清隆君と帆波ちゃん12
書いてる途中で長くなりすぎた。
仕事でかなり疲れたのであまり頭が纏まらないので今日はこの辺で投稿していきます。
それにしても際どいシーンをかいたら一気にフォロワーとブックマークが増えました。
一日うきうきしながら仕事しておりましたよ。
俺。早く仕事を終わらせていちゃいちゃSS書くんだ……。
と言う訳でクリスマスパーティですが纏まりきらなかったので前半だけ投稿します。
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朝起きてみると時計は12時を指していた。
どうやらあまりの寝心地の良さに寝入っていたらしい。
昨晩あんな事があったせいか、夢の中で帆波に誘惑されるという恐ろしい夢を見た。
今日からどんな顔をして会えばいいんだ?
それに昨日の櫛田の件も考えなければならない。俺は今後、軽井沢と同時に櫛田にも目をかけなければいけない。
その上でDクラスを操ってAクラスを目指す。これはかなりの無茶振りじゃないか?
果たして卒業する頃には俺の精神はどうなってることやら……。
とにかく約束してしまったものは仕方ない。最悪の場合表舞台に立つ覚悟はある。
どうせ帆波と付き合ってる事も近いうちにばれて目立つだろう。
その時に俺が力をつけているのと居ないのでは状況に変化があるからな。
クリスマスパーティーは18時に開催になる。帆波は生徒会の仕事で先に現地入りしているので俺はゆっくりと今後のプランについて考えるとしよう。
帆波Side
「そのテーブルはそっちの壁際にお願い。中央のテーブルにはプレゼントを置くのでテーブルクロスは無しで」
私は今、生徒会の一員としてパーティー会場の設営を行っている。
「おい。一之瀬。このクラッカーは各テーブルでいいんだよな?」
神埼君が声を掛けてくる。
「うん。各テーブルに人数分だけお願い」
神埼君だけではなくBクラスの有志が集まって私を手伝ってくれている。
「帆波ちゃん。こっちも手が空いたけどどうしたらいい?」
千尋ちゃんが頼んでいた飾り付けを終えて戻ってきた。
私は作業進行を頭の中で思い浮かべると。
「じゃあ、料理取ってきて貰えないかな? そろそろ出来上がる頃だから」
「了解だよ」
千尋ちゃんは笑顔を向けると周りにいた女の子達を引き連れて調理場へと向かっていった。
「一之瀬君。作業は順調か?」
「南雲生徒会長」
私が振り向くと。そこには南雲生徒会長が立っていた。
私達の数倍の仕事をこなし終えたのか、堂々とした様子で会場に入ってきた。
「あと少しで設営が終わります。そしたら私達は衣装の貸し出しに回ろうと思います」
「そうか。Bクラスの有志が手伝ってくれたお陰か、順調なようだな」
「皆私の大切なクラスメイトですから」
会長にクラスメイトを褒められて私も悪い気がしない。ついつい頬が緩むと笑顔で返してしまった。
「今年のBクラスも優秀な人材が揃っているようだな。これは二年連続でクラスが入れ替わる可能性があるかもしれないな」
「もちろんです。私達はそれを目標に頑張ってきていますので」
「だが、上ばかり見ないように。下に足元をすくわれることも考慮したまえ」
「大丈夫です。Cクラスには油断していません」
あの龍園君がいるクラスを相手に油断なんて絶対にありえない。
「Dクラスにも要注意人物はいるようだがね」
「南雲生徒会長?」
「いや。なんでもない。それでは設営頑張ってくれ。俺は本部の方にいるからパーティー開始まで書類仕事をしている」
なんとなく会長が気になる人物の名前が聞きたくなったが、それは後ほどでも良いかな。今は設営を優先しなきゃ。
「ふー。疲れた。まさかこんなに大変だとはな」
あれから全ての設営を終えた私達は休憩室で一端休むことにした。
「神埼は日頃の運動が足りて無いんじゃないか? サッカー部入れよ」
柴田君がいつものように神崎君を部活に誘っている。確かに神埼君って運動神経いいのに部活やらないからもったいないんだよね。
「俺は団体活動が苦手なんだよ。そんな事よりお前、昨日のオリエンテーリングどうだったんだ?」
「俺か? 平田とペアだったからな。スポット探しで走り回ったさ。それより神埼の方が俺は気になるな」
そう言って柴田君は笑みを浮かべた。
「あっ。私も気になってたんだよね。夢ちゃんとペアだったよね!」
クラスメイトの交友も私にとっては大事なのだ。
「つってもオリエンテーリングだからな。スポット探しで走り回ったしそういう雰囲気にはならなかったぞ」
神埼君は極自然にそう言った。夢ちゃんもお気の毒に。神埼君は妙に冷めてるからね。好きになった人は大変だね。
遠くで雑談をしている千尋ちゃんと夢ちゃんを見る。楽しそうに話しているところを見ると、昨日の話をしているのかも。
「そういう一之瀬こそ、彼氏とはどうなんだ?」
「にゃっ! かかか、彼氏なんて……」
余計な事を突っ込んだ私に神埼君からカウンターが入った。
一応、私と清隆君の関係は秘密という事になっている。それでも噂はもれるものというか、Bクラスでは神埼君にしか話していないのに全員が知っているような感じだし。
「一之瀬が彼氏作ったって話のせいでBクラスの半分の男子は号泣してたからな」
「嘘だよそれ。だって私告白されたことすら無かったし」
神埼君が余計な事を言うので言い返す。千尋ちゃんの告白はノーカウント。女の子同士だったし……。
「それで? 彼氏とは甘いクリスマスを過ごしたの?」
いつの間にかこっちにきていた千尋ちゃん達が会話に混じる。
「えっと……その……あのね?」
私は言いよどみながらも顔が赤くなってくる。昨晩の清隆君の情熱的なキスとその後の感触が思い出されたからだ。
「白波。一之瀬がそんな積極的に行動できるわけ無いだろ? 精々相手を勘違いさせて弄ぶぐらいだ」
「むっ。私だってやるときはやるんだからねっ!」
神埼君の言葉に私は咄嗟に言い返す。
「嘘っ! じゃあ帆波ちゃんはもう体験しちゃったの?」
夢ちゃんがショックを受けた顔をする。
「やっ。まだだけどさ……っていうかこの話続けるの?」
私としてもクラスメイトに赤裸々な話を続けたく無いんですけど。
「まあ、実際彼氏は大変だよな。一之瀬は無防備すぎるし。きっと我慢できなくてその後抜いたと思うぞ」
柴田君が何やら言っている。抜くって何をかな? 大根? ジャガイモ? サツマイモ?
私が主語を想像していると。
「柴田君っ! 帆波ちゃんの前でなんてこと言うのよっ!」
夢ちゃんが怒り出した。日頃温厚な性格なのでこうしてクラスメイトに怒るのは珍しい。
「ねえ。神崎君。抜くってやっぱり根野菜か何かなのかな?」
私は夢ちゃんが怒った原因について質問する。
「さあな。そういうのは綾小路に聞いてみるといい。素直に答えてくれるかもしれないぞ」
むう。どうやら男の人にとっては共通の認識みたい。清隆君答えてくれるかな? 後で聞いてみよっと。
「さあ。そろそろ休憩終わりにして作業に戻ろうか。折角のパーティーなんだから盛り上げて行こう」
私が音頭をとると皆は会話を切り上げて作業に戻ってくれるのだった。
綾小路Side
「清隆君。この格好どうかな?」
「きよぽん。タキシード似合わないね」
俺は今。二人の女に囲まれている。
赤いイブニングドレスに身を包んだ愛里。肩を露出させているのは問題ない、それ所か強調されている胸。眼鏡を外し、髪を縛るのをやめた上、うっすらと化粧を施している。
自信なさ下に様子を伺っているが、何処からどう見てもアイドルの雫が目の前にいた。
対するは、淡い青のワンピースドレスに身を包んだ波瑠加。こちらは青い髪とマッチしていて似合っている。もっとも本人の性格というか資質の問題なのだが、愛嬌のある笑顔はドレスを着ているのにどこか親しみや
すすぎてどうにもお洒落という感じはしない。
「二人とも似合ってるな。まるでテレビに出ているアイドルみたいだぞ」
そんな二人に対して俺は当たり障りの無い言葉をチョイスする。こういう場面で褒めないのは男としての度量が無いと思われ。褒めすぎるとたらしという称号がつくからだ。
「ほんときよぽんはこんな美少女を二人も侍らせてさ、周りの男達が嫉妬の目を向けてきてるよ」
波瑠加が悪戯な声でニシシと笑う。
「それにしては参加者が少ないような? 確か結構な人数が参加したんじゃなかったけ?」
周囲を見渡してみると、男女のカップルが結構目立つのだが、オリエンテーリングに参加していたカップルの数はこんなもんじゃないはずだ。
「あっ。それは多分……」
愛里が何か思い当たる節でもあったのか言いよどむ。
「玉砕したらこういうパーティーにも参加し辛いよねー」
なるほど。元々カップルになるつもりでペアを組んだ人間も多いと聞く。その中でも「えっ? クリスマスに一緒に過ごしたからって恋人面しないでよね。勘違いさせてごめんなさい」と砕け散った男達が思ったより
多かったらしい。
「それは残念な奴らだな」
俺は勘違いから玉砕していった漢たちに合唱するのだった。
「お待たせ。清隆君。長谷部さんも佐倉さんもきてたんだ?」
唐突にその人間は現れた。オレンジのドレスに身を包みこちらに近寄ってくると俺の腕を取る。
「櫛田。着替えてきたのか?」
俺は会話に混ざってきた人間に話しかける。
「うん。すごいよね。色んなドレスがあったから選ぶのに時間掛かっちゃった」
そう言って至近距離から見上げてくる。櫛田が選んだドレスは肩が完全に露出していて胸元が見えるようになっている。背中から腰までにかけて理想的なシルエットを描いているせいか、周囲にいる生徒も櫛田の格好
に釘付けになって、隣の女の子につねられている。
「良く似合っているぞ」
「そう? 清隆君もかっこいいよ?」
そんなやり取りをしていると。
「清隆君。いつから櫛田さんに下の名前で……?」
「えっ? 何? もしかして付き合ってる?」
愛里と波瑠加が知りたそうな顔で俺に問いかけてくる。
「昨日のオリエンテーリングからだな。俺は別に櫛田を下の名前で呼ぶつもりは無いんだが」
「えー。私は気にしないよ? 清隆君ともっと仲良くしたいし」
この態度はぎりぎりなのだろうか? 仲の良いクラスメイトなら当然な気がするが、距離に関しては近いのでやめて欲しい。
「あまり調子に乗るなよ?」
俺は櫛田の耳に口を寄せると忠告しておく。
「うう…………内緒話」
「んまぁ!」
何故か泣きそうになる愛里と口に手を当てて驚く波瑠加。お前は近所のおばさんか?
「うん。わかった。そういうのは後で二人きりでね」
何を解ったのか? 櫛田は俺の耳打ちに対して意味ありげな言葉を残すと手を離した。
会場の明かりが一瞬で全て落とされる。
そしてステージのみに明かりが照らされる。
『レディースエンドジェントルメーン。本日は高度育成高等学校主催のクリスマスパーティーにようこそおこしくださいました。これより今年一年の締めとしまして、開会の挨拶を南雲会長より行わせて頂きます』
司会をしているのは帆波。淡いグリーンのドレスに身を包んで壇上でマイクを握っている。会場の人間も帆波に見惚れていた。
『生徒会長の南雲だ。本日は学校主催のクリスマスパーティーに参加してくれてありがとう。クラス同士が争うというこの学校の主旨には反するが、本日ここに集まった人間は一つのイベントを共に過ごした仲間だ。日
頃の確執は持ち込まぬよう、学生として節度ある態度で楽しんで欲しい。最も、生徒会としての意見ではあるが、年に一度の機会だ。他人を不快にさせない程度であれば羽目をはずしても構わない。来年に向けて英気を
養ってくれたまえ。以上をもって開催の挨拶とする』
そして南雲が壇上から降りると同時に楽しげな音楽が流れ出し、明かりがついた。
ミラーボールから放たれる七色の光が眩く、目が明かりに慣れない。
そんな中俺は帆波に合流しようと歩いていると――。
「よお。綾小路じゃん」
「お前もオリエンテーリング参加してたのかよ」
池と山内が現れた。須藤は居ないようだ。
「ああ。なんだかんだで暇だったからな」
本当は帆波にここで会う為に参加した。だがそれを言ったらこいつらは俺から離れなさそうだ。
「一体誰と組んだんだよ? 幸村か三宅か?」
何故真っ先に男の名前があがるのだ?
「そんな事より料理すげえよな。学校もクリスマスだからって大判振る舞いだし。後はこれで可愛い女の子とカップルならいう事無しなんだけどな」
そんな事をいう山内。こいつらは男同士でペアを組んでいたので勘違いからの玉砕によるダメージを受けていない。
「そうか。それじゃあ俺は――」
上手いこと離脱を試みるが。
「こうなったら男三人で食って食って食いまくろうぜ!」
俺が帆波に会えるのはいつになるやら……。
帆波Side
挨拶が終わると私は清隆君を探し始めた。壇上からは逆光のせいで姿を見つける事は出来なかった。
彼がどんな格好をしているかはわからないので、歩きながら探すしか無いだろう。向こうは私がどんなドレスを着ているのか見たはずなので見つけてくれるかもしれないしね。
「一之瀬さん。そのドレス素敵だね」
「本当。まるでお姫様みたい」
「この後一曲踊ってもらえませんか?」
私が歩き出すと、何人かの生徒が声を掛けてきてあれよあれよという間に私は囲まれてしまった。
「あはは。ありがとうね。皆もかっこいいよ。私は生徒会の仕事があるからあまり自由な時間無いんだよね」
表面を取り繕いつつも心の中では焦りを浮かべる。彼らに説明したように生徒会が所々で場を仕切るので自由時間が少ないのだ。
焦る私だが、こういう場面では彼らも積極的なため、中々抜け出す口実が無い。
そんな事を考えていると。
「一之瀬。Bクラスのメンバーに合流しないか?」
神埼君が声を掛けてくれた。どうやら私が困っているのを見かねたらしい。
「うん。それじゃあ皆。パーティー楽しんでいってね」
そう言って神埼君と一緒にその場を脱出する。冷静で何を考えてるか解らないところがあるけど頼りになるなぁ。
「それで。綾小路と合流するんだろ?」
「うん」
私の目的は一つ。清隆君に合流して………………。
「ねえ。神埼君」
「どうした一之瀬。顔が赤いぞ」
私は努めて表情を取り繕うと聞いてみた。
「このドレスどうかな?」
そういって自信なさげに見上げる。そうすると彼は私の姿を上から下までじっくりと見つめると。
「いいんじゃないか? 大抵の男はそういう格好は好きだと思うぞ」
神埼君の言葉に私は少し自信を取り戻した。
「ありがと。それじゃあ行ってくる」
そう言って清隆君を探し始めた。
暫くすると私は清隆君を発見する。彼はクラスメイトに囲まれて料理をつまんでいた。
一緒に居るのはDクラスの池君と山内君。清隆君曰く、「俺の都合を考えずにいっつも振り回す悪友」らしい。
そんな二人と一緒の場面で声を掛けても平気なのか?
私は一瞬逡巡してしまった。
「あっ。帆波ちゃん。こんばんわー」
そんな私を見かけて声を掛けてきたのは。
「桔梗ちゃん。メリークリスマス」
櫛田桔梗ちゃんだった。オレンジのドレスは露出が激しいけど愛嬌のある笑顔が素敵な桔梗ちゃんに良く似合っている。
「こっちこそメリークリスマス。こんな日も生徒会のお仕事だなんて大変だね」
「ありがとう。でも、好きでやってる事だから。桔梗ちゃんは楽しんでる?」
そういいつつも私の中で何やら複雑な感情が動いている。桔梗ちゃん。昨日は清隆君と一緒にオリエンテーリング周ったんだよね。羨ましいな。
「うん。それにしてもこの学校って本当に凄いよね。クルージングといい、パーティーといい。こんな本格的なの私初めて。場違いじゃないよね?」
そう言っておどおどとした仕草をする。なんていうか見た目が可愛い上に仕草まで可愛い。私が男の子ならころっと落ちるんじゃないかな?
「大丈夫だって。周りに居るのはうちの学校の生徒ばかりだし。桔梗ちゃんならこの会場でも全然やっていけると思うよ」
事実、先程から桔梗ちゃんに視線を向ける人たちが凄いもんね。
いつの間にか桔梗ちゃんと話し込んでいると、先程まで居た場所に清隆君が居なくなっていた。ううう。どこいったのよ……。見つけて声かけて欲しかった。
清隆Side
やっとの事で池と山内を撒いた俺は、再び帆波を探して歩き回っていた。
幸いな事に、どいつもこいつも自分のパートナーといちゃいちゃする事に夢中なようで俺に話しかけてくる奴は居ない。
そもそも、俺の知り合い自体が少ないので声をかけられる確率が低いだけというのもあるのだが。
それにしてもさすがに何も飲み食いしないで人を探すのは不自然に感じる。周りを見ても料理の皿やらグラスぐらいは持っている。このままだとそれだけで浮いてしまう可能性があるな。
俺は近くのテーブルへ行くと、グラスを手に取る。中身はシュワシュワと炭酸が上がっている。シャンパンか?
「あら。綾小路君じゃない。あなたも参加してたのね。相手が居たの?」
そう声を掛けてきたのは、白のドレスに髪を結い上げて束ねた女生徒。
「それ今日2度目だからな。堀北」
意外な事に似合っている。よくよく考えるとこいつは胸こそ櫛田に負けてはいるが、全体的にスレンダー体型なのでドレスも似合ってあたりまえだ。
「鈴音。料理取ってきたぜぇー」
そんな事を考えていると現れたのは須藤。皿にはこれでもかというぐらいに肉料理が盛られている。汚いな。もう少し丁寧に盛り付けろよ。
「須藤君。何故こんなに肉ばかり持ってきたの? 私はそんなに食べられないわよ?」
「安心しろ。体育会系は肉体が資本だからな。俺が全部食う。って綾小路じゃねえか」
「ああ。須藤もタキシードなのか」
堀北の隣に並んだ須藤はタキシード姿だった。こいつはこれで身長もあるから割と似合ってるんだよな。
「聞いてくれよ綾小路。昨日のオリエンテーリングで俺、鈴音と一緒に映画見に行ったんだよ。暗がりで二人きりだぜ」
そう言って耳打ちをしてくる。うわーうざいなー。出来れば知りたくなかったなー。
そんな事はおくびにも出さず。
「順調そうだな。その調子で頑張れ」
当たり障りの無いアドバイスを贈っておく。そうすると須藤はきょとんとすると。
「お前。やっぱりいい奴だよな」
そう言って肩をバンバンと叩き始める。
「男同士で内緒話は気持ち悪いわね。ところで、綾小路君。今回のイベントの手ごたえはどうだったのかしら?」
堀北は自信ありげに俺に聞いてきた。
「ぼちぼちだな。いくつかのスポットは取れたけど」
「私達は上位に食い込むのは間違い無いわよ」
「それな。鈴音の作戦がどんぴしゃだったからな」
どのような作戦だったのかについては興味が無い。ただ、自慢げに言うということはそれなりに高得点なのだろう。
俺はそのままこの二人の自慢話を延々とされながらも周囲を見渡し帆波を探し続けるのだった。
キャラクターのいろいろな思いが交錯してますね。 次の展開も楽しみです! そしてよう実7巻発売まであと1日! まるせいさんの投稿もよう実7巻の発売も どっちも楽しみです!次の投稿楽しみに待ってます!