米国に拠点を置く観測者=RFUは24日「ドブロピリア方面でロシア軍の突出部を3つに分断し包囲した」と言い出したものの、やってることは日本人YouTuberの「ロシアボコボコ」と同じで、ウクライナ主要メディアもDEEP STATEも相手にしていない。
参考:Biggest Encirclement: 1,300 Russians Killed, 330 Km2 Liberated!
参考:Frontline report: Ukraine forms largest Russian “cauldron” yet in Pokrovsk counter-attack, trapping thousands soldiers
事実かどうかは別にしてもRFUの報告は「ウクライナを支持する人々の欲求」を満たすのに十分
ウクライナ戦争初期の戦況マップは「公式発表と視覚的証拠を組み合わせるバージョン=MilitaryLandなど」が主流だったが、ドローンの急速な普及で「交戦を示す映像や画像」が大量に投稿され、この視覚的証拠に映る交戦地点の位置を特定して「ここまで◯◯が前進した」「この集落を◯◯が占領した」「この方向に◯◯が支配地域を広げた」と報告するバージョンに人気が集まったものの、大抵の観測者は視覚的証拠から割り出した位置のみで戦場に線を引くため信憑性に乏しく、公式発表、視覚的証拠、現地部隊や兵士から直接提供された情報を組み合わせるバージョンを見る方がマシだ。
例えば今年7月、モニター越しに眺めるだけの観測者が「ポクロウシク方面でウクライナ軍がラジンを奪還した」としたものの、ラジン奪還を裏付ける具体的な視覚的証拠を提示しておらず、自軍兵士と連絡が取れる観測者=DEEP STATEやRYBAR、ウクライナ主要メディアですら「怪しげなラジン奪還の報告」を無視し、最終的に「モニター越しに眺めるだけの観測者が誤った状況の評価を下しただけ」という結果に落ち着いたが、今度は米国に拠点を置くRFUが「ドネツク州ドブロピリア方面でロシア軍の突出部を3つに分断して包囲した」と報告して注目を集めている。
結論から言うと「モニター越しに眺めるだけの観測者が最も戦場の霧が濃いドブロピリア方面の状況を見てきたかのように語る評価」「それを裏付けるのは決定的ではない4つの視覚的証拠」「ヴァレンティン・マンコ大佐の言及と突出部を3つに分断して包囲したという評価には関連性がない」で、RFUの評価は「DEEP STATEが報告してるドブロピリア方面の反撃」を過剰に膨らませただけに過ぎず、YouTubeに投稿している動画のタイトルを見れば「RFUが何を目的に活動しているか」が透けて見え、日本人YouTuberがやってる「ロシアボコボコ」と同じだ。

出典:YouTubeのスクリーンショット
RFUの評価を取り上げたウクライナメディアは英語で情報を発信するEuromaidan Pressしかなく、ウクライナ主要メディアはRFUの評価を全く相手にしておらず、DEEP STATEやRYBARも「ドブロピリア方面でウクライナ軍の反撃が続いている」と評価しているが「RFUが言うようなセンセーショナルな展開」は報告していない。
RYBARを運営するミハイル・ズヴィンチュク氏はWashington Postの取材に「現在の人々は低質な情報が氾濫しているためより馬鹿になっている」「原理的に人々を操るのは可能だ」「陰謀論が大衆を操作することを可能にした」「どんなナンセンスな話でも大きなストレスに晒されると信じてしまう」と述べたことがあり、過度にウクライナを支持する人々が「どんな情報に飢えているか」を考えれば、事実かどうかは別にしてもRFUの報告は彼らの欲求を満たすのに十分なのだろう。

出典:RYBAR
過度にロシアを支持する人々の欲求を満たす情報もTelegram上のチャンネルを通じて供給されており、この辺りの情報を真に受けた人々同士が「ウクライナ軍が勝っている」「ロシア軍が勝ってる」とやってるのだから噛み合うはずがない。
因みに「一定数のウクライナ人が強制避難に応じず戦場となった街や集落に留まり続ける理由」を何度も取り上げきたが、これは「◯◯だから◯◯」というほど簡単な問題ではなく、これを「親露派住民だ」とか「民間人を残せば攻められにくいだろう」と考えるのはロシアのプロパガンダに侵されすぎた証拠で、ウクライナのプロパガンダに侵されすぎて未だに「ロシア軍は無能」「ロシア軍兵士はバンザイアタックで突っ込んでくるだけ」「ウクライナ軍はロシア軍よりも精強だ」と叫んでいるのと同義だ。
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※アイキャッチ画像の出典:RFU


















ウクライナとか軍事とか関係なく、こういう人達は全世界にいますね。日本だと中韓滅亡系youtuberやSNSにいる自称真実に目覚めてる方々とか、中国にも韓国にもロシアにもアメリカにも似たようなのは無数にいる。
まあ共通してるのは正しい情報を発することが目的ではなく、再生数(SNSなら閲覧数)を稼ぐ事が目的だという事ですね。
まともな知識を持つ人は去っていくか、そもそも見ないので「信者」だけが残り、そこだけの真実を信じる集団が形成されます。
全く同感ですなぁ。
まぁこのサイトを常日頃閲覧している常連にそんな目立ちたがりの阿呆は湧いて来ないと信じたいですがね。
たまにTwitterに現れる野生の有識者に正論パンチ食らってる陰謀論者サンいつ見ても面白い。
直近の有能株は「飛行機には燃料など積まれていない。フリーエネルギーで飛んでいるのだ。だから9.11でビルが倒壊したのはビルに仕掛けられた爆弾が炸裂したのだ!」なんてトンチキさんでしたな
信じたい情報に飛びついて騙されても、大して痛い目見てない連合国側の人間が飛びついちゃうのは分かるんですよ
痛い目見た筈の枢軸側の人間も、トンキン湾事件やらナイラ証言やら繰り返し飛びついちゃうのは暗澹たる気持ちにさせられますね…
どういうタイトルだ、笑っちゃった。
心療内科のホームページかと思いましたよ…
まあ戦争はバカしかやらない、というかやってるとバカになっちゃう
んでしょうね。
始める方はまずもってバカだし、応対する方もやってる内に頭が
おかしくなってくる。
というか前線はもう30キロ圏内がドローンのキルゾーンになっているのでお互い兵士を殆ど置かず、結果として前進した、反撃した、何処を占領した奪還したっていう内容が実際は数人、多くても小隊単位の薄口の戦果に過ぎず然程意味がなくなってるんですよね……
あと全く関係ありませんがヴァレンティン・マンコ大佐……日本的に少し卑猥過ぎる響きですね……
インカ皇帝の末裔かもしれましんぞ
太平洋戦争でも、大手マスコミの商業主義が、大本営発表からさらに煽ってたんですよね。
『娯楽感覚の需要』なわけで、認知バイアスとどう付き合っていくのかが難しい問題だなあと。
野球やサッカーなど、スポーツ感覚ならいいわけですが、戦争ともなると前線歩兵は大変だなと感じてしまいます。
敵性語(英語)の禁止とか害悪でしかない運動も民間発だったような。
銃弾の飛んでこないところにいる人の口が勇ましいのはどの時代も変わらないのでしょうね
そういえば敵性語(ロシア語)禁止でウクライナ読み運動とかいいつつウクライナ語ですらないキーウを推進したのも民間発でしたか
言葉狩りみたいなもんですよね。
日本の現代で、第三国の戦争なのにこんな感じになるとは、少し驚きました。
日本が当事国の戦争ならば、同調圧力とんでもないだろうなと予想しています。
仰る通りですね。
勇ましい方を否定する気もないですが、『1人で最前線に勝手に行けばいい』のになあと眺めているときがあります。
よく分からない屁理屈で、『若い人が行くべき・男が行くべき・独身が行くべき…』みたいな感じで、他人を使おうとする謎理論を見るたびにウンザリしています。
低質な情報に騙されるような奴は放置しておけばいい
とならないのが大変なところですね
騙された人の意見が世論になりかねないですし
こういう妄想ともいえるプロパガンダ情報はメディアのように情報精査する必要がなく、それなのにたいてい営利があるので活動力はあり。
情報発信力で精緻な情報は勝てず、マスコミを除くオルタナティブトゥルースとして大衆が目にするのは低質なプロパガンダになりがちなのですよね。
マスメディア社会が低質な情報に溢れる原理はアメリカでよく研究されて警鐘されてますが、当然民主主義の敵であり果たして民主主義はどのようにしてこの状態を打開できるのか…
オールドメディアガーと騒ぐ人たちが目立ちますが、そのオールドメディアですらある程度の裏付けなしには記事にしないというのに、動画サイトやSNSの情報がどれ程の裏付けがあるかなんて考えたら眉に唾つけすぎるくらいがちょうど良いでしょう。
何で世界を影から操る組織の組織図がSNSに転がってるんだよ······
ジャスミン革命もSNS発だったな
そこからリビアの崩壊につながって
ウクライナの尊厳の革命に発展した
「一般市民は我々が想像する以上に原始的である」
ゲッベルスの喝破は正しかった
まあメディアのその情報力はスポンサーがいることでの資金力→動員力で成り立っているので、それに対抗する側が情報力に劣るのは仕方のないことなのですが。
信頼性というのは長い時間でしか得られず、何をもって信頼できると見るかは読者側も時間をかけて精査しないといけないのですよね。
当然コストがかかるのでやる人はほとんどいません。やってもメディア関連は多少の誤報や扇動の露出も責任を取ることもないですし、自身にインフルエンサー力がなければ自己のためにしかならず。
そういう意味だとXがやり始めたファクトチェックおよびGrokチェックは最新技術と集合知を使った新しい試みとして個人的には割と評価してます。
昔読んだリーマンショックをモデルにした小説であった
「本当に可哀想なのは聞いたこともない債権の暴落で生活が破壊された人達だ」
ってセリフを思い出しました
他者のどんな都合や欲望にも害されることの無い環境こそが真の安全だと思いますが多分どんな国家でも保障(保証)することは出来ないんでしょうね、自分でどうにかするしかねーか
この個人ブログの規模でも美しい報道以外を否定するかの様なレベルのコメントも出るのだから、世界規模で見たら無視できないボリュームになるんだろうな…国家運営って大変。
というかRFUの主張が本当だとしましょう。
その場合は突出部を分断してそれぞれ包囲してる訳で、相当の戦力がこの地域のみに集中している事になります。
またその兵力の多くは包囲してるのであるから外側を向いてはいない訳です。
となるとロシアにとってはここにウクライナの大量の兵力が貼り付けておける訳ですので、最大限引っ張ってくれ、ヤバそうなら逃げていいぞ、その時は支援するし、みたいな指令にしかならない気がします。
そうやってその他の地域の制圧をせっせと進めようという。
というか、RFUの言っている通りで無くてすら、半ばこのような状態になっていると思います。
戦力的にはやはりやや余裕が有るロシア軍にしてみると特定地域にウクライナ軍が過度に拘ってくれる事は全体的にはプラスでしかありません。
そういう意味でウクライナ軍にしてみるとこのロシア軍の突出部は悩ましい問題だと思います。
あまりここに拘ってもしょうがないが、ある程度の区切りをつけないとここまで頑張った意味が薄れる。
ロシアにしてみると突き詰めると取る予定がある所については順番はどうでもいい訳です。取れる所から取っていっていい。逆にウクライナ軍にしてみるとポクロフスクなどの目立つ要衝は絶対に譲りたくないが、ここに拘ると他がお留守になる。
この構図がどうにかならない限りは現状ウクライナの戦場はややが付いてもいいですが結局ロシア有利で推移していると総括していいのでは無いかと思いますね。
ドブロピリア周辺はドブロピリア市街地付近で戦闘が報告されていたりわけのわからないことになってるが
ウクライナがせっせとかき集めて向かわせた戦力が未だロジンスケの解囲にも取りかかれてないのを見ると
これはこれでありって判断になっちゃうのかね?
しかし前線の兵士は大変だな
仮に支援が手厚いとしても刻一刻と勢力図が塗り替わる狂騒の戦場とか正気を保てる気がしないわ
あえてここをウクライナ軍がどうにか出来そうに思える状態に止める、ってのはそれなり可能性はあると思います。ウクライナ軍はというよりもゼレンスキーは常にわかりやすい勝ちや成果を求めますから、こういう状態なら拘るだろうし。
ただ、RFU等の問題は「とりあえず勝っている風に見える」ならなんでもいいって事にあると思うんですね。
観測者という事ですが、望む結果らしいものを得るためにただ見ているだけというか。そしてそういう話題に賛同する人は(でも、それってつまり……)って風には考えない。わざとそうしてる、そのようなコメントばかり書いてる人もいると思いますが、素で何も考えてない人も多いと思います。俺がウクライナに疑念を持つようになった理由の一つが、NHKなどの意味不明なレベルのウクライナage報道とか、あまりにもただの可哀想な被害者として描く番組などでもありましたから。
お仕事として出されたものを素直に受け取ってる(事にしてる)達はある意味しょうがありませんが、素でそうしてる人達についてはそれでいいのかなぁという感じしかしません。
実際この「包囲」もこの状態なら速やかにロシア軍を掃討出来ないと、この戦場に多くのウクライナ部隊を腹をロシア軍に晒してとどめおいてる事になってしまいます。が、決着付きそうな感じはしませんので、この形自体がロシア側の作戦にはまってるようにしか見えない訳ですね。ここだけが戦場ではないので。
そして管理人さんが出してくる記事を見ただけでもロシア側は、おかしな持ち上げ記事や報告が出ても、身内で早速それを潰そうとする(誤解を正したい)人達が出てくる訳です。一方ウクライナ側にはあまりそういう人達はいない訳です。
取り敢えずなんでもいいから勝っている事にしたい人達が多い所は負けると俺は思っています。それは既に負けているからです。
誤情報だと分かっても、人間、自らの過ちを認めるのもストレスだからね。そして謝れず認めれずドツボに嵌って行くんだ。ああ思い出したくないアレコレを思い出す。
ヴァレンティン大佐の辺りで二度見してしまったでござる。
大病やってから変な方向に目覚めてしまった某議員とかもいますし経済的なストレスから存在しない敵を作って騒ぐ人たちもいるわけで。
人の振り見てなんとやら、自分だけでなく出来る限り周囲にも注意喚起したいところですね。
ご指摘の某議員の話で改めて思うんですが、この種の情報を信じて踊らされている人たちって、我々から見ると「扇動者はとてつもなく邪悪な人間、金銭欲の亡者」で、信じている人間は「怠惰かつ薄学、自分に都合のいいことだけを好む無思慮で自己中心的な人たち」と考えがちですが、実はもう少し中身をよく見ると、彼らはあくまで個人としては善良で、部分的には頭もよよく、真面目で職場や家族からすると評価が高かったりするんですよね。
それが非常に厄介で、そういった人たちは善良であるがゆえに情報を堂々と拡散し、大声で叫び、世論を形成していくわけです。その果てに何が起こるかは歴史が証明しているところですが、「完全な平等」が人間社会には実現不可能なように、「自由な言論」も本来、人間には成し得ないものなのではないかと最近よく考えます。
オウムにハマった人達も優秀な成績でトップクラスの大学を出た人達でしたものね。
もう少し何かが違っていれば地下鉄サリン事件は更にとんでもない被害を出していた可能性もあるんでしょうね···
追記:以前に母親だったかが陰謀論に染まった方の体験記を見たのですが、母親がどんな所で染まったのか知るべくグループチャットに入ってみたら、どの方も世間話をしているときはごく普通らしいんですね。
それがワクチン等の話題になるとたちまち根拠も何もない話がさも真実のごとく語られるんだそうな。
彼ら彼女らは純粋に善意や正義感で動いているだけに、よりたちが悪いなと感じました。
お休みー海外派遣用に数十台ハイエンド歩兵機動車調達ってニュースが来たら起こして下さい。
こういうのに軍事に疎い大衆が乗っかるのは仕方ないと思うが軍事系インフルエンサーも乗っかって拡散するから厄介なのよ
こう言っちゃ難だけど、あの細い突出部がどうしていつまで経っても潰れないんだろうとは思えばそういう話も出てくるだろうなと。
ロシア側の包囲がうまく行かないね〜という話が何故ロシア側が包囲されてることになるんですか?
ウクライナ人、特に自分の命が掛かっている兵士や自分のクビが掛かる政治家がストレスで変な事言い出すのはまだ分かる(政治家はダメだけどな)が、何の責任もない西側の一介の文屋が一体何にストレスを感じるのか?
米国内の分断、米国の国際的孤立、(実は本人は認識している)ウクライナの劣勢…それに個人的問題が加わったら一定のストレスになりそうです。日本人も、失われた10年→20年→30年と果てしなく延長される経済不振等、個人差はあれど相当なストレスがかかっている様に思えます。
うーん。とはいえ「自分は公平に双方の情報を評価します」というアプローチをとると、「変な奴」とか「空気読めない」っていわれちゃうんですよね。なぜかというと、大半の人たちがどちらかに軸足を置くため、その人たちから見ると相当きもちわるく見えてしまうという。
どうしても身内や近しい存在のダブスタや誤魔化し、況してや嘘や不正は、期待値との落差も手伝って厳しく且つ疑い深くなりがち。逆に「雨の中、捨て猫に傘をさす不良」ではありませんが、“敵側”の自己抑制や自省的姿勢には「敵ながら天晴れ」という感情も。そういう意味ではウクライナ側は損をしていると思います。一方でこのサイト等一部を除くネットに加え、産経から東京まで大合唱する現ウクライナ性善説には戸惑いや不安と共に、大きな危機感も感じてしまいます。
味方側を良いものとして描くのは、プロパガンダの基本ですから予想の範疇かなと思います。そして、それに多くの人が引っかかるところも。
とはいえ、仰る危機感もわかります。アフガンやイラクではここまで各社の見解が揃ってはいませんでした。大政翼賛会的な感じがあってきな臭いなと思います。
防衛省のウクライナ情勢だけ見れば良い話か