─呉松の原っぱ
《偉い親分に怒られてませんか?
やんちゃな呉松のみなさんこんにちは!
本日の呉松は大荒れです!
呉松球場の横の広場で行われている
ウルブス対赤塚フラッグスの試合は
9回裏、赤塚フラッグスの攻撃!
試合は6−5で呉松ウルブスがリード!》
この回を0点で抑えりゃ、
呉松ウルブスの勝ちが決まりじゃあ!
1ナウト、ランナー3塁じょー!
背番号45!出川阪!
組長の意地見せちゃれだじょー!
バッターはうちの娘婿なんじょー!
一打同点のチャンスなんじょー!
いけぇ!背番号42!
《ピッチャー、ウルブスの若頭
おそ松、投げた!
迎え撃つフラッグスの若旦那!
打った!!
ボールはレフトに飛んだー!》
あーー!チョロ松頼むで!!
《レフトを守るのは、
キャッチャーから守備位置を変更した
組長秘書のチョロ松選手!》
助走をつけながらのキャッチ!
フーッ!!やりよるね!
ナイスじゃ!チョロ松!
ツーアウトじゃーー!
三塁ランナーがタッチアップしたで!
気ぃつけえや!
バックホーーム!!
うおりゃあああああ!!
行けええええ!!
早あ!ナイス!
矢のような送球じゃ!!
チョロ松兄さん!
レーザービームじゃあ!!
(・・・ドーーン・・・)
(きゃーー!ワー・・・ッ!)
な、なんだス?
(ズズズズ・・・ドドドド!)
(ザザザザー・・・!)
じ、地面からなんか
出てきちょる・・・。
(パクッ)
あああああーーー!!
なにしよんな!
なんなら!?
ボール食うちょるよ!!
いやあ、ボールはええけえ!
逃げた方がええの!
逃げんさい!十四松ーーッ!
(きゃーー!ワー・・・ッ!)
(・・・ドーーン・・・)
─砂漠の王国
(・・・ゴオオオォオオオオ・・・)
獣(ビースト)は、どこだ!?
・・・消えた・・・?
─パンタロンチーニ国
シェエーー!
ここで一発逆転ざんす!
(・・・ドーン・・・)
(ワー・・・ッ!)
なんだあれは!
コラ!
まだ、試合中だぞ!!
シェエエエエーーッ!あれは!
ズブズブの森のジャブジャブの竜!
ジャバウォッキーに違いないざんす!
討伐は試合の後でいい?
先がいいざんす。
何言ってるざんす?
いや、後でいいだろう。
今、いい所なんだ。
何を言ってるざんす?
試合は中断して
討伐して欲しいざんすーーー!!
騎士として非常識だよ。
ほら、兄さん早く討伐してよ。
シェエエエエッ?
まともなのがいたと思ったら、
チミはどういう立場ざんす??
よし!打て!!
ウガーだス!!
(カーンッ・・・!)
(パクッ)
ああ!白い松ぼっくりを!!
せっかくの打球ぼっくり!!
食べちゃダメーーー!!
ああー!もうッ!
トドマツ、この松ぼっくりを!
僕に向かって投げて!
わかった!そーーれ!!
(ボゥンッ・・・!)
ピーヒョロピーヒョロロロロ!
(行くぞーーー!!)
シェエエエエ!?
鳥になったざんす!!
耳に飛び込めーー!
いっけーーー!!
おーおー・・・!
討伐は試合の後だって
言ってるじゃん・・・?
しょうがねえなあ。
・・・行くぞ。
さっと済ませよう。どれ・・・
(パクッ)
シェエエエエ!?
食べられたざんすーー!!
(・・・ザクッ・・・!!)
シェエエエエ!!
腹を切って出てきたざんす!
チミ達なんつう戦い方するざんすか。
フッ!
・・・ピーヒョロピーヒョロロロロ!
(ボゥンッ・・・!)
・・・ふう!
─アーカツカの葬儀社
今日はもう終わりかな。
そうだね。
(・・・ガタッ)
また来たじょ。
わー!またこの人だ!
どこから入った!?
いっつもどこから勝手に入ってくんの!
ぷんぷーん!!
急なお願いですまないんだじょ。
ちょっと一緒に来て欲しいんだじょ。
俺が?
えー僕はーー!?
世界のバランスが崩れそうなんだじょ。
違う場所から力を借りなくては
ダメなんだじょ。
わ、わかった。よくわからないけど。
なにか大変な事が起きてるということか。
そういうことだじょ。
さすが話がわかるんだじょ。
ちょっと行ってくる。
兄さーーん!!気をつけて!
気をつけてついてくるんだじょ。
なんなんだ、ここは・・・。
君はベイカーと呼ばれてるのを思い出して
思いついたんだじょ。
え、そこなんだ。なんでだろう・・・
─地獄の果て
あー!あれだ!
本当にエレベーターがある!
本当にあるんだ・・・。
どこにつながってるエレベーターか
しらないけど!
ここよりはマシなは・・・ず!だろ!?
ああ!そうに決まってる!!
そう信じなきゃやってらんねーよ!!
クソッ!!
(キキーッ・・・!)
よし、のるぞ!
おつかれさまだじょ。
わー!!お前!誰だ!
あ・・・あいつあの時の・・・!
(ガー・・・!)エレベーターのドアが閉まる音
ちょちょ!!
(カチャカチャカチャ!)
くそ!おい!
(バシ!)
あー壊れちゃうから!
おい!おーーーーい!!
ちょっとお前だけ一緒に来て欲しいんだじょ。
おい!ブラザー達を
置いていくわけにいかない!
おーい!
あーあ・・・行っちゃったよ。
ちょっとどうなってんだよ!ねえ!
でもまあ、エレベーターの入口
まだあるみたいだし。
また降りてくるのを待つしかないんじゃない?
ーレッドバロウ
・・・刑事さんかな?
─クリムゾン屋敷の前
・・・はあ、はあ・・・。
(ギィーーーー・・・!)
・・・なんだ?
ふう!お迎えありがとうだじょ!
え!?
そうなんですよ!僕がこうね!
鳥になってですね!
やっつけてやったんですけどね!
まあ、魔物って復活したりするからね。
でもその方法は使えそう。
耳に飛び込まれたら
嫌だもんね!
効果抜群だと思う!
刑事か?
お前の弟の所へ連れて行ってくれ。
一番下の。
どうして俺に弟が何人かいるのを知ってる?
俺にもいるからだ。
君が探してる敵は
いくつもの次元を自在に行き来してるんだじょ。
だから神出鬼没なんだじょ。
今はジャバウォックという竜の姿で
あちこちの世界で暴れまくってる!
それで俺たちが集められたみたい。
・・・あ・・・紙袋のマスク・・・
お前、トシオ・・・か?
まあ、そう呼ばれてた事もあったね。
─警察署
それでこの皆さんが?
僕も重要なお役目だね。
なんか、そうみたいだね。
ねえ、父さんみんなは?
あー、あいつらはもう家に帰ったわい。
じゃあ、トドマツ刑事頼む。
なんか、あいつらがいないのに
一応あたま数がそろってるの
変な感じ。
・・・・・・。
まず、敵の名前!
ジャバウォックっていうのは
鏡の国に出てくるんだよね。
そうなんだ。
・・・それもらった。
なんか、思い出さない?
ぜんぜん。
んもう!ガード硬すぎ・・・
だから守れていたこともあるけど!
自分が閉じ込められて
戻ってこれなくなることないだろうに。
えー?ちゃんと戻ってきたよ!
監禁されたけど。
(♪~)
《実行(ラン)》
>CODE_RED_QUEEN
『おそ松は鏡の向こうの世界へ
通り抜けてしまいました━』
「おい、そこのお前!」
「お前はただの人間だっぺ!」
うわ、同じ顔の花が
めっちゃしゃべってる。
お前。だまんねぇと
・・・摘むぞ。
(トコトコ、トコトコ・・・)
ああ、うるさいお花だったぁ。
「おい、そこの白のポーン!」
うわ、また変なのが出た。
俺が守ろう。白のポーンよ。
ちょっと!扉をあけてくんない?
扉を!
扉を・・・!
扉を開けるんだじょ。
扉を・・・・・・
どうした?どうして泣いてるんだ?
うんうん、そうか。
おそ松兄さんが起きないからからだよ。
うるさいぞっ!
お茶でもいかが?
目を覚まして!!
目を覚まして!!クイーンルビー!!
なに言ってんの?
赤の女王(クイーン)はキティ、
お前だろ!
違う。
わたしは白のポーン・・・
お前は深い所まで敵を追い過ぎて
自分を閉じ込めてしまった。
敵に騙されないように
元の自分を思い出せなくしてしまった。
元の名前を思い出させようと
俺が赤の女王になってお前の前を
ウロウロしても、ちっとも思い出しやしない。
だから「真逆」の「白のポーン」と呼んで
警戒させないようにして
お前を連れ出したんだ。
赤のクイーンはお前だ。
クイーンルビー。
目を覚ませ。
目を覚まして!!
クイーンルビー!!
起きて!!
あなたがいないと駄目なの!!
お願い!クイーンルビー!!
(グルルルルルルル・・・!)
クイーンは守る!!
ここは守る!!
呼びかけて!!
あ・・・目を開いた!
目を開いたよ!!
わたしは白のポーン・・・
ゴールよ!あなたはクイーン!
扉は開いてる!!
クイーン?白のクイーン?
血で染まった
真っ赤な白のクイーン・・・
そうだ。
クイーンルビー・・・!
そう、お前の弟が
クイーンとしてお前を描いた!
本当のお前は誰だ!?
本当のモデルは??
俺は・・・
俺は・・・
裏から辿る方法がこれしかなかったんだよ。
お帰り、おそ松兄さん。
俺は・・・?
うまくいったみたいだね。
頼むよ。
おそ松兄さん。
思い出したか!
・・・思い出した。
俺は・・・ヒーロー・・・
カリスマレッド、だ!!