「2歳の長男も就職、その姿を…」夫の悟さん 名古屋・主婦殺害事件、未解決のまま20年

高羽奈美子さんの写真を眺める悟さん(左)と航平さん=名古屋市港区で2019年11月8日、井口慎太郎撮影
高羽奈美子さんの写真を眺める悟さん(左)と航平さん=名古屋市港区で2019年11月8日、井口慎太郎撮影

 名古屋市西区稲生町のアパートで1999年11月、主婦の高羽奈美子さん(当時32歳)が殺害された事件は13日で未解決のまま20年を迎える。当時2歳だった長男航平さん(22)は来春、大学を卒業して東京の広告会社に就職する。夫の悟さん(63)は「親としての責任は果たせたのかな」と息子の成長に目を細める一方、その姿を見ることができなかった奈美子さんの無念さをかみ締めている。

 事件後は市内の実家に転居したが、現場のアパートは今も借り続け、当時のまま残る。航平さんのおもちゃが床に転がり、奈美子さんが得意だった料理の本が棚に並ぶ。99年11月で止まったカレンダーが掛かるアパートの一室で、悟さんは「(事件前の日々は)人生で一番幸せな時でした」と振り返る。

 知人からの連絡で悟さんがアパートに駆けつけると、廊下で奈美子さんが血だらけで倒れていた。航平さんはすぐそばの台所の椅子に座っていて無事だった。悲しみと同時に「どうやって育てていけばいいのか」と不安に駆られた。

 不動産営業の仕事で土日もそばにいてあげられなかったが、航平さんが寂しい思…

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