2025/08/05
AKAI GX-R99 今回ばかりは・・・
暑いです。ひたすら暑いです。そんな中、いつものHOへ涼みに行ってきました。といっても、1週間に1回くらいのペースで行っていますので、店内の様子はほぼ頭の中に入っています。目の前の風景と頭の中の画像を比較して、様子の違うものが新しく入荷した商品ということです。
ほぼ同じだったのですが、ここだけ違っていました。AKAIのGX-R99ですか。2秒ほど固まっておりました。R99?この間オークションで高根の花と眺めていた機種ではありませんか。値札は〇k円・・・買います、買わせていただきます。速攻で引っ掴んで確保しました。「電源入るも動作しません」そんなことはどうでもいいのです。中身が詰まっていたら文句は言いません。
しかし、HOの兄ちゃん、暑さで値付けを誤りましたね。まあ、買う方にとってはラッキーです。
中身です。これは1階部分。
でこれが2階の基板です。部品がぎっしりと詰まっています。果たして直せるのでしょうか。オーディオの足跡さんで調べると、1983年販売の168,000円・・・当時の私の1か月の給与よりはるかに高い。プレッシャーがかかります。
症状は
・カセット扉の開閉が不安定です
・再生するも、巻き取りはしないため、テープが内部に溢れます
・早送り、巻き戻しはしません
・リバースになりません
・基板上の電池が液漏れし、周辺の部品に錆が出ています
主な原因は
・モードベルトが伸び気味です
・アイドラ―のベルトが溶けて切れています
赤矢印2つの間にベルトを掛ければいいのです
でも、掛け替えるためには、ここまで分解しないといけないのです。機種によったら上蓋だけ開けて、隙間からラジペンを突っこんで簡単に掛け替えができるものもあるのになぁ。
でもって、
メカを引き出すためには、コネクター代わりのサブ基板の半田を全て吸い取らないといけません。
おっと、分解中に磁石の剥がれを見つけました。接着剤で処理します。
組み上げてテストします。
早送り、巻き戻しのスピードが遅いのと(滑っていますね)、最後まで巻き取ることができません。アイドラ―のゴムを取り換えます。
リバースが動作しません。ヘッドの反転はアイドラ―のモーターが担当しています。早送り・巻き戻し時には、新しく掛けたベルトで十分ですが、ヘッド反転時にはベルトが滑っています。力負けしていますね。・・・・・・再び半田を外してメカを取り出し、分解してベルトを1サイズ小さいのに取り換えます。1回目は組付け不良でうまく動きませんでしたから、これで3回目の着脱です。
続いて基板の修復です。外して裏返すのに手間取りました。分解手順が分かってしまえば何でもないのですが。
フロントパネルの表示部分と1階・2階の基板とは基板上のコネクターでじかに繋がっています。年数がたっているので、プラスチックが硬化して、外しにくいったらありゃしない。しかし、これは誤った外し方でした。
表示部の裏側です。矢印部分にガラスの突起があります。蛍光表示管の空気を抜いたへそですが、見えないところにあるので、表示部を引き抜く際に割ってしまうと一巻の終わりです。正しい外し方は、
表示部の基板は外さないで、2階の基板のケーブルのコネクターやネジを外したのちに、2階の基板自体を後ろに引き抜きます。1階部分も同様です。赤矢印のコネクターは2階部分の基板上のコネクターに直に繋がります。これ、年数がたっているとプラスチックが硬化していて、1回目はなかなか抜けません。
病巣はここです。メモリー電池?が液漏れして、周辺の部品を痛めています・
前にGX-F91を修理する際に余分に買っておいた電池と交換します。コンピューターレコーディングとかいうメカ部分に必要な電池らしいです。F91もR99もボタン一つ押すとテープごとにバイアスや録音レベルを自動で合わせてくれるのです。1980年代にそんなメカがあったのは驚きです。
基板のパターン、ジャンパー線は無事でしたが、抵抗が数個道連れになっておりました。カラーコードは読めたため、手持ちのに取り換えます。
2階部分の基板はコード付きのコネクターの抜き差しをした際に、半田割れやパターン切れを起こしたので、5回ほど着脱しました。メカも基板も着脱に力加減が必要なので、かなり気を使いました。1度でもミスをして「パキッ」という音がすればそれでおしまいですからね。
・・・・・ああ、もうしばらくはカセットデッキをいじりたくない。・・・・・
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