「ドライブ、行きませんか」
その一言を切り出すのに、秋人がどれくらい努力したかというと、まあ、『必死』の一言に尽きた。
近場の自動車学校で教習に通い、コツコツ貯めたバイト代と、親の融資で中古車を購入。
それもこれも、全部が全部、女神様みたいな彼女。
相原桃花を、ドライブデートに誘うためである。
「ドライブ? うん、行こう行こう! じゃあ、運転手さんを呼ばないとだねっ!」
——初手、手詰まりに陥るなど。
◇◇◇
「ふわぁああ、恥ずかしいよぉ……そっか、普通は運転手さんとか、お家にいないんだよね」
「もちろんです」
「でも、秋人クンが運転してくれるの、すっごく嬉しい! えへへ、これなら水入らずだもんね」
結局、ドライブデートには無事誘うことが出来た秋人であったが。
気合いを入れてコーデを決めてきた女神様のお姿に、視線がキョドってしまっていた。
(桃花さん、なんていうか……大胆コーデ?)
純白の肩だしキャミソールに、ミニ丈のスカートという装いは、涼やかで夏っぽい。同時に、清楚女神の桃花さん基準では、かなり露出高めなファッションである。
秋人の視線が、胸元周辺をチラチラ覗いてしまうのも、不可抗力というものだった。
が、運転中は前を見なくてはいけない。鋼の心で視線を前方固定し、安全運転を心がける。
「今日は縁結びの岬でいいですか?」
「うんっ♡ ずっと前から、一緒に行ってみたかったんだよね。秋人クンとは……その、もう結ばれてるわけだけど……もっと強い繋がりとか、あるといいもん……」
「わかりました。ぜひ、縁を深めに行きましょう!」
この手の恋人スポット、つい数ヶ月前までは「爆ぜろリア充!」と怨念を送っていた秋人である。
しかし女神様を恋人にした今、過去を水に流して拝みに行くのに、なんら抵抗はない。人間は変わるのだ。
車を飛ばすこと一時間弱、到着したのは『いかにも』なデートスポットだった。
カップル向けの喫茶店に、カップル向けの撮影スポット、カップル向けのベンチ。全てが独り身を殺しに来る、『縁結びの岬』の名に恥じぬ殺傷力だ。
「わあっ、見てみて! 景色、すごいね!」
「さすが観光スポットだけありますね」
岬から見える景色は、確かに美しかった。なんとか映えしそうなフォトジェニックな風景だ。
広がる水平線、青い空に白い雲。
山沿いの岬のために、振り返れば緑の木々が生い茂っている。
——が。
(い、いかん。桃花さんの雄大な山脈に、つい目が行ってしまう……!)
秋人は正直、景色とか全く目に入らなかった。
視線が向いてしまうのは、桃花さんの胸元。そこに盛り上がった二つのお山に、深い谷間である。世界で一番美しい景色が、そこにはあった。
しかも、動き回るたびにゆさゆさ揺れる。ダイナミックである。
「……ねえ秋人クン。さっきから、視線が胸元チラチラだけど……やっぱり、気になるかな?」
「ぐはっ」
そして当然のようにバレた。やはり、男のチラ見は、女のガン見であった。
「えへへ、いいよ。もっと見て。わたしだって、その、秋人クンに見て欲しくて選んだ服だもん……あのね、秋人クン。女の子だって、エッチな気持ちになること、あるんだよ……」
「え」
「今日だって、ずーっと下調べしてて……この辺りね、誰も来ない穴場スポットがあるって聞いたの。みんなそこで、すっごく大胆なことしてるって書いてあって、ドキドキしちゃった」
「穴場スポット、ですか」
「うん。こっちなんだけど……一緒に来てくれるかな? 秋人クン」
「もちろんです!」
秋人の手を引き、散歩道を先導する女神様。導かれるまま、小さな横道に入り込み、林の奥に分け入っていく。しばらく進むと、唐突に、少し開けた空間が現れた。
「あ、この木だよ。ほら、ハートマークが彫ってあるでしょ?」
「ホントだ。誰かのイタズラですかね」
「これが目印なんだって。ここ、誰も来ないから……盛り上がったカップルさん達がね、こっそり来て、えっと……」
「エッチなこと、するんですか」
「……うん」
顔を真っ赤にして、コクンと頷く桃花さんである。この生き物、エロ可愛いにも程がある。
「いいんですか。俺、盛り上がりまくってますよ。もう自制心とか、効かないかもです」
「ひゃうっ♡」
試しに後ろから抱きしめてみると、わかりやすいくらい嬉しそうな嬌声が漏れた。
秋人はゴクリと唾を呑み込み、両手をわきわき、まずは露出したお肌に指を滑らす。
「今日の桃花さん、目に毒でしたよ。俺、ずっとこうしたくて、堪りませんでした」
「えへへ、それじゃあお洋服選び、成功かな? 女の子した服で、秋人クンに男の子になって欲しかったの。あ、んんっ、当たってるよ、秋人クン……♡」
カチコチになった男の子(比喩)を、ズボン越しに桃尻ヒップへ押し当てる。グリグリと男根を擦り付ければ、女子のほうから木に手を突いて、立ちバックの準備をしてくれた。
「桃花さん……!」
短いスカートをめくり上げる。
ぷりんと突き出された桃尻。その円やかなお肉に挟まった、大胆な白のランジェリー。
それを膨らんだペニスでずらすと、おまんこの状態を確認することなく、ずぷりと強引に割り込んだ。
「ひゃううううんっ♡」
昼間の林に、あられもない嬌声が響いていく。
潜り込んだ女神様の内部は、もう熱くてトロトロで。デート中も期待して待っていたのが、膣の様子でわかってしまう。
女の子もエッチな気持ちになる。秋人はそれを実感として知った。
「ちょっと声が大きいですよ、桃花さん。これ、噛んでて下さい」
「わっ、ご、ごめんね! はむっ」
差し出されたハンカチを素直に噛んで、後ろを振り返り、子犬のように上目遣い。
「ほへへひひ(これでいい)?」
「たぶん大丈夫だと思います。じゃあまず、奥まで行きますよ」
「んん〜〜〜っ♡」
お腹の辺りに手を回し、腰を引き寄せるようにして、ずぶずぶと膣奥へ肉棒をねじ込んでいく。
真昼間の外、木漏れ日の射し込む中で、美少女を貫くのだ。挿入するだけで、気を抜くと出してしまいそうになる。
「桃花さん、服、ちょっとだけ脱がしますよ」
「んっ、んんっ♡ はふっ、んんんっ♡」」
キャミソールの肩紐を外し、隙間からおっぱいを揉みしだく。
ブラのカップをずらして触れた乳首は、もうツンツンに固くなっていた。
いったいどれだけ期待していたのだろう。
乳首を摘まむ、柔肉を揉みにじる、うなじを舐める。
一つ一つの愛撫に、面白いほどビクンと反応しては、悩ましく腰を揺らす女神様がいた。
「ああ、桃花さん、それ、めっちゃ気持ちいいです……」
もう秋人が動かなくても、女神様のほうが勝手に腰を振ってくれて、結合部からクチュクチュいやらしい音が響いている。
女の子が男のモノで気持ちよくなろうとする、エッチでスケベな腰使い。
ぷりぷりのヒップを左右に揺らして、オナホみたいにペニスを扱くのだ。自然の下で行われる絶景に、秋人は感動しきりだった。
とはいえ、恋人にだけ頑張らせるのは、男として失格である。
ゆえに秋人は、くびれたウェストをガッシリ掴むと、ズン!と勢いよく腰を打ち付けた。
「ひゃうううんっ♡ ああんっ、秋人クン、すごいよぉ……!」
だらしなく口が開く。噛んでいたハンカチがハラリと落ちる。木漏れ日の中、甘ったるい嬌声が響き渡る。
「ヤバいですよ、桃花さん! すいません、お口、失礼します……!」
「はふっ!」
こうなったら仕方がない。
右手で可憐なお口を塞ぐと、素早くズンズンと腰を使う。小刻みで性急なピストンは、一刻も早く行為を終わらそうという、身勝手なものだ。
けれど、このまま続けたら、絶対にバレてしまう。
こんなに乱れた桃花さんの姿は、他の誰にも見られたくない。嫉妬が混じった焦る心で、秋人は抽送を急いだ。
いきなりギアの上がった交尾運動に、桃花の腟がぷるぷる震える。亀頭が子宮口をノックするたび、背中が反り返って、声にならない悲鳴が出た。
「はふ、んんっ、んんーーーーっ!」
「出る、出ます、桃花さんっ……!」
びゅくびゅくっ、びゅるるるるっ!
夏の日差しの下、熱い精液が膣内に迸り出る。
お外での開放的なセックスは、あまりにも危険で、あまりにも気持ちよくて。びゅく、びゅくっと、しつこく長い射精が続いた。