ブルーアーカイブRTA 称号「崇高」獲得まで 作:ノートン68
今作のビナーはホモ君のせいで強化されてます。
黒服「本命の研究に使っても余ったからビナーに使おう。」(無邪気)
最終章も配信されるし大忙しですわ。
「何このデカいの!?」
『どの情報にも載っていない……あの機械から高エネルギー反応を検知しました!!』
・全員固まってホシノの後ろに!!何か来る!!
「うへぇ、これは久しぶりに本気出さないと不味いかも。」
砂漠の白い大蛇の如き理解者の一機、その名はビナー。
自らの領域に存在する異分子である彼女たちを抹消すべく、ビナーは攻撃を開始した。
相手の戦力……未知数。
ビナーは小手調べを選択肢から切り捨て、最大火力をお見舞いする事を選択。
裁きの極光の名は『アツィルトの光』。
口から全てを破壊するその光は放たれた。
先生の直感の指示は最善では無かったが、何もかも情報不足の今は最適解だった。
その光線は大地を抉り、砂に埋もれていた建物を粉々に粉砕した。
たまたま光線の直線上に居なかった先生は無事。
問題はモロに直撃したホシノ達だが……
「くぅう、なかなか痛いねぇ。」
「先輩、大丈夫!?」
「セーフ……と言いたいけどアレが連続で来るとキツイかなぁ。」
何とか全員無傷のようだ。
ホシノのお陰で何とかなったが、光線を防いだ鋼鉄の盾は煙を上げている。
ホシノ自身が無事でも盾がもつかどうか……
「考えたく無いわ、アレの連発なんて。」
「ここら一帯が更地になっちゃいますよ……」
・撤退したいけど、無理そうだね。
『はい、あの光線の射程外を目指すとなると……』
撤退という選択肢はビナーと対面した時点で不可能になっている。
あの巨体ならすぐ追いつかれるだろう事と、先程の光線の射程を考えれば取れる手は1つ。
ビナーを撃退することだけ。
対してビナーは、彼女達が自身の光線に耐えたことに驚きを感じていた。
そしてすぐさま作戦を続行、
遠距離に
背中の砲門が開き、ミサイルの垂直発射装置が覗き込む。
チャージまで30秒間、このミサイルで時間を稼ぐ。
全長数百mはくだらないビナーの砲門数は百を超える。
『大道の却火』と呼ばれる数百発のミサイルによる物量攻撃を開始した。
『あんなに大量に!?』
「さぁ、走るよー!!」
できるだけ全員固まって移動する。それくらいしか方法が無かった。
せめて先生を安全地帯に避難する事ができれば……
当然の如くビナーは巨体をくねらせ忍び寄る。
アビドス達は迫り来るミサイルを撃ち落としつつ、距離を詰める。
先程の光線も、このミサイルも、遠距離専用の兵器だ。
近づけさえすれば戦況はグッと楽になる。
対してビナーも自身の兵器が遠距離特化なのは理解していた。
自身に近距離用の武装はない、ならば自身が兵器に成ればいいのだと。
・ミサイルが止んだ……?
「あれは、自分の体を縮こまらせているんでしょうか?」
とぐろを巻き尻尾を振りかぶる。
事が起こる直後に気づいたホシノが叫ぶ。
「全員死ぬ気で走って!!」
「──そういう事ッ!!」
ビナーは溜めていた力を全て使い、体全体を振り払った。
砂の津波、水より質量を持つそれらが先生達を飲み込もうと迫り来る。
・うおおぉぉぉッ!!
「洒落にならないんだけどおぉッ!?」
『全員座標まで急いでください!!』
ビナーが動き出す前に気づいていた先生達は何とか、砂の届かない安全地帯まで逃げ切った。
・ぜぇ……ぜぇ……
「間一髪───あ。」
安全エリアに到達しビナーに向き直ると、丁度『アツィルトの光』を放とうとしているとこだった。
眩い光が収束する。
ホシノが即座に間に入るが少し遅い。
必ず何人か負傷者が出る、それでも先生だけは必ず────
その時だった。
ビナーの口に大量の榴弾が叩き込まれたのは。
『GyooooooOッ!!?』
ビナーがよろめき動きが止まる。
あの榴弾はまさか─────
「全弾命中。『デカグラマトン』の預言者の行動阻害に成功。」
「引き続き奴に攻撃を続けろ。特に光線は必ず止めろ。」
「了解。」
『ヘルメット団!?』
先程まで敵対していたはずのヘルメット団がビナーへと攻撃を仕掛けていた。
こちらに気づいたヘルメット団の1人がハンドサインを出した。
「わたし、援護する、あなた、急いで、突破」
アシストしてくれるという事だろう。
人手の足りない今は純粋に彼女達が心強い。
「ふんっ、お礼なんて言わないからね!!」
「とりあえず敵じゃないだけマシ、かな。」
「アレが皆が言ってた強いヘルメット団?」
「そうですが……どうやらビナーに攻撃を続行するようですね。」
・よし、全員反撃開始だ!!
大体のビナーの動きが頭に入った。
先生は作戦をアビドス達に伝える。
「でも、それだと先生が………」
・大丈夫!!作戦伝えたらできるだけ離れておくから!!
『Ooooooooooッ!!!!』
「おわっと、あっぶないですねぇ!!」
回復したビナーが怒りの光線をヘルメット団員に放つ。
登っていた建物から飛び降りる事で回避、建物は勿論崩壊した。
そして彼女は落下しながら徹甲弾を放った。
あまりの衝撃に彼女はグルグルと後ろに回転して落ちていく。
ほぼ直線上に突き進むその弾は、ビナーに着弾し装甲に傷を付けた。
・じゃあ、作戦通り頼んだよ!!
「あの子達がヘイト稼いでる間に詰めるよー!!」
見れば徹甲弾をこれでもかとビナーに浴びせ続けている。
ビナーは口が開けないからビームを封じられている。
無けなしのミサイル攻撃は他のヘルメット団員が可能な限り撃ち落としている。
たまに先生の方を狙って飛んで行くが、
「先生の所に攻撃は通さない。」
漏れなく撃ち落としさらに突き進むアビドス一行。
ミサイル攻撃も近くまで来ると狙いが全くついていない。
「自分の真下には攻撃を当てにくいでしょ!!」
「いきまーす!!」ズドドドドドドドッ
ビーム攻撃はシロコ、セリカで発射口を狙い撃つ。
もし放たれたとしてもホシノがカバーに入る。
ミサイル攻撃は全員で砲門を破壊しにかかる。
大量に放たれたミサイルは群れてる最中にノノミが薙ぎ払う。
砂の津波攻撃はどうしようもないので、ヘルメット団の榴弾でこじ開けてもらう。
最後が何とも他人任せな作戦だが、これが最適解。
対策方法さえ分かればこちらのものだ。
「皆優秀だね〜、おじさんの出番ないかも。」
『いい調子ですよ!!』
「こっちの砲門は全部破壊した。」
「こっちもOKです☆」
「高エネルギー反応あり、撃たれる前に撃て。」
「装填完了、照準固定、発射!!」
複数の榴弾がビナーの頭部へと殺到し、体を仰け反らせた。
口からは煙を吐き、明らかに故障寸前。
『Zz─Gooooo………』
やがて動きが止まり地面へと項垂れかかった。
最後の力を振り絞りミサイルを放つがどれもあらぬ方向へと飛んで行く。
「何処へ撃って……まさか。」
たった1つの誤算。
先程上空へと誤射されたと思っていた弾は、先生を狙っていたという事だ。
気づくのが遅れた彼女達は悲痛な叫びに似た声を上げる。
「「「「『先生ッ!!!!』」」」」
・ッ!!?
ドオォォォォンッ!!!!
着弾し爆発。
自分たちはともかく先生は1発でも直撃したら……
顔を青ざめ自分達の周りだけ時が止まったような感覚を得る。
爆煙が晴れると人影が見える。
どうやら生きているようだ。立ち上がってこちらに体を向けて────アビドス全員が息を飲む。
2人の人影が見える。
それは煙が晴れると姿を現した。間違いなく二人いる。
先生の前へ立ち塞がるように立つ黒のスーツを着た男が居る。
その男の事はホシノが嫌という程見知っていた。
「あいつはッ───!!」
とても愉快そうに男は先生に問うた。
「大分苦戦しているようですね?先生?」
変更点
・原作より強めなビナー君
・黒幕が目の前に現れた。
・『テクスト』、『ミメシス』、『神秘の強化』を使いとある成果を生み出した。(ミサイルを防いだのもそれ。)
・カラカラヘルメット団、ビナー君の戦闘データを収集。