チェンソーマン考察のネタバレ日記

週刊少年ジャンプで連載していたチェンソーマンの考察ブログです。(ネタバレ注意)

レゼ編考察:デンジとレゼの交差する運命

ハロー、コーニシだ😎

 

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参考文献:チェンソーマン 52話

チェンソーマンのキャラクターの中でも、僕が最も愛してやまないのがレゼです。レゼ編の結末で、彼女はデンジのもとへ戻ろうとし、マキマによって命を奪われてしまいます。なぜレゼは、あの状況でデンジに会いに行ったのでしょうか?

これは単に「デンジが好きだから」というシンプルな理由だけではないと僕は考えています。藤本タツキ先生が「人狼 JIN-ROH」をモチーフにしたと公言しているこのレゼ編には、その答えを探る多くのヒントが隠されています。ここでは、これらのヒントを紐解きながら、レゼの行動の真意について考察していきたいと思います。

 

 

結論:組織から解放されたレゼが求めた「個人の自由」

 

考察の結論からお話しすると、ソ連の組織としてのレゼはデンジによって殺された。組織に囚われない自由の身になったからこそ、レゼはデンジに会いに行った」と考えています。

 

では、なぜレゼはソ連という組織を抜け出してまでデンジに会いに行くことができたのでしょうか?具体的に解説していきましょう。

 

人狼 JIN-ROH」が示唆する「個」と「組織」の対立

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参考文献:人狼JIN-ROH

まずは、レゼ編の重要なモチーフである押井守監督の映画「人狼 JIN-ROH」について簡単に触れておきましょう。ぜひ一度ご覧になることを強くオススメします

 

人狼 JIN-ROH」は、童話「赤ずきん」をモチーフに、反政府ゲリラの女性(通称「赤ずきん」)と治安特殊部隊の男性(通称「狼」)の対比を通して物語が進行します。

序盤を簡単にまとめると以下のようになる。

  1. 第二次大戦後の日本。強行された経済政策により治安が悪化し、過激な反政府組織「セクト」が政府を悩ませていた。
  2. あるデモの際、「セクト」がデモに紛れて機動隊に攻撃を仕掛ける。その際、地下通路を利用して特殊火炎瓶などの物資を運搬していたのが、通称「赤ずきん」と呼ばれる女性たち。

  3. 物資運搬のため地下通路に潜った「赤ずきん」たちは、そこに潜伏していた特機隊「ケルベロス」と遭遇し、仲間たちは蜂の巣にされてしまう。

  4. 赤ずきん」の一人も逃げるものの、特機隊の一人である伏見に銃を向けられます。伏見が戸惑った隙に、彼女は自爆する。

赤ずきん”である反政府組織の女”狼”である特部隊に所属する男の物語であり、この後に自爆した赤ずきんに変わる女が出てきて、伏見と関係を深めていきます。この人狼 JIN-ROHでは赤ずきんを題材にした作品であり、赤ずきんと狼に大きな役割を持たせていた。

 

人狼 JIN-ROH」における「赤ずきん」の役割

人狼 JIN-ROH」における「赤ずきん」は、反政府組織「セクト」において物資の搬送や実行役への爆弾の受け渡しを行う役割を担っていました。彼女が特機隊に銃口を向けられた際に選択したのは**「自爆」**でした。

主人公の伏見は、この自爆という選択に対して「なぜだ」と疑問をぶつけます。当時の伏見は特機隊の新人であり、組織の一員としての行動原理を完全に理解しきれていませんでした。少女が組織の任務を遂行するために自らの命を絶ったことに困惑していたのです。

もし赤ずきんが個人の利益を追求するならば、自爆せずに投降し、生き延びる可能性に賭けるべきだったでしょう。生存し、子孫を残すことは、個の生命の根源的な目的です。しかし、組織としては全く逆の選択が望ましい。赤ずきんが生き残れば、特機隊に捕まり「セクト」の情報が漏洩してしまう可能性があります。組織の存続を脅かすことになるため、自爆によって情報漏洩を防ぎ、特機隊の戦力を少しでも削ぐ方が組織の利益に繋がります。

これは第二次世界大戦中の日本の特攻隊と共通する考え方です。特攻隊は、日本という国(組織)を守るために、自身の命を捧げました。本意でない者もいたかもしれませんが、それが組織の一員として生きるということでした。

映画では、個人としての生存本能と組織としての利益追求という二律背反の中で、少女である赤ずきんは組織の一員として自爆を選びます。集団としての利益を追求する行動は、群れでの生存戦略に似ています。生物は群れを形成することで、種として遺伝子を残す可能性を高めます。人間、蜂、そして狼もまた、群れを形成する生物です。狼は雌雄をペアとして4〜8頭で社会的な群れを形成します。「セクト」も社会的な集団を形成し、政府に対して戦略的な攻撃を行っていました。「赤ずきん」もまた、この「群れ」に所属し、狼のように行動していたのです。

つまり、「人狼 JIN-ROH」の「赤ずきん」は、赤ずきん」と「狼」という二つの顔を持っていたと言えます。

 

レゼ編は裏返しの構成になっている!

ここで一旦「人狼 JIN-ROH」から離れて、チェンソーマンのレゼ編の構成について考察していきます。

レゼ編は、パワーちゃんがいなくなることから始まり、最後にパワーがデンジのもとに戻ってくるという「裏返し」の構成を取っています。これは「異郷訪問譚」と呼ばれる物語の形であり、物語の前半と後半が対照的な関係を持つのが特徴です。有名な例としては「浦島太郎」や「千と千尋の神隠し」が挙げられます。

浦島太郎の例でこの構造を見てみましょう。

前半 裏返し 後半
浦島がカメを助ける 玉手箱を開け、白いひげのお爺さんになる
カメに乗って竜宮へ 亀の背に乗って村に帰る
竜宮で乙姫さまに歓迎される 乙姫さまが玉手箱を渡し、太郎を送り出す
反転:村に残してきたおっかさんのことが心配になる

このように、部分的に対照的な関係を持つことで、物語に深みを与えています。

 

参考文献:大林太良.異郷訪問譚の構造.口承文芸研究.

https://ko-sho.org/download/K_002/SFNRJ_K_002-01.pdf

チェンソーマンのレゼ編も、見事な「裏返し」モデルで構成されています。

前半 裏返し 後半
パワーがいなくなる パワーが帰還する
デンジが花をもらう デンジが花束を用意する
レゼが登場 レゼが退場
学校に行く 学校に行ったことがない
夜のプールに入る 海へダイブする
雨の中の戦闘 レゼと台風悪魔との戦闘
反転:花火大会でキスする

 

 レゼ編は見事な裏返しモデルになっており、高い完成度から多くの読者がレゼ編の構成に高い評価をしている。これを週刊連載でやってのける藤本タツキは天才以外の何者でもない。

 

レゼの「赤ずきん」と「狼」の二つの顔

人狼 JIN-ROH」と同様に、チェンソーマンのレゼもまた赤ずきん」と「狼」の二つの顔を持っていました。そして、この二つの顔は「異郷訪問譚」の前半と後半で役割を分けていたと考察できます。

 

前半:誘惑する「赤ずきん」としてのレゼ

レゼ編の前半のレゼは、「赤ずきん」としてデンジを誘惑します。この時、レゼはわざと頬を赤らめていました。「赤ずきん」の「赤」は性的なものを連想させ、狼が赤い頭巾を見た少女をたぶらかし、食べようと考えたと解釈されることがあります。

デンジの心の中はマキマさんだけだったはずなのに、レゼの思わせぶりな態度によって、デンジはレゼに惹かれていきます。夜の学校に忍び込んだり、プールに入ったり、夏祭りでデートしたりと、レゼは「赤ずきん」としてデンジを誘惑し続けました。しかし、デンジの心はマキマに居続け、揺らぎませんでした。それを悟ったレゼは、花火が打ち上がる丘でデンジに「私の他に好きな人いるでしょ」と告白し、赤いずきんを脱ぎ捨て、「狼」としての本性を現します。

 

後半:任務を遂行する「狼」としてのレゼ

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参考文献:チェンソーマン 44話

狼となったレゼの頬には赤みがありません。花火大会でデンジとキスをする場面で、物語の構成は「反転」し、それに合わせてレゼも「赤ずきん」から「狼」へと反転していたのです。

 

後半のレゼは「狼」としてデンジを喰らう。レゼの本当の目的はデンジではなく、デンジの心臓でした。それを手に入れるために、ソ連の戦士として「狼」となったのです。ソ連という組織に属する一匹の狼として、デンジの心臓をソ連に持ち帰ることが彼女のミッションでした。

しかし、レゼはデンジとの戦闘で敗れ水没して死に、さらにデンジに助けられてしまいます。ミッションの遂行が困難になったレゼは、組織の一員としては「離脱」し、危険を冒さないことが求められるはずでした。公安に捕まれば、レゼという貴重な武器人間を日本に奪われるだけでなく、ソ連の情報が露呈してしまうからです。

これまでのレゼは、ソ連「モルモット」として生きてきました。そこに「個人」としての意思は存在しませんでした。しかし、デンジとの出会いによって、レゼには二つの道が示されます。組織のモルモットとして生き続けるのか、それとも個人として人間に生まれ変わるのか。

そして、レゼはデンジとの逃亡を選び二道カフェへ向かいます。人間として生まれ変わろうと新たな道を選んだのです。

 

最終考察:レゼは「赤ずきん」に戻りたかった

人狼 JIN-ROH」の「赤ずきん」が、組織の利益のために自爆を選んだのとは対照的に、レゼはデンジに会いにいくことを選択しました。これは、彼女が「狼」としての役割を放棄し、赤ずきん」としての個人としての道を求めたことに他なりません。

レゼは、デンジと出会ったことで初めて「自由意志」による選択をする機会を得ました。デンジと共に逃げようと決意した彼女は、組織に縛られた「狼」ではなく、デンジとの未来を夢見る「赤ずきん」としての自分の道を選んだのです。

しかし、残念ながらその選択は支配の悪魔であるマキマによって断たれてしまいます。レゼは結局組織や支配から抜け出せずに死んでしまいました。それでも、レゼが最後にデンジのもとへ向かったのは、紛れもなく彼女自身の意思であり、人間としての自由を求めたがゆえの行動だったと私は思っています。

 

チェンソーマン考察|第101話 放課後デビルハンター

ハロー!

 

今回は101話で気がついたことを語って行くぜ!

 

〜〜以下はネタバレ注意してくれ〜〜

 

参考文献:チェンソーマン101話

デビルハンター

デビルハンターになりたいユウコは「高卒でも給料たくさんもらえるし!」と言っている。この世界でデビルハンターは高給な職のようだ。確かにデンジもデビルハンターの仕事が一番儲かると言っていた。悪魔を殺すことが最も需要の高い仕事であるこの世の中では、20人中7人も悪魔に殺される!人類は悪魔と戦争をしている。

 

参考文献:チェンソーマン3話

デビルハンターは民間も含めて千人以上いる。

吉田ヒロフミは民間のデビルハンターとして活動しており、マキマにも一時期雇われていた。公安の方は有給が多いし、福利厚生が一番いいが、バンバン死んでいく。民間で無理だった悪魔が公安に任されるため、危険な任務が多いようだ。

またデビルハンターになるためには悪魔と戦う力が必要になる。悪魔と戦うために悪魔の力を借りないと戦えない人は愚かな生き物だ!三鷹アサとユウコは力を持っていないため、コウモリの悪魔にすら勝てない。

悪魔と契約して望む悪魔の力を手に入れるも、悪魔の奴隷として代償を支払う必要がある。

  • 狐の悪魔に体の一部を食わせる。→力を借りる
  • 幽霊の悪魔に右目を食わせる。→右手を使える。
  • 銃の悪魔にアメリカ国民の寿命を1年与える。→支配の悪魔を殺してほしい依頼

 

人類は何度判断を間違えば気が済むのか?

人類は蛇にそそのかされ、知恵の実を食べると言う判断を自ら行い間違いを犯した。神はそんな人類に何度も救済を与えるも人は間違いを繰り返し、悪魔たちの囁きに耳を傾ける。

 

悪魔たちは人間を理解しない

参考文献:チェンソーマン5話

本質的には悪魔は人間が嫌い。

もともと戦争の悪魔は人間社会を知らないため、三鷹アサの脳を半分残して人間社会での生活を円滑に贈ろうとしている。戦争の悪魔は人間社会を知らない=人間に興味がない。

戦争の悪魔が興味のあることはチェンソーマンのことだけ。戦争の悪魔がユウコを殺したほうがいいと言うのも、人間の生死に興味がないからだ。戦争の悪魔の目的はチェンソーマンを殺すことで、そのためにより強い武器が必要になる。戦争の悪魔にとって、その目的さえ達成できれば何も問題ないのだろう。

参考文献:チェンソーマン101話

戦争の悪魔のセリフの中に気になるところがある。戦争の悪魔は「場所を選べば人を殺してもバレるリスクは少ない」と言っている。あれ、戦争の悪魔も人間が人間を殺すことのリスクを理解している?=人間社会のルールを知っている?

 

戦争の悪魔は基本的に人間社会に溶け込むために三鷹アサに取り付いたはずなのだが、他にも目的があるのかもしれない…

 

強い武器と精巧な人形

戦争の武器によって強い武器を作るための法則が明かされた。

「武器にするものの罪悪感が高ければ高いほどより強い武器になる」

参考文献:チェンソーマン63話

この罪悪感は人形の悪魔が精巧な人形を作るときにも登場している。

「敬愛」「崇拝」「哀憐」と罪悪感を同列に考えていたが、もしかすると隠し味の罪悪感だけは対象が違うのでは?

戦争の悪魔の言い方だと罪悪感は「武器にするもの」が抱くようだ。武器にするもの=三鷹アサ。(ユウコが対象なら「武器にされるもの」になる。)なら隠し味の罪悪感はサンタが持つことになる!

トーリカに「敬愛」「崇拝」「哀憐」されるサンタクロースは彼を人形にすることに対して罪悪感を持つ。このことで精巧な人形ができるのか!

 

参考文献:チェンソーマン63話

つまりサンタクロースが苦労し立派なデビルハンターとして育て上げたトーリカを人形にすることで、サンタクロースの中に罪悪感が生まれる。この過程(ストーリー)が精巧な人形を作る上で大事だった。

 

感想

悪魔と戦争している人類は、戦争に対してドンドン恐怖感を高めていきそうだ!

そうすると戦争の悪魔が最強になって最終的にチェンソーマンとドンパッチ!

これから更にチェンソーマンが盛り上がりそうでワクワクだなぁ〜

 

あと戦争の悪魔=ヨルとなった。これは戦争の悪魔の正体につながる重大なヒントである!

ヨル=■■■

これはまた記事に書かないと!

 

この記事を最後まで読んでくれてありがとう!

コメントやいいねがあれば嬉しいぜ!

 

 

チェンソーマン考察|第100話 裸足の歩き方

ハロー!

 

今回は記念すべき100話である。

この100話で気になる点をピックアップしていくぞ

 

〜ここからはネタバレになるので注意〜

 

 

第四東高等学校

参考文献:チェンソーマン100話

第四東高等学校は東京で一番大きい学校。普通の学校には悪魔はいないが、第4の東高等学校には教室に悪魔が住み着く。死の匂いがプンプンする学校。

こんな学校には入りたくない。「死んでも…入りたくない…」

 

参考文献:チェンソーマン100話

吉田とユウコと三鷹アサで悪魔の探索をする中で、正面から三鷹アサの同級生が来る。彼女らはコケピーに唐揚げを食べさせようとした外道たち。彼女らの登場に三鷹アサの精神は耐えられず戦線離脱を余儀なくされる。

ただ吉田やユウコとのリアクションとのギャップに違和感を感じる。

 

吉田「今の人達なんだろ」

ユウコ「さあ」

 

吉田とユウコは三鷹アサと彼女らとの関係(クラスメイト)を知らない。そのため、彼女らが「あんな事してもう男作ろうとしてんじゃん」と吉田たちに言ったら、疑問を持つと思う。ただそれが彼女らだった場合だ…

 

参考文献:チェンソーマン100話

彼女らは戦争の悪魔が三鷹アサに見せたかもしれない。厳密に言うと他の3人組を唐揚げをコケピーに食べさせたクラスメイトに見せたということだ。

 

なぜ戦争の悪魔はそんな事をするのか?

戦争の悪魔としては一刻も早くチェンソーマンを探したいが、現状は3人組で行動しなければならず行動に制限がかかっている。しかも自分に惚れることのない吉田が一緒で、武器にできるメリットもないために離れたいと思うのは納得がいくと思う。

 

参考文献:チェンソーマン100話

そして吉田とユウコと離れると今後は「私が解決してやろうか?」と言い、学校に戻ろうとする戦闘の悪魔。三鷹アサを気遣う優しい性格のようで、学校にいるチェンソーマンを探したいだけ。

 

ここまでの流れは完璧なミスリードを演出している!!

これを信じるか信じないかはあなた次第(笑)

 

下駄箱の肉

参考文献:チェンソーマン100話

コケピーは死んで食べられたのか?

いいえ、肉になりました。そして臭い箱に詰められています。

 

マキマはデンジに食べられた(愛された)。そして死を迎えることができた。

カニバリズムの人類は肉を食わない。肉は捨てるものに成り下がっている。

参考文献:チェンソーマン98話

コケピーは命を食べる(愛する)ことから目をそむけられ、鶏でも悪魔でもない存在になった。(あれどこかで聞いたセリフ…「人でも悪魔でも魔人でもない者達」)

参考文献:火の鳥2巻

食べられなかったコケピーは愛されず死ぬこともできない。不死鳥となったコケピーはまた出てくるだろう。

 

感想

最後まで読んでくれてありがとう。

コメントやいいねがあると嬉しいぜ!

 

 

 

チェンソーマン考察|99話 2羽

ハロー!

 

ついに99話となったチェンソーマン!

タイトルが2羽=2部の2話となっている。

今回は三鷹アサと戦争の悪魔の関係から魔人の考察をしていく。

 

〜これからはネタバレ〜

 

 

2人の三鷹アサ

参考文献:チェンソーマン99話

三鷹アサの体にもう一つの精神が住み着いた。戦争の悪魔だ。

戦争の悪魔は脳の半分を残すことで三鷹アサの人格を残すようにし、人間生活を円滑に送れるようにした。2羽の三鷹がここに誕生した。2人の三鷹は同じ体を持っているが、人格によって体は変化するようだ。

 

参考文献:チェンソーマン99話

三鷹アサから戦争悪魔に切り替わったときに、顔に傷ができ、目は輪廻眼になっている。髪は三鷹アサのおさげ状態で保たれていた。髪(神)に影響を与えない?

 

魔人の特徴

参考文献:チェンソーマン4話

チェンソーマンの世界には魔人がいる。この魔人の特徴は「人の死体を乗っ取った悪魔」であり、魔人は頭の形状に特徴がでると言われている。三鷹アサの場合も人格が戦争の悪魔に入れ替わることで、頭の形状が変化した。

戦争の悪魔は他の悪魔と違い、人格を人間にも入れ替えることが可能だ。人間の人格に入れ替わることで、顔の傷と輪廻眼が消える。今の所、戦争の悪魔以外に人間と悪魔の人格が共存している体は存在していない。しかし同じように顔の形を変える者たちがる。それはチェンソーマン武器の悪魔たちだ。彼らは人間の人格を持ちながら悪魔になり、悪魔の力を使うときは悪魔の体になる。

チェンソーマンの世界では三鷹アサと戦争の悪魔の例から見ても人格は頭(脳)に宿る。そして人格によって体が切り替わる。しかしチェンソーマンは人格が変わらずに体が変わる。一つの人格に2つの体を持つ例外的な存在なのだろう。

 

そういえば、ポチタはデンジの体どこにいるのだろうか?もちろん心臓だ!

参考文献:チェンソーマン52, 36話

武器の悪魔たちも同じように心臓に悪魔がいるようだ。サムライソードは沢渡に体を改造されて、心臓が刀の悪魔になっている。レゼも体を実験され、爆弾の悪魔と融合している。

参考文献:チェンソーマン1話。シルエットが心臓になっている

デンジもポチタと融合して一つの心臓となった。武器の悪魔たち、チェンソーマンは人間と悪魔の心臓を2つ保持するようだ。

つまり普通は体と人格は一対一だが、戦争の悪魔は一つの体に2つの人格。

チェンソーマンと武器の悪魔は1つの人格に2つの体を持つ。

 

他の考察とは全く違う目線で進めているが、頑張って読んでくれてありがとう!

この記事がいいと思ったらコメントやいいねをお願いします

 

では、バーイ(^o^)/

 

 

 

チェンソーマン考察|98話 鳥と戦争

ハロー。

 

ついにチェンソーマン2部が始まって、まさに求めていた最高の1話だった。

1年半の間、待っててよかったなぁ…

 

今回は2部から出てきた戦争の悪魔の正体について考察していく。

戦争の悪魔

~98話のネタバレ注意〜

 

 

ヨハネの黙示録の四騎士

ヨハネの黙示録の四騎士

チェンソーマンはヨハネの黙示録の四騎士を題材にしている。

この四騎士は「支配」「戦争」「飢餓」「死」の役割を担っており、第一部の公安編では支配の悪魔であるマキマがラスボスとして描かれていた。そして第二部では戦争の悪魔が登場!第二の騎士が「戦争」を担っていることから、戦争の悪魔がこの章のラスボスになると思われる。

またヨハネの黙示録に出てくる第二の騎士は大剣を持つ

第二の封印が解かれた時に現れる騎士。赤い馬に乗っており、手に大きなを握っている。地上の人間に戦争を起こさせる役目を担っているとされる。

ヨハネの黙示録の四騎士 - Wikipedia

 

参考文献:チェンソーマン98話

正義の悪魔との戦いで「田中脊髄剣」を生成したことからも、戦争の悪魔=第二の騎士になりそうだ。

 

支配の悪魔と戦争の悪魔

参考文献:チェンソーマン

支配の悪魔と戦争の悪魔は輪廻眼をもつ。またマキマが支配の能力を使う時に吹き出しが瞳から出ていた。戦争の悪魔も「手榴弾」と言った時に吹き出しが瞳から出ている。

存在しないものを知る

参考文献:チェンソーマン

戦争の悪魔は「核兵器を吐き出させてやる」と言った。

マキマはチェンソーマンが食べて、この世から存在が消されたものの例として、核兵器を上げている。戦争の悪魔はこの世に存在しないものを覚えており、支配の悪魔と同等の悪魔であることがわかる。

 

戦争の悪魔のモデル

三鷹アサに取り付く前、戦争の悪魔は鳥の姿をしていた。この姿はフクロウやタチヨタカと他で考察されている。

まだ断定はできないが私は「夜鷹(よたか)」と思っている。

 

要素は3つ

 

①夜鷹と三鷹アサ

夜鷹と三鷹アサは夜と朝の対比となっている。

 

②夜鷹の性質

日本では夏鳥の一種になる。夜鷹は春から夏にかけて日本にやってくる。日本に来るヨタカ科はヨタカのみになる。

戦争の悪魔が最後に見つけたポスターに5.12とあり、チェンソーマンの世界は5月と思われる。ヨタカが日本に飛来する時期ともあっている。

 

タカ派

政治の世界にタカ派という言葉がある。タカ派とは、好戦的で戦争など武力を辞さない姿を持つ人物を指す。夜の鷹として、夜に戦闘を行う戦争の悪魔と関連が深い。

 

 

あとがき

まだ始まったばかりだが、これからのチェンソーマンが楽しみである。

コメントやいいねをもらえると嬉しいので、よろしく!

 

記事にはしていないがチェンソーマンの正体はすでに解明されている。

チェンソーマンはなぜ核兵器を吐き出せる」のか?

武器人間が存在を消されないのか?

チェンソーマンと月の関係

 

そこが大きなヒントになる

 

〜7月24日追記〜

 

99話で公安編で登場した吉田ヒロフミが再登場した。その吉田に対して戦争の悪魔はいきなり告白!この告白という要素で夜鷹の可能性が更に高まった。

4つ目の要素「吉田を誘惑する」

夜鷹という言葉は「江戸時代の街娼の別名で、夜だけ仮小屋で売春した女性のこと」も意味する。外で吉田ヒロフミに声をかけ誘惑したことから、戦争の悪魔のバックグラウンドとして夜鷹の要素を持ちそうだ。

 

【ルックバック考察】タイトルの意味や藤本タツキのメッセージとは?

ハロー、コーニシだよ。

最高の漫画家、藤本タツキよ。最高のマンガ「ルックバック」をありがとう!

 

ルックバックに隠された意味とは何か?

なぜ今のタイミングで藤本タツキはルックバックを描いたのか?

  

ルックバックの世界の秘密について考察していく。かなりのネタバレを含むので、まだルックバックを読んでいない人はブラウザバックしてくれ!

まずはこのルックバックの背景を解説していくぞ。

 

 

ルックバックの背景となっている事件

ルックバックは3つの事件を背景に書かれている

  1. 京都アニメーション放火殺人事件
  2. 英国自爆テロ事件
  3. シャロン・テート事件

京都アニメーション放火殺人事件

事件概要:京都アニメーションに当時41歳の男が侵入し、ガソリンを建物1階に撒いてライターで着火。この事によりスタジオは全焼、社員36人が死亡、33人が重軽傷と、日本で起きた事件としては、過去に例を見ない大惨事となった。

 

登場人物の本が大学に侵入した男に鋭利な工具で襲われている。

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参考文献:ルックバック

この本が襲われている箇所は、表現の修正があった。しかしここで犯人は絵を描いている本に対して強い怒りを表している。完全に無差別な八つ当たりだ!この犯行によって、本は殺され、12人死亡、3人重症になる。

絵に怒りを持った犯人が美大生を大量殺人する表現は、まさにアニ事件を彷彿させる。またこのルックバックの公開された日が2021年7月19日であり、アニ事件と時期が被っている。

編集部が偏見や差別を助長する作品内の不適切な表現を一部修正していた(2021年8月2日時点)

英国自爆テロ事件

事件概要2015年、イギリスのマンチェスターで開かれたアリアナ・グランデのコンサート。終了直後に自爆テロが発生し、22人が死亡、多くの負傷者が出た。

 

ルックバックのタイトル、P2の Don't、最終ページのIn Anger。

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参考文献:ルックバック

ここからOasisの 曲「Don't Look Back in Anger」 が浮かび上がってくる。この曲は英国自爆テロ事件の追悼ソングとして合唱されている。この「Don't Look Back in Anger」を訳すと怒りとともに振り返ってはいけない」。歌詞では世界平和を願ったジョンレノンの歌詞をオマージュしている。

caffe.takat33.com

シャロン・テート事件

事件概要:カリフォルニア州ロサンゼルス市でチャールズ・マンソン率いるカルト集団マンソン・ファミリーによって1969年8月8日の深夜から翌9日に掛けて発生した殺人事件女優でロマン・ポランスキーの妻だったシャロン・テートなど計5人が殺害された。

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参考文献:ルックバックとワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

最終ページにこのシャロン・テート事件を題材にしている映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のパッケージが描かれている。

 

3つの事件で京アニだけ…

ルックバックの背景となっている3つの事件を挙げた。このどれもが凶悪な大量殺人事件である。ルックバック内でも「山形美大生通り魔殺人事件」として同様の大量殺人事件が発生している。

この3つの事件の中でルックバックは京アニ事件に特に似ている。京本という登場人物が出てくることから、京本=京アニをイメージせざるを負えない!京アニ事件は他2つの事件と1点違う箇所がある。それは供養されていないという点だ。

 

英国自爆テロ事件犠牲者を悼み、集会の最中に集まった人々からDon't Look Back in Anger」が歌われている。この曲は労働階級だったOasisが作った曲で、「前向きになるために、起こってしまった事に対して後ろ向きになってはいけない、生き残った者として未来に向かうべきだ。」という意味が込められている。

マンチェスター市民は歌を歌うことで犠牲者の供養を行なった

 

シャロン・テート事件タランティーノ監督の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の中で供養されている。この映画でマンソン・ファミリーの3人は主人公たちにみんな半殺しされ、一人は火炎放射器で炭にされた。

現実では殺されてしまったシャロン・テートタランティーノ監督は彼女を映画の世界(実際の出来事とは異なる命運を描く虚構)でハッピーエンドに導いた。

Once upon a time=御伽噺 おとぎばなし シャロン・テートは供養されたのだ。

 

そして京アニ事件だが、2019年に起こってからすでに2年が経過している。犯人は捕まったものの、事件は長期化して未だ司法の場で裁かれていない。このような状況で被害者たちは供養されているのか?

2021年はコロナやオリンピックで話題が持ちきりになり、京アニ事件は忘れ去られてしまった。最高のアニメクリエーターが集まっていた京アニを供養せずに、ファンはアニメを見続けていいのか?チェンソーマンはアニメ化してもいいのか?

答えは否である。だからこそ藤本タツキはルックバックを描いたのだと私は思う。

 

京アニ事件の被害者を供養し、ファンの手でチェンソーマンをアニメ化させるのだ!

 

 

ストーリーは藤本タツキの生い立ち

藤野と京本のストーリは藤本タツキの生い立ちとリンクしている。

・藤野と京本の出身が山形県

⇨藤本は秋田県にかほ市出身

・高校で読切7本

⇨中学から自分で考えた漫画を約7本同時に連載していた

・京本は山形美術大学に2012年度AO入試でいく

⇨東北芸術工科大学に2012年度AO入試でいく

・京本は大学で油絵を描く

⇨油絵学科に進学

・藤野はシャークキックを11巻まで連載

チェンソーマン11巻まで連載

・シャークキック アニメ化決定

チェンソーマン アニメ化決定

 

藤野と京本は藤本の写鏡のように描かれている。藤野と京本の名前を足して藤本が完成することから、この二人は藤本の生まれ変わりのようだ。

 

ルックバックは現実を描く

ルックバックの中には現実世界の人物やものがある。

 藤野が通っている本屋は秋田県にかほ市の本屋である。

そこで買った本「やさしい美術解剖図」や「基礎から身につくはじめてのデッサン」は実在する美術本になる。

 また京本が通っていた山形美術大学東北芸術工科大学(TUAD)である。

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参考文献:ルックバック

藤本タツキに由来のある場所がリアルに描写されており、同じ場所を藤野と京本は歩んでいる。このルックバックは藤本タツキの歴史を再構築した現実である

京本は現実を生きられない

この現実を生きる物語の中で一人架空の世界に生きる人物がいた。それは京本だ。藤本タツキがいないのに、京本はチェンソーマンやファイアパンチの背景ばかりを描く。その背景はルックバックの世にあるはずのない記憶である。

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参考文献:ルックバックとチェンソーマン 5巻

藤本タツキの絵に囚われた京本はその背景を描くために大学へ進学する。しかし京本が大学の課題でこの世界の物体を描くと物体は抽象化して、円柱は四角柱になる。現実がアベコベになっている。

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参考文献:ルックバック

この京本がチェンソーマンの背景を描くのはマンガの世界で生き続けるという伏線だったのかもしれない。

 

 

マンガの世界で京本は助かる?

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参考文献:ルックバック

過去に送られた4コマの切れ端だが何かおかしい?

藤野が送ったコマの切れ端(右)と京本が手にしたコマ切れ端(左)の形が異なる!

そして、この「出てこないで!!」のコマによって、京本と藤野が出会う運命が変わってしまった。

 

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参考文献:ルックバック

また京本の描いた4コマが藤野の元に届けられ、藤野の絶望を希望へと変える。

このルックバック最大の怪奇現象について、語らずにはこの考察は終われない。

 

遅れてやってきたヒーロー

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参考文献:ルックバックとワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

異世界で京本を助けた藤野先生!この藤野先生が救急車で運ばれるシーンは映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」にも出てくる。この救急車で運ばれる男は主人公リック・ダルトン専属スタントマンであるクリフ・ブースだ。リック・ダルトンとともに映画の世界に登場する架空の人物であり、彼らの活躍によってシャロン・テートは映画の中で助かった

つまりクリフ・ブースは架空の世界に生きるヒーローになる。それと同じシーンで描かれている藤野先生も架空の世界(マンガ)で京本を救うヒーローとなった。

 

この藤野先生は何者なのか?

 

架空の人物、キックが得意技、そして藤野の分身…

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参考文献:ルックバック

顔をサメで隠しているシャーク様!

チェンソーマン≒シャークキックのようなマンガとなっている。しかしタイトルはシャークマンではなく、敢えて技名のシャークキックにしている。また「蹴って蹴って生き延びろ!」とポスターに描いてある。シャーク様はマンガの中で悪者を蹴りまくっているようだ!

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参考文献:ルックバック

藤野はシャーク様と同じポーズで大量殺人者を蹴り上げ、京本の命を救っている。マンガの主人公だから空手を習っていない藤野でも殺人犯を成敗することができた!

『背中を見て』の作者は藤野歩

『背中を見て』には、特徴的な筆跡がある。

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参考文献:ルックバック

『背中を見て』の作者は京本になっている。過去の京本の筆跡を見ると、藤野が描いた京本に筆跡が似ている("京"の口が角張っている)。京本が書く”京”は口が丸くなっている

また『背中を見て』の斬ってやるの”や”が特徴的な形をしている

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参考文献:ルックバック

この”や”が小学時代に藤野歩が描いた4コマと同じ筆跡になっている。このことからも「背中を見て」は藤野が描いている。

少年ジャンプはタイムマシン!

少年ジャンプはずっと変わらず少年誌の頂点として君臨している。ジャンプを読むことで日本人は何度も子供時代に戻ることができる

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参考文献:ルックバック

藤野がジャンプを手に取り、挟まっていた4コマを破るところから異世界が始まる。

異世界は小学6年生の卒業式からになる。そのパラレルワールドはマンガの世界!京本を生かすために作られた世界で、藤野の分身シャーク様がキックで悪を成敗する。そうしないと京本を供養できない。

 

ここで意外なレスポンスが発生する。

それが「背中を見て」の4コマである。京本の漫画でびっくり!

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参考文献:ルックバック

「背中を見て」は京本作になっているが、上で説明したように藤野が描いたマンガである。京本の部屋から来たことから藤野はまさか京本が生きているのか?と部屋を開ける。しかしそこには何もいない…本当に?

いるではないか、シャーク様が!シャーク様=藤野先生はマンガの世界で悪を倒した。しかしそれだけでは片割れの藤野歩が救われない。いくら京本を供養できても京本のいない世界では藤野歩が苦しむ…

藤野歩を救うため藤野先生は漫画を描き、窓の風で4コマを送った。京本があの世で救われたことを藤野歩に知らせるために。

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参考文献:ルックバック

藤野歩は京本との過去を振り返る(ルックバック)。記憶には二人でマンガを書いた日々がある!二人のマンガは超大作となってこれから世界に革命を起こす!同じような被害者をこの世に出さないために。

 

So I'll start the revolution from my bed 革命はベッドから始めるんだ  

 

感想

 現時点で私が感じているルックバックの考察だったが、最後の考察はまだまだブラッシュアップができそう。

またルックバックにはよくわからない箇所がいくつかある。

1:p28の卒業黒板の上の空白?なぜここに空白があるの?

2:時系列が意図的にバラバラ。小学4の時に2012年発売の「基礎から身につく初めてのデッサン」の本を買っている。京本のAO入試も2012年でおかしい。あとカレンダーもおかしい

3:P78は日付を黒枠で囲っているのに、P108では囲っていない?ここの差は何?

 

まだまだ楽しめそうなルックバック。気が付いたことがあればコメントよろしく!

またこの記事が面白かったら、いいねやTwitterのフォローをよろしく( ^ω^ )

 

みんなの応援が記事の活力になるよ!

最後まで読んでくれてありがとう! 

  • かしわ

    いつもチェンソーマンの考察記事、楽しんで読んでます!
    私もチェンソーマンが好きで記事を書いたりもしてるんですが、なかなか難しいことも多くて(汗
    コーニシさんの記事も参考にさせてもらってます!
    今回勝手に私の記事にリンクを貼ってしまったのですが、大丈夫でしょうか?!
    もしご迷惑だったらすぐに外しますので教えてくださいm
    これからも応援しております!

  • コーニシ (id:chenman)

    かしわさんへ
    全然リンク貼って貰って大丈夫です!
    難しいので皆んなで知識を高めていきましょう

  • がる

    アマプラでルックバックを観て記事を拝見しました。
    色々腑に落ちましたありがとうございます!

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【藤本タツキ短編】ルックバックの考察

ハロー!

 

藤本タツキ先生の「ルックバック」素晴らしい!

私の感想や考察を見る前に再度ルックバックを読み込もう!

 

shonenjumpplus.com

 

〜2021年8月6日追記〜

さらに詳しい記事を書きました!

chainsawman.hatenablog.com

 

 

タイトルの意味

「ルックバック」と言うタイトル、P2右上に強調されたDon't、最終ページのIn Angerから、OasisDon’t Look back in anger」が浮かび上がってくる。このOasisの曲はイギリス・マンチェスターで起こったテロ事件のアンサムとして、歌われた曲になる。

ルックバック

また、このルックバックは7月19日に発表されたが、2019年7月18日に京都アニメーションの放火殺人事件が起きている。そして京本と言うキャラの名前やストーリーからも、今回の作品は京都アニメーション悲惨な事件を追悼している背景がある!

 

藤野は未来、京本は過去

藤野と京本の名前を足し合わせる⇨藤本が完成する、が想像できるだろう。そう考えるとこの二人は藤本の生まれ変わり、そして京本は藤本の過去を担う!(田舎者の京本にとって知るはずのない東京の学校の風景。)京本には藤本の記憶が潜在的にあるため、自然と漫画にチェンソーマンやファイアパンチ背景(バッググラウンド)を描いてしまう。

参考文献:ルックバック・チェンソーマン 42話

藤野は京本を引っ張り未来に連れて行く!二人一緒に行くから藤本タツキばりの才能を開花して、17歳にして7本の短編を世に出す!普通に2月1本以上の短編を書くのは異常!そしてそれと同等以上?の藤本タツキは何者なんだ(今更…笑)

 

二人の作品であるシャークキック(チェンソーマン)は主人公をデンジからビームに変更!

漫画を作る藤野は過去の藤本を知らないからデンジを知らない…しかしそのセンスは所々に垣間見える。

参考文献:ルックバック・チェンソーマン 1巻
  • タイトルのデザインが同じ
  • 主人公の服装が同じ
  • 顔が化け物

分裂した藤本タツキは再び出会う!

二人一緒なら最強の漫画家「藤野キョウ」!

しかし京本は藤本過去(背景)にとりつかれて、藤本タツキの母校でもある東北芸術工科大学(TUAD)へ行ってしまう。作中では山形美術大学になっていた。

一人取り残された藤野は京本を知らない小学4年生の漫画家にもどってしまった。

参考文献:ルックバック

それでもセンスで活躍する藤野はアニメ化へ!

そしてチェンソーマン第一部と同じ11巻まで書き進める。ここで藤野は過去からやっと現在にやって来た。しかしそれは過去との別れになる

ここでの京本との別れは過去との別れも意味するのだろう、藤野は失ってしまったのだ。自分の背景を、一番大切な藤本タツキアイデンティティーを!

参考文献:ルックバック

京本の死亡で藤野は漫画を書く理由を見失い休載へ…タツキ無しじゃ漫画は書けないよ!(涙)

途方に暮れる藤野は過去へと行くため、例のドアへメッセージを送る。ここのドア越しにメッセージを送る部分は映画メッセージインターステラーを彷彿させる。

 

未来の藤野が過去に送ったメッセージは過去の京本に届き、過去の藤野が京本を助ける。異なる並行世界でも結局は同じ事件に帰結するが、結果が大きく異なる。結構ここら辺のストーリー展開(藤本タツキの論理展開)はチェンソーマンでも同じなのだろう…最終回のマキマ討伐とか。

過去を生き延びた京本は未来を見るようになり、漫画をかく。背景ばかりの4コマ漫画を書いていた京本は、未来の漫画を書くようになった

参考文献:ルックバック

この漫画の「背中を見て」と言うタイトルは最終コマの藤野の後ろにいる京本のこと=藤本の過去を見てほしいと言うメッセージ。今回は控えめにタイトル回収(ルックバック)

このメッセージを受け取った藤野は過去をリフレインし、シャークキックを11巻まで読む。上でも述べたがシャークキックはチェンソーマンの生まれ変わり。藤本の過去がこのシャークキック(チェンソーマン)には詰め込まれている。その中には京本との思い出が、万円の笑みの京本!

そう、藤野がマンガを書く理由は、マンガが大好きなファンのためであった!その事を思い出す。シャークキックを読み終えた藤野は藤本の過去を手に入れ最強の漫画家「藤本タツキ」となった。

 

 

お帰りなさい藤本タツキ

お帰りなさいチェンソーマン!

 

まとめ

 

感想というか、予感。

藤野は藤本の未来を担当していた。つまり彼女の書いていた4コマ漫画が今後のチェンソーマンの伏線になるのではないかと思っている。先生の仕草とか生まれ変わってもキスとか…何か起きそうでワクワク!

 

この考察が面白かったら、応援してね。

チェンソーマンの第2部でも頑張るぞ!

  • none

    終盤の背景しか描かなかった京本が藤野みたいな4コマだったことについて考察はありますか。

  • コーニシ (id:chenman)

    コメントありがとう。
    簡単に考えると藤野の過去の4コマを読んで影響を受けた京本も同じように漫画を描きたくなったから。でもあまりしっくりは来ていない。

    疑問点として、藤野の世界では斧を持った犯人が現れた。しかし並行世界の犯人はツルハシを持っていて、漫画にもツルハシが描かれていた。
    あの4コマは現実で描かれたものなのに、内容は並行世界を漫画にしている。

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【チェンソーマン考察キャラ】ナユタの正体とは?

ハロー、コーニシだよ😎

 

チェンソーマンを愛し、アニメ化を待ち望む!

今回はナユタについて考察していくぞ!最終回にいきなりマキマの転生として登場したナユタ!彼女の正体を第二部学園編に向けて予想していこう!

 

ナユタとは

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参考文献:チェンソーマン 97話

ナユタとは中国で発見されたのを岸辺隊長によって盗まれてきた支配の悪魔。マキマの生まれ変わりとして誕生したが記憶は引き継いでいない。全体的な容姿は黒髪の幼女である。この容姿の特徴としてマキマの目だけでなく、レゼの髪型とコベニのホクロが合わさったような顔立ちをしている。

 

ナユタ=ながやまこはる

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参考文献:予言のナユタ

このナユタは藤本タツキ短編小説「予言のナユタ」にも出てくるキャラクターとなる。このナユタは頭にツノが生えており、チェンソーマンのナユタとは別のキャラの可能性もある。「予言のナユタ」が発表された時には、藤本タツキの妹(藤本タツキ)が運用しているTwitterアカウント@nagayama_koharuで以下のようなツイートがされた。

 

 このナユタとは、ながやまこはるちゃんの姿であったのだ!こはるちゃんは小学3年生の女の子で藤本タツキの妹と言う設定である。チェンソーマンでもナユタはデンジの妹のようなポジションにいることから、妹キャラとして活躍していくだろう!

ちなみにちびまる子ちゃんのクラスメイトの長山くんには、こはるちゃんと言う妹がいる。このこはるちゃんも妹キャラと言うところでリンクしているが、この藤本タツキの妹のモチーフとなっているか詳細は不明である。

 

もう一人のナユタ!

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参考文献:ABARA上(那由多の黒ガウナ姿)

このナユタというキャラは二瓶勉先生の「ABARA」にも妹キャラとして登場する。ABARA藤本タツキの大好きな作品であり、チェンソーマンでも影響を受けている部分がある。最も有名なシーンは真チェンソーマンが登場したところだ!ここで登場した真チェンソーマンの姿は完全にABARAの黒ガウナに一致しており、藤本タツキも「アバラはいつかアニメ化して欲しいです。ラストもろガウナです。」とコメントしている。

このABARAに登場する妹キャラが那由多である。ABARAの主人公である駆動電磁との関係は分からないが、阿由多の妹であり、黒ガウナに変身することが出来る!

 

 今後のナユタの存在とは?

マキマの生まれ変わりとして転生したナユタは、デンジの妹として擬似家族となった。ナユタは他の作品ではツノが生えたり、黒ガウナだったりした。このツノと黒ガウナを足し合わせた姿が真チェンソーマンと一致するのだ。

 

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参考文献:チェンソーマン 83話

今後、ナユタはチェンソーマンと同じような黒ガウナの姿に変身するだろう。その時に、ナユタはチェンソーマン(デンジ)と擬似家族から本当の家族になるかもしれない。同等の力を手に入れることでチェンソーマンは支配の悪魔を殺さずにハグができ、支配の悪魔も家族に愛されるようになる。これでハッピーエンド!いずれにしても、第二部は支配の悪魔とデンジの家族としての物語が展開されるのではと思う。

 

まとめ&感想

チェンソーマンの最終話で登場したナユタについて今回は考察してみた。

  • ナユタとは中国で発見されたのを岸辺隊長によって盗まれてきた支配の悪魔
  • 短編小説「予言のナユタ」にも出てくるキャラクターである
  • ABARA」にも那由多が妹キャラとして登場する
  • チェンソーマンはツノの生えた黒ガウナである

第二部でナユタは重要キャラクターとして、ストーリーの中核に存在するはずだ!それか全く違うストーリーが展開されてデンジすらいなくなるかもしれない。それは藤本タツキ次第だが笑。いずれにしても第二部とアニメ化が行われるのを楽しみにしている😎

 

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最後まで読んでくれてありがとう。

 

【チェンソーマンまとめ考察】チェンソーマン復活の謎に迫る!

ハロー、コーニシだ😎

 

「助けてチェンソーマン」で召喚された真のチェンソーマン!この真のチェンソーマンが誰なのか分かった!彼はどこから来たのか?デンジはどうなっているのか?マキマはデンジに何をしたのか? このチェンソーマン召喚は最大の謎の1つであるが、ここで一つの解を示していきたいと思う!

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参考文献:チェンソーマン 82話

マキマはデンジの心中に入ったこのシーン。ここでマキマは何をやっていたのか?

マキマの最大の目的は真のチェンソーマンを復活させることである。そのためにデンジに契約を破棄させる必要があった。このチェンソーマンの復活とデンジの契約破棄には大きな関係があるのだ。

このデンジの心の中での出来事をまとめると4つの流れになる。

  1. デンジがドアを開ける
  2. ドアの先にデンジ父の死体がある
  3. マキマに普通の生活を望んでいいはずがないと言われて、デンジは「うん」と言う
  4. デンジがソファーで死ぬ

マキマはここで2つの目的を果たしている。1つ目はデンジにドアを開けさせる。2つ目はデンジ父を現世に連れてくる。

現世にデンジ父を連れ帰ったあと、その魂はデンジの身体に入り、そしてチェンソーマンとして復活した。何を言っているのだ?と思っただろう。この考察にたどり着く上で必要なチェンソーマンの世界をまず解説していこう! 

 

色枠と黒枠の2つの世界

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参考文献:チェンソーマン 14・18・19話

マンガの縁を黒く塗った黒枠コマは一般的に回想で用いられている。しかし、チェンソーマンではこの黒枠がただの回想ではなく、別世界の回想になっている!

 

それが顕著な例として、姫野先輩と早川アキの関係をあげる。白枠世界では、早川アキが姫野先輩の7番目のバディとなっている!しかし黒枠世界では、早川アキは6人目だったり、5人目になっている。

 

詳細についてはこの記事を読んでくれ!

要は、黒枠が別世界の回想を表していることを覚えて欲しい!

chainsawman.hatenablog.com

黒枠は2パターン!

黒枠が別世界の回想であるということは、チェンソーマンの世界にはもう一つの異世界がある事となる。今の世界を白枠の世界と呼び、異世界黒枠の世界と呼ぶ!

この黒枠の世界が呼び出されるパターンは2つある。

1つ目は白枠の世界で類似する出来事が起きた時

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参考文献:チェンソーマン 14話

白枠世界で姫野先輩が言った「アキくんは死なないでね」というセリフをきっかけに、黒枠の世界に移動している。黒枠のコマは白枠の出来事が元となって呼び出されている。このことから黒枠と白枠がリンクしていると思われる。

他にもデンジがゲロを吐いた時(21話)、やチュッパチャプスの時(22話)でも白の世界の出来事を元に黒の世界に移動している。

2つ目は夢の中

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参考文献:チェンソーマン 38話

デンジは「絶対に開けちゃダメだ」のドアを夢の中で何度も見る。これはデンジだけが見る夢で、いつも忘れてしまう夢。このドアも黒枠で囲まれている

この黒枠だけは他の黒枠と異なり、デンジの過去ではなく、デンジの夢の話になる。デンジの夢が黒枠で覆われている。つまりデンジは夢の中で異世界に行けるということだ!

 

デンジの夢は異世界と現実を繋ぐ!

デンジの夢は黒枠で覆われており、異世界へと繋がっていた。その夢は1度だけでなく、デンジは何度も見ている。つまり、デンジは夢の中で異世界にいく能力があるということだ!このデンジが夢で見ている「絶対に開けちゃダメだ」のドアは何を指しているのか?

ドアの役割とは

ドアとは異空間と異空間を隔てる壁で、ドラえもんの「どこでもドア」は自由に異空間を移動することができる。また藤本タツキが6巻末コメントで紹介していたコララインとボタンの魔女では、引っ越してきたアパートに子供しか通れないドアがあり、そのドアの向こうのトンネルを通り抜けると異世界に繋がっている! 

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参考文献:チェンソーマン 84話
チェンソーマン内でもドアとは現世と地獄を繋ぐ隔たりとして扱われている。地獄の悪魔が召喚された際に、扉から腕が生えている。またチェンソーマンが地獄から戻ってくる時にはドアを打ち破っている。
 

夢の中のドアの役割は?

夢の中の「絶対に開けちゃダメだ」のドアも何かを隔てている。それは2つの異世界であり、白枠の世界と黒枠の世界だ。

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デンジが開いた時の扉

左がデンジが夢で見た扉であり、このドアには紙が貼られており、ドアノブが右手についている。また下にはマットを敷いている。右はドアを開けたデンジだが、このデンジは黒枠の世界から扉を開いていない。ドアの手前に立っており、デンジは白枠の世界にいる。白枠世界のデンジが開いた先は夢の中の黒枠の世界になっている!

賢い読者なら気がついただろう。夢の中では扉の前にデンジの父は横たわっていなかったし、ビール散乱していなかった。しかし扉を開けるとそこには異なる情景がある。ここの矛盾について考察をさらに深めていく!

 

夢の中のドアは白枠世界にリンクしていく!

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デンジの夢たち

最初のデンジの夢は黒枠に完全に覆われていたが、巻数を追うごとに白枠の世界に紛れ込んでいく!これはデンジの夢が現実とリンクしている表現だろう!現実でドアを開くとリンクした夢でも「絶対に開けちゃダメだ」のドアも開く!

この「絶対に開けちゃダメだ」のドアはデンジの夢の中から覗き見ているものであり、あくまでも現在のドアではない!

黒枠コマの性質は異世界の他にもう一つあった。それは過去回想である。黒枠に囲われたコマは異世界の過去回想を意味している。デンジは夢の中から黒枠の扉を見ているけれど、ここにはデンジ父はいない。それは過去だからだ。デンジ父が倒れる前の過去だから、ドアの前には何もないのだ!

マキマの目的

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参考文献:チェンソーマン 82話

マキマの最終的な目的は最愛のチェンソーマン復活である!

この目的を達成するために必要な儀式が2つあった。その儀式の前段階として、マキマはデンジを飼い慣らし、パワーや早川アキを殺させ、ポチタとの契約を破棄させる手間をかけたのだ!

儀式1つ目は白枠デンジに黒枠世界につながるドアを開けさせること!

デンジには黒枠となる異世界へ行く能力があった。そして白枠と黒枠の世界をリンクさせる力を持つ。デンジの夢で出てくるドアにつながる道は異世界にわたる架け橋となっている。この架け橋の場所に来ることができれば、マキマも異世界に行けるわけではない。世界の境界にはドアがあり、「絶対に開けちゃダメだ」のドアを開けない限り異世界へはいけない。このドアを開けることができるのが、異世界へ移動できるデンジなのだ。だからデンジにドアを開けさせる必要があったのだ!

儀式2つ目はデンジを殺害すること!

この立っているデンジは白枠のデンジであり、このデンジに対してマキマは「パワーちゃんを殺すのを手伝って早くんも助けられたのに殺して」と言っている。マキマはこの白枠にいたデンジとポチタとの契約を破棄させようとし、デンジを殺そうとしている。だから、ここで死んだのは白枠のデンジ。

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参考文献:チェンソーマン 82話

そして現実にやってきたのは黒枠の世界で倒れていたデンジ父になる。倒れている姿が完全に同じであるため、黒枠のデンジ父がデンジとリンクしている。今まで黒枠のデンジ父と言ってきたが、これは明らかにデンジである!髪型と首筋が同じ。服もフード付きのアウターぽいがこれは1話のトマトの悪魔と対峙した時と似ている。

マキマはここで何をしていたかをまとめると、白枠のデンジを殺して、黒枠のデンジを白枠世界に連れてきた。

 

つまり、真のチェンソーマンとは黒枠世界のデンジとなる。

 

真のチェンソーマン

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参考文献:チェンソーマン83話&アバラ上

真のチェンソーマンの姿はアバラの黒ガウナとほぼ同じである。藤本タツキも2020年39号ジャンプのコメント欄で「アバラはいつかアニメ化して欲しいです。ラストもろガウナです。」と言っており、真のチェンソーマンの姿は黒ガウナのオマージュであると言っている。そう、真のチェンソーマンとは黒の世界から来た黒ガウナなのだ!黒というワードがこれでチェンソーマンと関連し、だからこそ藤本タツキは黒ガウナを真のチェンソーマンの姿にしたのだ!

 

まとめ

「助けてチェンソーマン」で召喚された真のチェンソーマン!この真のチェンソーマンはマキマによって黒枠の世界から連れてくられたデンジであった。このチェンソーマンを連れてくるため、マキマは白枠のデンジに黒枠世界へつながるドアを開けさせて、さらに白枠デンジをポチタとの契約破棄で殺す。そして死んだ白枠デンジの代わりに連れてきた黒枠デンジを現実に召喚する。召喚された黒枠デンジは「助けてチェンソーマン 」の掛け声をきっかけにチェンソーを掻き鳴らし、真のチェンソーマンとして復活するのだった!

 

感想

チェンソーマンの考察は一筋縄ではいかない。チェンソーマンを知るためには多くの知識が必要で、旧約聖書神話童話、そしてホラー映画マンガアニメからの引用も多数ある。これらの作品を組み合わせてできたツギハギの作品がチェンソーマン!まるでゾンビのように、過去の作品を生き返す、何度も何個も!私もチェンソーマンの考察を行うまでは知らなかった作品も多かったし、知っていても本質を理解していなかった。チェンソーマンに出会えて、幸せであり、豊かになった。これからも好きにやっていく。そして考えていく。

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【チェンソーマンまとめ考察】藤本タツキは神様を隠している?

どうも、コーニシだ😎

  

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地獄と天国、天使と悪魔

チェンソーマンは不思議な世界だと感じないか?

地獄や天国、天使や悪魔は存在するのに神様がいない!藤本タツキも「この作品には色々と出てこないものがあるんですよ。例えば”神様”という単語は…」と”このマンガがすごい”で語っている。

 

この世には隠されていることが多くある。この隠されたモノについて考察していこう。

 

この世界には神様がいない

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参考文献:チェンソーマン 27・75話

この世界には神様の存在を証明するワードが溢れており、崇拝するための施設としては大神神社 おおみわじんじゃ や協会が描かれている。しかしその中心にいる神様がいない。

この世界に神様はいないが死者に対する崇拝は行われている。死者に対して墓を掘って、祈りを捧げて、鎮魂歌で魂の安息を願っている。そして死者は天国へいくことが信じられているのだ。天国には何がいるのか?天使だろうか?早川アキは瀕死のデビルハンターを「楽に殺せるだろ」と天使の悪魔に言う。その時に天使の悪魔は「僕は…天使である前に悪魔だよ?」と言っており、この世界でも天使=人を癒す存在、として認知されていた。

悪魔、天使、地獄、天国、神社、協会、墓、十字架、鎮魂歌、信仰、自由の女神像と確認しただけでもこれだけのモノが存在するのにやっぱり神様はだけいない。逆説的に考えれば神様は必要ないのだ。それは神様に変わる存在がこの世界にはいるから!

 

神様は姿を変えている

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参考文献:チェンソーマン 75話

銃の悪魔による襲撃の被害者の中に神崎トシオがいる。この世の中には神と言う漢字があり、概念が存在しているようだ。しかしこの神という文字は私たちの知る神様と同じ意味ではない藤本タツキは「”神様”という単語を作中に一度も使っていない」と語っており、敢えて神を神様と言い分けている。そうでないと自由の女神であったり、大神神社 おおみわじんじゃ が説明つかない!

 

神様はどこに行ったのか?

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参考文献:チェンソーマン 1・2話

神様はどこにも行っていない。常に私たちと共にいたと私は考えている。

この世界には犬が溢れている。デンジは犬のように扱われて生きてきた!ポチタは犬として転生している!マキマは特別に鼻が利く!この犬はDOGであり、反対から読むとGOD(神)になる。

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参考文献:チェンソーマン 1・91話

1話でポチタと契約したデンジはゴミ箱から蘇生する。同じようにパワーと契約したデンジもゴミ箱から蘇生する。しかしポチタ契約時とパワー契約時は鏡写しになっており、2回目の転生でデンジはDOGからGODとなった

 

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参考文献:チェンソーマン 96話

神様となったデンジは全知全能となり、今までの世界の記憶を思い出すのだ。だから、マキマを出し抜くことができ、パワーの血の使い方を覚えている。マキマを倒したこのチェンソーはパワーの血から作り出された物である。チェンソーにパワーのツノが2本生えていることから、それがパワーであることは明白だ!

 

今までの世界の記憶とは?

黒枠コマが隠されたワードのヒントとなる!

チェンソーマンの黒枠コマで過去回想のようなシーンが何度も登場する。

しかし、このシーンはこの世界(白枠コマ)の過去ではない!

異なる世界の過去回想であるのだ!

 

この黒枠コマについて、まだ知らない人は先にこの記事を読んでくれ!

そしてこの黒枠コマがここからの考察の鍵となっている。

黒枠コマが異世界なら、複数の世界が存在する!

黒枠コマが異世界なら、このチェンソーマンの世界には複数の世界が存在することとなる。しかしこの2つの世界はリンクしており、白枠と黒枠の間で何度も同じようなシーンが登場する。

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パワーの走る白枠と黒枠

 

パワーはコウモリからニャーコを助けるために人間を探しにいく。このシーンは黒枠と白枠の両方で登場する。両方とも同じパワーであるが考えることは違っている。2つの世界はリンクはしているものの、それぞれ異なる思考をしている。その結果として、登場人物の見た目は同じでも異なる世界線となっているのだ。

 

この2つの世界で1つだけほぼ同じシーンがある。

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参考文献:チェンソーマン 54・64話

このサンタクロースの読んでいる新聞の表紙が微妙に異なっており、完全に同じ世界線出ないことがわかる。そして、ここで注目なのはドイツ人のセリフである。左では「わかった用意する」と言っているが、右では「・・・用意する」と言っている。この黒枠と白枠の2つの世界線でセリフが異なっている。いや、・・・で隠されているチェンソーマンでは・・・が多用されている。第1話だけで72回も使われていた。

 

このリンクする世界の過去をデンジは神様となったときに思い出したのだ。この黒枠世界の経験があったからこそ、マキマを倒すための力の使い方を思い出せたのだ!

 

まとめ

神様は犬に置き換えて、・・・で必要なセリフを隠していた。チェンソーマンは未だ秘密を多く持つ。今回の考察は証拠が多くないため、外している可能性もある。この考察については今後もアップデートしていきたい。 

 

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