
他でもないホモの命令で。
リーダー達チームⅤは、現状ホモの期間付きの限定私兵である。
近々エデン条約での行動に向けてアリウスが色々と動いているのもあり、彼女達がホモの下に居られる日数もあと僅かだろう。
今生の別れでは無い、エデン条約での行動が成功するまでの間だけだ。
ただ自分たちが一時でもホモの下を離れると思うと、怒りのようなやるせない感情が湧いてくる。
断言しよう、リーダーはココ最近で1番機嫌が悪かった。
そういう事もあって、本来ホモのことを優先するリーダーはカイの勧誘に否定的だった。
そして噛み付いた本人はと言うとピンピンしていた。
少なくとも骨は折れていたはずだ。
「おい、何でもう普通に動けるんだ。」
「回復薬程度は準備してるさ。多少のダメージは残るがね?」体力使うから疲れるしね。
なるほど、オーナーが引き込むレベルには有用である様だ。
現在、仲間の内ではコユキ以外は全員戦闘特化。
オーナーの研究で役立てる事はないかとつくづく思っていたが、彼女であれば適任だろう。
割と楽しそうに施設を見て回るカイを端目に次の部屋へと歩を進めようとすると、カイが話しかけてきた。
「もっと噛み付いて来ると思っていたのだがね?」
「非常に腹立たしい事にオーナーは貴様を仲間だと認めた。なら私はその決定に従うだけだ。」
「だがもし、オーナーに仇なすことがあれば……。」
そう脅すような発言をして振り返ると───
私はほぼ反射的に死角へと拳を叩き込んだ。
すると
後ろへ視線を移すと、イタズラが成功した悪ガキの様な顔をしたカイが拳を受け止めていた。
相手の死角へと隠れるコイツの歩法は心臓に悪い。
私が抗議の目を向けると、奴はニヤついた。
「怖いなぁ、ちょっと揶揄っただけだよ。」
「……。」
「私は本心から君とは仲良くしたいんだ、なんせオーナーに愛ほどに重い感情を抱いているのは君くらいだからねぇ。」
そう言えばコイツはオーナーに愛だの何だ言ってたな。
リーダーはバカバカしそうに鼻で笑い飛ばした。
「何を言うかと思えば………貴様のソレと同列に扱うな。」
リーダーのソレは決して愛のような低俗なものでは無い。
愛は相手に対価を求める物、リーダーはそんな物を望まない。
あるのは底なしの献身。
「あの人には十分与えられた、だから私は彼の言うことは何だって聞く。」
「……彼に求められたらなんでもするって?」
「そうだ、必要ならこの命さえもな。」
オーナーが白といえば黒であろうとも白。
言われるかはともかく、自殺を命じられれば喜んで差し出す。
他のメンバーの殺害を命じられても迷わず遂行してみせる。
「少し喋りすぎた、さっさと済ませるぞ。」
少なくともコイツの仕草から愛(笑)の重さは伝わった。
そこは認めてやってもいいか。
「もう焼かれちゃったかぁ。僕が言えた事じゃないけど、罪作りな男だよホント。いや、今は骨か。」
次回は小説→RTAパートになる予定です。