看護師殺人未遂事件　被告の男に懲役10年求刑

　去年（2024年）7月、岡山県高梁市の病院で女性看護師を殺害しようとしたなどの罪に問われている男の裁判員裁判で、検察側は今日（1日）懲役10年を求刑しました。

　殺人未遂などの罪に問われているのは、高梁市の無職、芳賀雄司被告33歳です。

　起訴状によりますと芳賀被告は去年7月8日の午前9時半頃、高梁市の病院で、38歳の女性看護師の腹などをナイフで複数回刺して殺害しようとしたなどとされています。裁判は互いに事実関係の争いが無いため、量刑が争点となりました。

　今日の論告で検察側が、強い執着心と殺意に基づいたストーカー的犯罪だとして懲役10年を求刑したのに対し、弁護側は生まれながらに持つ発達障害の影響などを訴え、懲役5年の判決を求めました。

　判決は今月7日に言い渡されます。