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鹿乃つの

しかのつの

珍しい格好をすることが好きな一般人
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注意

本記事では炎上の渦中にある人物について取り扱っており、その言動の問題点についてもできる限り中立的な立場から指摘しています。

編集を行う場合はピクシブ百科事典公式ガイドラインに則り、中立性と公共性を保ち、冷静な姿勢で行うようにしてください。

具体的には、明らかな嫌がらせ・誹謗中傷と取られるような内容や、本人の公開していない個人情報、私怨目的の暴言や無条件の擁護など、編集者の個人的な感覚・感情に偏った記述はしないでください。

また「二次創作コスプレイヤー」という立場や、本人の二次創作に関する思想から、特定の作品を出すことで場が荒れることが予想されるため、本人がコスプレを行った具体的な作品名やキャラクター名は記述しない(記述の必要のある場合は伏字や文字リンク等を利用する)ようにしてください

概要

北海道出身、現在は関東在住。女性。

仕事の関係で上京したことをきっかけに、アニメ関連のイベントに積極的に参加するようになる。2023年の夏コミでコスプレデビューした。

個人サークル名は「鹿乃屋」。鹿「野」は誤表記である。

2024年の東京ゲームショウではMechaBREAKのブースでコンパニオンとして出演。

万博(大阪・関西万博)でのコスプレ・写真投稿による論争

2025年4月、大阪・関西万博に某作品のキャラクターのコスプレをした状態で入場、写真を撮影したうえで自身のX(旧Twitter)アカウントに投稿した。

万博そのものの規定ではコスプレについて「持込禁止物に該当しないものであれば、装着しての入場は可能です。但し、会場内の公序良俗に反する服装や平穏を乱す行為は禁止です」と示されているが、この規定の解釈や、コスプレジャンルにおけるルールやマナーをめぐって、他のコスプレイヤーを含む多くのアカウントから批判が寄せられ炎上状態になった。

具体的な敬意と問題点

鹿乃つの(以下「鹿乃」)は、まず文春オンラインのインタビューにてコスプレ入場の理由について「万博がコスプレOKになったという記事を見て、ただの私じゃなく○○(※鹿乃がコスプレしたキャラ名。以下「M」)がいろいろなところに遊びに行ったよ、という写真が撮れるんだったら楽しいし、貴重な体験だなと思って行きました。」と発言している。

また、本人のnoteでも「本来大阪くる用事あったんだけどね。万博も気になってはいたけど、混んでるし、暑そうだし、批判も多いし、楽しくないのかもなー、いかなくていいかーって思ってた。でもコスプレOKになって『Mを連れていけるなら絶対楽しい!ぜひ行こう!』と即チケットをとりました。」と綴られており、元々万博自体は旅程のメインではなかったが、コスプレをするために訪れたことがわかる。

鹿乃が行ったコスプレは、原作となる作品がある二次創作コスプレ(他者が創作し権利を持つキャラクターのコスプレ)であるが、そもそもMの登場する作品(以下「D」)は万博とは一切関係のない作品であり、鹿乃が撮影を行った場所もその作品やキャラクターに特に強い関係があるわけではない。このため、大前提として「わざわざ万博でやるべき行為か」という点について批判する声は大きい。

万博は当然ながら「コスプレを主とするイベント」ではなく、客の多くはコスプレではない私服で入場し、展示を観覧・撮影している。

同じようにコスプレ可となっていることが多いアニメイベントなどとは異なり、コスプレは「可能」ではあるものの「イベントを挙げて推奨歓迎している催し」ではないため、コスプレの客も少数派である。

鹿乃はいくつかのパビリオン(展示)で撮影を行っているものの、Xやnoteにおいて、実際の展示についての詳しい感想は少なく、先の発言と合わせて単純に「特定のロケーションでコスプレ撮影を行うため」だけに万博を選んだように見受けられ、この点についても「展示を楽しむのが目的ではなく、スタジオ代わりにしているだけに見える」と批判されている。

万博会場には専用の更衣室などは用意されておらず、コスプレを行う場合は会場内で簡単に着替えられるものを用意するか、事前に衣装を着用した状態で入場することになる。この「専用の更衣室がない」という時点で、そもそもウィッグのセットやメイク、着替えなどが必要なレベルの本格的なコスプレは想定されていないと言える。

鹿乃は「ホテルで着替えてタクシーで直接会場に向かった」としており、この点では会場や他の利用者には迷惑がかかっていない。

しかしながら、コスプレイヤーの間では衣装の破損や盗撮などのトラブル防止のため、コスプレの状態で公共交通機関を利用することは極力避けるべきという暗黙のルールがあり、タクシーも同じく「公共交通機関」と同等に見なす人は多い。やむを得ず利用する場合や、会場外の徒歩移動はフード付きのコートなどを着用して衣装が目立たないようにするのが基本であるものの、本人はそのような対応をとったかは言及していない(※後述のフォースサミットでの移動の様子から、コートなどは着用していない可能性も高い)。

ただし、この「暗黙のルール」についての本人の見解についてもまた争点となっており、これについては後述する。

撮影行為に関して

万博においてコスプレそのもの「は」禁止されていないが、万博肖像の使用および撮影についての規定では、禁止事項として「著作権、商標権、パブリシティ権、その他知的財産を侵害する撮影、または侵害する恐れがある撮影」、「営利目的での撮影」が挙げられている。

鹿乃が特定キャラのコスプレ姿で撮影を行い、(収益を獲得することができる)Xの認証済みアカウントやnoteに投稿していることや、後にこれらの写真を同人誌に収録し有償で頒布していることは、これらの規定に接触する可能性が高い。

後述のように、権利者に許可を得ず二次創作を世間に公開する行為は著作権的には「黒に近いグレー」であり、一部の二次創作の可否を明確化している作品を除いて「ファンが趣味で行っていて、公式ではないことが明らかで、なおかつ大きな利益が出ない活動」という名目で権利者から黙認されている形となる作品がほとんどである。

コスプレ系イベントのような限定的場面であればまだしも、万博のようなオープンな場であれば映り込みや盗撮などで自覚なく権利を侵害する恐れもあり、なおかつ利益が出る活動につなげているのであれば「純粋なファン活動なので容認される余地がある」とも言いがたい。

また、本件に関連して「会場で出会った一般客の親子と一緒に撮影を行った」と言及しているが、仮に権利者公認・公式と誤認させるような発言を行っていた場合、非公式でありながらキャラを利用したグリーティング(一般人への声かけ、記念撮影などの行為)に該当しかねない。

ファンによるコスプレでの非公式グリーティング、特に子供への声かけについては、別作品ではあるが版権元が直接注意喚起を行ったこともあり、コスプレイヤーの間でも警戒されている(後日この親子からお礼の品が贈られてきたことも明かしている)。

なお、鹿乃が万博を訪問した約1週間後には、万博会場内のEXPOアリーナ・EXPOメッセにて、大型アニメイベントの「Japan Expo Paris in Osaka 2025」が開催され、会場に認められる形でコスプレを行う機会もあったが、こちらについては「万博でのコスプレの可不可」についての文脈では言及したものの、そちらに参加する意思があったかは明言していない。

明確なルール違反や犯罪行為ではないとはいえ、結果的にこれだけの炎上を起こしてしまった事に対してすぐに謝罪していれば、長期に渡り叩かれる事も無かったと思われる。

(あくまで当人は「禁止されていない事を行っただけなのだから炎上させられる筋合いは無い」というような態度である。)

モラルに反していない宅コスや普段着での外食といった投稿には現在でも好意的なコメントが多く寄せられている。

万博以外での問題行動

上記の炎上によって名前が広まったことで、かつて交流のあったコスプレイヤーを含む複数名から過去の問題行動について指摘・告発され、炎上はさらに拡大している。

公式素材の無断使用疑惑

鹿乃は2024年の冬コミにて、Mのコスプレをした姿のアクリルスタンドを頒布している。

このアクリルスタンドには鹿乃自身の写真に加えて、キャラ名を筆文字で書いたものが含まれているが、この文字部分はアニメ版『D』にて演出として用いられた文字(アニメスタッフが書いたもの)を切り抜き加工もしくはトレスしてそのまま利用している可能性が極めて高いことが指摘されている。

本人は「頒布は終了しているから問題ない」という認識を示しているものの、有料での頒布かつ購入希望者から予約を受け付けていたことが確認されている。

大前提として既存の作品の二次創作(二次的な著作物)を世間一般に公開する行為は、「私的利用」の範疇を超えているため、公式が許可しガイドラインを提示していない限り著作権の侵害に該当する危険性があり、なおかつ著作権が親告罪である特性上「個人の趣味の活動であり、誤認や競合など権利元に不利益を及ぼさない」という理由で権利者によって黙認されている、限りなく黒に近いグレーゾーンの状況にある。

しかしながら、コスプレ姿の写真を用いてキャラ名を題した形でのアクリルスタンドの頒布を行ったこと、特に「公式素材の無断利用(もしくはトレス)疑惑」「受注販売」という点については、明らかに利益が発生することを見越しての活動である以上、個人活動の範疇を超えており、グレーどころではない形で著作権の侵害にあたるのではないかと批判されている。

写真集における権利侵害、イベントや施設の利用規約違反

鹿乃は二次創作活動として同人写真集を発行しているが、こちらについても権利侵害に加えてイベントや施設の利用規約違反の疑惑が浮上している。

ロゴトレス疑惑、商品画像の無断利用

過去に頒布していたコスプレ写真集にて、ある作品のタイトルロゴをトレスしたと見られる画像が使われている。

また、別の写真集では日清食品の『カップヌードル』のパッケージをそのまま利用した写真が使われている(別の写真では一部加工している)。

これらは上記のアクリルスタンドの件と合わせて著作権・商標権侵害にあたる可能性は高い。

イベント・施設の規約への接触

先に述べたロゴトレース疑惑のある写真集では池袋ハロウィンコスプレフェスで撮影した写真を収録しており、収録されている写真を利用したアクリルスタンドを販売していた痕跡もある。

池ハロのイベントルールでは「インターネットへのアップロード、雑誌や書籍へのメディア投稿・掲載をする際は、被写体や撮影者の許可を取った上で行ってください。」とされている一方で、禁止事項の一つに「本イベントで撮影した写真の商用利用および営利目的での使用」が挙げられており、写真集への収録とアクリルスタンドの販売は「営利目的」ではないと断定することはできない。

上述の写真集とは別の写真集では江戸たてもの園で撮影した写真を収録しているが、施設の規約上「商用利用目的(有料)での撮影は申請と許可が必要」となっており、商用利用目的では原則として建物内の撮影は不可となっている。また撮影可能エリアでも建造物や内部の建具、展示物、装飾品などに触れることは基本的に禁止されている。

しかし、鹿乃は明らかに建物内が写った写真を収録しており、また建具や装飾品に触っている写真もあるため、利用規約に反している。

さらに、別の写真集ではTFT(コスプレ博)にて撮影した写真を収録しているが、TFTの参加者向けルールとして「イベント内で撮影した画像の商用利用、画像の有料公開、販売、同人誌即売会等での頒布を禁じます。」とされており、同人誌としての収録発行は不可能であると読み取れ、写真集が有償で頒布されていることからこれも違反となる。

万博入場以降に参加したフォースサミットでは、運転手に確認を取ってコスプレ状態でタクシーを利用して入場したことを写真付きで公言しているが、フォースサミットの参加者向けの規約にて「全身フルコスプレでの公共交通機関のご利用は避けてください」とある。

万博の段で述べたように、タクシーを「公共交通機関」と同等に見なす人は多く、鹿乃はタクシーの運転手に確認を取っているものの、イベント側にタクシー利用の確認を取ったかどうかは明言していない。

本件はイベント側がどう判断するかではあるものの、解釈が分かれるルールにあえて接触しにいく姿勢については否定的な声が目立つ。

これらの件以外にも、いくつかの場でイベントや施設の規約に接触しかねない撮影を行った可能性が指摘されている(許可を得たかを明示せず、画像をSNSに投稿している)。

他のコスプレイヤーとのトラブル

知人のコスプレイヤーが「過去のジャンプフェスタにて、鹿乃が自分(当該コスプレイヤー)の撮影列に注意を無視して割り込み、半ば無理やり併せ撮影(列に並んでいたファンとのスリーショット撮影)を敢行した。スリーショットは撮影許可を出したが、それ以外の写真を無許可でXに投稿された」と告発している。

これについて、鹿乃はnoteにて知人を「嘘つき」と断じ、現場での対応に問題はなかった、無断というのは事実無根であると主張している。

この知人の告発について「その原因は、『イベントの時、この人の隣で私ばかり歓声を浴びてしまったから』だと思う。」、「コスプレを趣味でやっている人って、嫉妬でなんでもできちゃうような人が本当に多い。でも『何この女、腹立つ』と言っては、流石にダサいのはわかるのだろう。だからちょっとのミスを探して、『モラルが』『ルールが』という正当性ある言葉に塗り替えて突撃するのが彼らの特徴。(ちなみにミスがなければ、平気ででっちあげたりもする。)」「彼の行動の原因として私を納得させるのに、嫉妬以上のものは必要なかった。」と言及し、鹿乃が注目を浴びたことが気に入らず、彼女を貶めるようなデマをばらまいたと主張している。

さらに、鹿乃は『GeoGuessr』(※ランダムに選ばれたGoogleストリートビューの画像から場所を特定するゲーム)のプレイヤーであるフォロワーを利用して、詳しい事情を聞かせずにこの知人の自宅住所を特定させようとしていたことも明らかになっている。

本人は「警察に相談に行った時に『刑事事件にできたとして、相手に資産がなければ何もとれない』『資産があることがわかれば…』と刑事に言われたので、『じゃあ、過去の投稿などからそれがわかれば、動いてくれるんですね』と確認してやったものです。法律には接触していません。」と発言しており、特定作業に関与してしまったフォロワーはすでに警察に相談済みであるとのこと。

また、スタッフとして参加したコミコンについて、一般参加のコスプレイヤーに「鹿乃からタメ口で話しかけられる、嘲笑されるなどの失礼な対応を受けた」と告発されているが、これについても同じくnoteにて「嘘つき」と断じている。

さらに、上の2件とは別に、イベントで他コスプレイヤーの撮影に無理やり映り込んだ、撮影列に割り込みをした、一緒に写った写真を無断投稿したことが複数人から明かされている。

2025年4月末のニコニコ超会議で一緒に撮影を行ったコスプレイヤーグループ(『D』とは無関係の題材)の写真を、掲載許可を得ずに投稿しており、このことについてコスプレイヤー側から非難と指摘を受けている。

鹿乃は一緒に撮影したコスプレイヤーたちを「よく遊んでくれる」と旧知の友人かのように紹介していたが、実際にはその場で初めて知り合ったような関係であり、鹿乃の言動に注目が集まるようになってから巻き添えでグループメンバーが誹謗中傷を受けるようになってしまったという。このため、代表者が鹿乃に直接抗議したが、2025年9月の段階でもまともな返答を得ていないと明かしている。

万博の閉幕も近付いた2025年9月中旬、某人気作品「T」の女性キャラクター達のコスプレで万博を訪れた男性集団の写真がXに投稿される。

この現状では当然ながら厳しい意見が集まる中、鹿乃氏はそれを引用リポストした上で「コスプレは美醜もクオリティも関係なく、楽しめばいい」「加工で容姿を偽り、こういう人達を叩くような奴が本当のブス」と投稿。

皆が叩いているのはあくまで「万博で無関係な作品のコスプレをする事」だというのに、遠回しに容姿を貶すような言い方には多くの批判が集まり、速報サイトでも「万博コスプレで叩かれる気持ちはよく分かっているはずなのに、なぜわざわざ晒してしまうのか」と非難される始末であった。

発言への反発

各種イベントにおける問題行動、写真集の内容による炎上とは別に、Xおよびnoteでの本人の発言についても批判が多数寄せられており、さらに思想については二次創作という活動自体の立場を揺るがすようなものも多々見られる。

原作軽視、権利者への敬意の欠如と見られる言動

2025年2月に、サブアカウントにて「『キャラをお借りする』という表現が、生理的に嫌い。その敬意は、原作者も二次創作者も互いに払うべきだよ」と発言しており、万博参加後に改めてこの発言の是非について論じられるようになった。

鹿乃はたびたび「原作者の『気持ち』を傷つけないという前提のもと二次創作は尊重されるべき」という主旨の発言をしており、二次創作の権利関係については権利者を最優先としつつ「ルールを明文化すべき(そして、自分はそれに該当しないと考えている)」と主張している。

上記の「キャラをお借りする」に関しては文春オンラインのインタビューにて「二次創作者は原作者をリスペクトしなければいけないという関係が生理的に嫌いということではないんですよ。」としているものの「二次創作は同じ『創作物』という意味で原作と同等に尊重されるべき」という主旨の発言を繰り返しており、これに「原作ありきの二次創作」という意識や、二次創作者が抱くべき原作および作者・権利者への敬意を軽視していると批判する人は少なくない。

自身とMを同一視して振る舞っている、もしくは同一視されることを好意的に思っているような言動も見られ「鹿乃がしているのはキャラの私物化ではないか」という意見については激しく反発している。

「権利者の気持ち(心情)」についてはさておき、権利関係については先の文春オンラインのインタビューで「著作権侵害は基本的に親告罪なので、版元から言われたら対処はしなければいけないと思います。」とコメントしている。

一方で「言われるまでは問題ない」と捉えているような節もあり、例えば「公式っていうか、K先生(※『D』の作者)がやだっていったら今すぐにでもやめます!」と発言しているが、これは原作者の心情「だけ」の話であり、作品の版元である出版社や、版権に携わっているアニメ制作会社・放送局などの意向、実際の権利関係の取り扱いについては言及していない。

変顔の多用によるキャラ崩壊

鹿乃はMがたびたび繰り広げている「顔芸」を模した表情で撮影を行うことが多いが、この内特によくしている「頬をすぼめて顎を突き出す」表情(変顔)は、正確には偽物の姿を真似たものであり、Mというキャラクター自身はこのような表情を見せたことはない。

この表情の多用について、Mの純粋なファンからは(コスプレ自体を好意的に見ていない層も含めて)「キャラクターに対する愛が足りない、キャラ崩壊を容認している」批判が多く寄せられている。

なお、変顔について本人は「原作準拠」としている。

加えて、鹿乃は変顔をある種の「持ちネタ」としている節があり、撮影者に頼まれたからとしつつ全く無関係のキャラクターのコスプレで同じ表情をしたこともある

先の「原作準拠」に関連して、「無関係のキャラの変顔での撮影はやめてほしい」と言われた際には「原作者にそう言われたらやめますね~」「あなたの好きを人に押し付けないでくださいね。それがまさに私物化ですよ」と発言している。

「コスプレ因習村」

詳しくは当該記事を参照→ 【コスプレ因習村

当初は鹿乃に寄せられる二次創作の作り手やコスプレイヤーからの「明文化されていなくても、最低限共通認識として広まっているルールやマナーは守るべき、作品と二次創作という界隈を守るためには必要なこと」という考えに基づく批判について「狭い社会での暗黙の了解を強いるなんてまるで因習村」と擁護者が揶揄する形で広まったものだったが、後に本人も使うようになり、noteのタイトルにも用いている。

自死や遺族感情の軽視

本人は万博に関連して批判が多数寄せられ、なかには度を越した誹謗中傷・殺害予告などもあったと言及している。

Xでは「私じゃなきゃ死んでたことは、誰も忘れないでいただきたい。」「(前段で『追い詰められた人は最終的に自死を選んでしまう』という流れがあり)普通にてサクッと。だってそれは手っ取り早く身近な救いなんですもの。」と投稿し、一時は自死を考えるほど辛い状況であったが、なんとか踏みとどまっているとしている。

一方、上記の「サクッと、手っ取り早く」という発言について、自死遺族で自身も自殺を図った経験のある人物から「死を軽視し、他人の感情をコントロールするための手段に用いているように見える(※要約)」とリプライで批判された際には「わかんないなら黙ってな。」と突き放している。

さらに、非難や誹謗中傷を行った人物に対しては「ほんと人様にこんなこと言いたくないけど普通に死んでほしい 私の心殺しにきてるんだからこのくらい言われる覚悟絶対してるし文句言わないよね?」と言及している。

精神的に余裕のない状況とはいえ「自分の死を盾にして、他人を傷つけることもいとわない身勝手な考え方である」と受け取られても仕方のない言動を取っていると批判を浴びている。

また、別件であるが、同じくXにて「友人が亡くなった」と語るユーザー(フォロワーではない)に向けて突然「知らない人だけど、なんだろう、ごはんを炊くといいと思います!ほかほかの白米に梅干しなんかを乗せましょう!味噌とかもいいです!ほかほかのごはんはいつでも誰にでも寄り添います。」とリプライを送ったことがあり、それ以外にも近しい人を亡くして悲しんでいる人に対して「あたたかいごはんを食べましょう」という主旨のリプライを複数送っていることが確認されている。

鹿乃自身は「ごはんを炊くといいと思います」について「なにか声をかけなきゃいまにも死んじゃいそうな人がTLにいたから、なんで(原文ママ)言おうかめっちゃ考えて打ったやつね」としており、彼女なりに気遣ったつもりである模様。

2025年8月にとある有名歌い手が急死したことが報じられた際には、死因が公表されていないのにもかかわらず「誹謗中傷を苦にした自殺」と決めつけ、自身の心情と絡めて「ご冥福お祈りポストしてる人間にすら腹立つな。生きてる間に何もしなかった人は、正しく後悔しなよ」「形はともあれ、生きている間に手を差し伸べた人間だけが正義だよ」と論じている。

これについて当該の歌い手のファンから寄せられた「ファンの中には気持ちの揺らぎやすい(※おそらく「精神的に不安定になり、後追いなどを考えてしまうかもしれない」という意味)未成年も多いため、影響を考えて投稿の削除を検討してほしい」と苦言を呈すリプライに対して「揺らげ揺らげ。ちゃんと揺らがせろ。」と、自殺教唆と捉えられかねないリプを返している。

二次創作ルールの明文化

先に述べた「コスプレ因習村」発言に代表されるように、鹿乃は基本的に「イベントなどの公式によって明確に示されたルールにのみ則って活動するべき」という思想を打ち出しており、ファン(この場合はコスプレイヤー)同士の間で共有されている昔からの不文律や、ローカルルール、あるいはマナーモラルについては「気持ちの押し付け」「因習」とあまり肯定的でない。

二次創作にあたってのさまざまな、法的な取り決めではないルールについては「明文化すべき」と主張し、コスプレが「ファンのひっそりとした(権利者に害や不利益を及ぼさない形での)趣味」という範疇を超えて、多くの人に広まっていることを理由に「明確なルール」を作るべきだと発言している。

しかし、多くの(元)コスプレイヤーをはじめとする二次創作者や二次創作を楽しむ一般オタクからは「そもそもコスプレを含む二次創作は著作権の侵害であるところを、原作者や権利者の好意によって黙認されている形にある。二次創作を行うオタクたちのコミュニティがこんにちまで存続して盛り上がれたのは、権利元と外部に迷惑をかけないように(二次創作というジャンルが取り潰しにならないように)先人たちが積み重ねて作ってきた『ルール』や『マナー』があるからで、二次創作をする側として鹿乃がそれを守っていくのは当然である」と指摘されている。

中にはリプライ等でこのような内容を送った人もいるが、鹿乃は「そんなに大事なルールならなぜ明文化されてきていないんですか?なんでその努力を、いち界隈の当事者としてしなかったんですか?」と、ルールを明文化することを第一と主張し、明文化されていないものに関しては「無理に従う必要はない」と考えている様子がうかがえる。

鹿乃は「版元など関係各所に連絡を取った、おぎの稔など政治家とも話をしている」として、(自身が働きかけることで)新たに明確なルールを作り、ルールにのっとった二次創作ができるようにしたい、という主張をしているものの、ルール作りという点でも鹿乃の発言は大きな影響力を持つわけではないことに留意が必要である。

実際に、二次創作における正式なルールやガイドラインの制定・明文化に関しては、例えば政治家の山田太郎および彼の結成した「表現を守る会(旧表現を守る党)」がTPP協定に関連して二次創作コンテンツの適切な保護のために働きかけを行っているほか、同会の最高顧問を務める漫画家兼政治家の赤松健が、自作の二次創作を公開することを条件付きで許可する「同人マーク」を制定するなど、鹿乃がコスプレを始めるより以前から政治面での動きがある。

政治的な効力を持たない一般メディアでも、数多くの同人イベントや二次創作同人系コンテンツを取り扱う雑誌・書籍、またそれらの運営編集が関与するWebサイトにおいて、文面として強制する形ではないが「他の人に迷惑をかけない、版権元に迷惑をかけないため」のマナーやモラルが示されている。

鹿乃の指す「明文化」が、どの機関によるものなのか、またどれほどの効力を持つものを想定しているのかは不明だが、少なくとも現状の日本における二次創作活動は、鹿乃が「因習村」と呼ぶような、法的に野放しの状態で、ファン同士が相互干渉して自分ルールを押し付け合っている活動というわけではないといえる。

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