ブルーアーカイブRTA 称号「崇高」獲得まで   作:ノートン68

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前回のあらすじ
ベアおば「人体実験受けてこい。」
チームⅤ「あぁ、死ぬんだァ……」
ホモ「準備できるまで護衛して。」
チームⅤ「アレ?思っとったんと違う。」

待遇は3食賄い付き、2交代制、冷暖房完備、週休1日、始業時間7:00/19:00、手取り10万クレジット。

なんて卑劣な労働環境なんだ!!



一兎狩る者

その日、私は新しくオープンしたカジノへ足を運んでいました。

訳あって学園に幽閉されていたが、私にかかればセキュリティなんて無いに等しい。

 

ドアロックを解除し、隙を見計らい学園から逃げ出したとき、

ふと目に止まったのが無駄に豪華な「カジノ営業開始」の広告だった。

ミレニアムサイエンススクールから近くて、さっき牢屋から脱出した際に拝借したお金もある。

丁度いい、早速このお金を使う時が来たか。

そう思った私は早速そのカジノで遊ぶことにしました。

 

学生だと賭け金に制限が掛かる様なので簡単な偽の身分証を作って入店した。

得意分野じゃないけど割と様になってるんじゃないですかねぇ?まぁフロントで、

 

「ヘイローがついてる大人とは珍しいですね。」

 

なんて言われた時はドキッとしましたが。

あれこれ手を出してるカイザーPMCが出店してるだけあって内外問わず装飾が豪華だった。

そして開店したばかりでもこの人だかり。

ネームバリューというのは侮れないですね。

 

結論から言わせてもらうと、この店は大当たりだった。

スロットもポーカーも、どれも不正はなく完全に運が必要とされるカジノ。

かく言う私はスロットを回していましたが……

 

「やったぁッ!!この台は当たりっぽいですね〜。」

 

珍しく大勝。こりゃ今回はアイツら(C&C)に捕まっても罰は大きくないはず!!

なんなら感謝されちゃったり?なんて思ったり。

 

「今日はこのくらいにしておきましょうかね♪」

 

いやー、大勝した後は気分爽快ですなー!!

この勢いで、もう一店舗どこか回りましょうかねぇ。

そう思いフロントへと足を踏み込もうとしたその時、2人の人影が私の進路を遮った。

 

「待て。」

「ほぇ?」

 

カチャリという音と共に、黒光りする金属を向けられた。

咄嗟のこと過ぎて間抜けな声が出てしまいました。

というかこれ、もしかしなくても銃ですよね?

何この状況!?強盗!?

全然気配に気づかなかったし、この人たち相当な手練なのでは……

 

「オーナーが話をしたいそうだ。余計な真似をせずに事務所まで来い。」

「……わ、分かりました。」

 

この店の店員かな、見るからに生徒っぽいからバイトとか?

だんだん頭が回ってきましたよ。

……もしかしなくても年齢詐称がバレた?

逃げ出す隙が全くない。もしかして私、大ピンチ?

クソッ!フロントに預けてる銃さえあればッ!!

 

心の中で後悔してると、どうやら着いたらしい。

カジノの内装とは正反対に質素な扉に店員(?)がノックをした。

 

「オーナー、例の彼女を連行してきました。」

「入りたまえ。」

 

固唾をのみ中へ入る。

すると同時に叩きつけられる背筋が凍るほどの威圧感。

オマケに腕を組みこちらを凝視するスーツ姿の骸骨。

気を抜くとうっかり気絶してしまいそうだ。

 

「まずは挨拶を。私はホモ、一応ここのオーナーだ。」

 

まだこの場の威圧感に慣れない私は喋れずにいた。

そこへこの骸骨男、ホモは最大級の爆弾を容赦なくぶち込んできた。

 

「呼び出したのは他でもない、君、年齢詐称して賭けを行ったな?」

「一体何のことですか〜?」

 

ば、バレてる〜ッ!!

お金を掛けてでも、もっと精巧につくるべきでしたか!?

シラ切りましたけど意味無いかも───

 

「既に調べは付いている、ミレニアム学園元セミナー生徒の黒崎コユキ。」

 

アッハッハッ、もう終わりだぁ!!

 

「ぐっ、いいでしょ別に年齢を偽ったくらい!!」

「良い訳ないだろ、店の信用問題に関わる。」

 

そっちが黙ってれば良いだけの話じゃん!!

お願いだから私を巻き込まないで!!

 

「それよりも問題なのは、君の使ったお金が不当なものだという事だ。」

「ギクゥッ!?」

 

どこからそんな情報が漏れて!?

 

「ミレニアム学園の予算、もしくは名義に使用して借りたお金、違うか?」

「………違いますぅ。」

「君はもう少し自分が有名人だと気づいた方がいい。」

 

不味い、不味い、不味い!!

滅茶苦茶バレてる!!

どうやって言い訳しようか、焦っていると右足の付近に衝撃が走ると同時に乾いた音が鳴った。

 

「……。」シュゥゥゥゥ──

 

店員が私の足付近の床に目掛けて発砲した音だった。

そしてこちらを睨み続ける店員(?)と目が合ったとき確かに、

 

「次は当てるぞ。」と。

 

言葉にされなかったが、そう言っているようにしか思えなかった。

いくら銃弾を受けても少し平気とはいえ、痛いものは痛い。

私は最終兵器の土下座を使うことにした。

 

「うわぁぁぁぁん、許してください〜ッ!!」

「……被害額から予想して損害賠償は、最低でもこれくらいだろう。」

 

わぁ、ゼロがいっぱい()

私の賭けで儲かった分入れても払えないんですけど……

 

「こ、こんなに払えないです。」

「……そうか、君はまだ学生だったな。酌量の余地もあるか。

どうだろう、私のところでバイトをするというのは?」

「バイトですか?」

「そうだ。是非君の力を借りてやりたい事を思いついてね。

何、心配せずとも君の想像するような仕事じゃない。」

 

うぅ、怪しすぎる。

でもこれだけ譲歩されて受けない手はないし……。

もうどうしたら、いいの!?

 

「必要なら契約書も用意しよう。」

 

そう言って彼は()()()()()()()()()()()()、1枚の紙を提示した。

 

・雇用期間は一日。

・被雇用者に対して危害を加えない、また加える指示をしない。

・仕事内容、雇用主の情報は決して漏らさない。

・校則を破る事を強要しない。

 

悪いどころか破格の条件ですね。

ここ迄されてもゴネたら確実に後ろから撃たれる!!

さっきから後ろ2人の殺気が凄いんですけど!!

……えぇい、ままよ!!

 

「本当に私に危害は加えないんですよね?」

「あぁ、約束しよう。此方が君に手を出すことはないと。」

「スゥーッ……受けます!!」

 

もう退路は既に無い。腹はくくった。

それにこれにサインしたらこの威圧感からやっと開放される。

話はこれで終わりと言わんばかりに、威圧感は霧散した。

 

「ではご同行願おうか。逃げられても困るのでな。」

「アッハイ。」

 

最後まで逃げられなかった、チクショウ。

肝心な仕事内容はぼかされたが、契約書どおりならそこまで無茶はしないはず。

誘導された感が拭えないけど、決めてしまった以上突っ走るだけしかない。

 

この賭けに勝って私は生き抜いてやる。

にははっ、最後に笑うのは私だ!!

 

 

 

 

 

 

 

『白兎』GETだZE!!

 

ホモ君も容赦ないですね。

チョロ兎をあそこまで追い詰めるとは、結構腹立ててたんですかね。

予定より早いですが黒崎コユキが仲間になりました。

 

ビジネスにわざわざカジノを選んだのも一定確率で彼女が現れるからです。

彼女が現れた次の日にはC&Cに確保される、なんて事はざらですから。

 

彼女には当日一日だけ働いて貰います。

ずっと預かってても良いのですがその場合ミレニアムが総力を挙げて捜索します。(1敗)

 

セミナーの重要情報引き出されたら、たまったものでは無いですからね。

もう目を皿にして探し回ります。

それされると資金洗浄がバレる確率が高くなるので、早めに返してあげましょう。

 

さて、バイト先ですがカジノでバニーガールを……ではなく『廃墟』へ探索です。

何も嘘は言ってないですね、ヨシッ!!(現場猫)

彼女が居ないと攻略が困難な仕掛けがあるので明日はそこへ向かう予定です。

 

今回はここまで。次回もよろしくお願いします。

ご清聴ありがとうございました。




ホモ君大勝利の巻

次回、黒崎コユキを加えて再び『廃墟』へ。
そしてホモ君に新たな仲間が?
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