ようやくゾンビホースがサバイバルでも登場、槍、オウムガイの追加とかでまだエンドアプデは遠そうですが。
補習授業部の面々とマインクラフターたちは深夜にカフェに来ていた。
ハナコが考案の下決定したことだが、もちろん無許可…ではなくティーパーティーから許可をもらっている。
条件としてはティーパーティーの監視を付ける事。
無論補習授業部の面々には監視が付くことは言っていない。
「せ、先生‥‥どうしてこちらに?」
<スティーブ>茶会から外出許可貰って自由を満喫中。
カフェに入るとなぜかハスミが居た。
それも限定パフェ?という食料を3つ所持した状態の。
「ハスミさん、奇遇ですね♡あら、真夜中にパフェを3つも…たしか、ダイエット中では?」
「こ、これはですね、その‥‥‥。」
<カイ>え?普通の量だと思うんだけど?
「「‥‥‥え?」」
<アレックス>だよね、見た感じそこまで食料ゲージが回復し無さそうだし。あって隠し満腹度の回復ぐらい。
<サニー>一度にあのぐらいの量を食べるクラフターも全然いますしね。
<スティーブ>ああ、何なら一度にシチュー5個ぐらい飲むやつも全然いるし。
一同「ええ‥‥‥。」
なお、これはマイクラ世界の基準の話なので、主食とか朝・昼・夕・夜食の概念がマインクラフターたちにはないので認識にすれ違いが起こっている。
「(先生方の食生活が"アレ"なようですが、窮地は乗り越えました‥‥‥)コハル、お勉強頑張っていますか?」
「あ、えっと、基礎の方面はできて今は応用の方面に‥‥‥。」
「なるほど、もうそこまで行きましたか。それなら問題はなさそうですね。引き続き頑張ってくださいね。」
「はい、頑張ります‥‥‥!」
プルルルル…
「…?こんな時間に連絡‥‥‥?はい…イチカ?どうしましたか?」
連絡を聞いているハスミの顔が怒りっぽくなっていった。
聞いている感じ、ゲヘナの美食研究会とかいう荒らしの集団がトリニティで暴れてるそうだ。
美食研究会、マインクラフター以上に爆発のトリガーが低く、食料を提供する場所を定期的に破壊する荒らし集団。
そんでそいつらが水族館にある魚を奪取して捌こうとしているとか。釣り竿で釣ればいいのに。
そんでもって近くかよ。
「突然のことですみませんが、先生方の力をお借りしてもよろしいでしょうか?今条約で過敏な時期なので。」
<サニー>こっち的には暇してたんで構いませんよ。丁度暴れたかったんで。
「では行きましょうか。」
現場に着くと正義実現委員会と美食研究会がいがみ合っていた。
「あ、シャーレの先生っすね、正義実現委員会の仲正イチカっす。」
<スティーブ>ご紹介ありがとう、それで状況は?
「はい、何とか車をパンクさせたのは良いんですが、連中予備のタイヤを持っていたらしくてそれを交換すると同時に銃撃戦っす。」
<カイ>なるほど、で、どうする?
<アレックス>下手にTNTを使うのもあれだし、普通に倒さない?
<サニー>そうしましょっか、丁度木材4スタックあるので分けますね。
<スティーブ>そんじゃあ本気で潰すとしますか。
「ねぇ!あのさっきいた四角いのシャーレの先生だよね!?」
「シャーレの先生はちょっとマズいですね‥‥‥。」
「え?何がマズいの?」
「風紀委員会の大半を鉄の巨人兵で殲滅したのと‥‥‥」
「のと?」
「後は…まぁ他にもヤバい噂が立っていたはずです‥‥‥。」
ハルナは口を押えた。
言えるわけが無い、かつでゲヘナを支配していた雷帝、その遺産をシャーレの先生は仲間と共に解体して自身の兵器開発の肥料にした。
無論風紀委員会も万魔殿も黙っているはずがなく、抗議文と半ば武力手段を取ろうとしていた。が、シャーレの方が一枚上手だった。
数百人以上の全身頑丈そうな鎧に多種多様な武装をした四角いシャーレの先生の仲間が一斉にゲヘナを包囲、逆にこちらが脅されたのだ。
さらにはシャーレ側にも雷帝の遺産を上回る兵器と武器が沢山あるとか。
「(最悪の場合は防戦で撤退を考えなければ‥‥‥ん?)」
ハルナが見た視線の先にはダイヤ装備を見に付けたシャーレの先生とその仲間たちが突っ立っていた。
<スティーブ>こんばんわ、美食研のハルナさん。今自分がどういう事をやっているかご存じで?
「シャーレの先生ですね…。」
「ええ、答えましょう、全ては美食のため。強いてはこの『ゴールドマグロ』を救うためですわ。」
<スティーブ>あっそ、正直君らの価値観が2b2tの連中と変わらないことだけが分かった。そんじゃあ開戦!
瞬間、スティーブたちが弓を引き放った。
ピュンッ
ピュンッ
ピュンッ
ピュンッ
ピン「痛っ‥!」バタンッ!
ピン「痛て…!」バタンッ!
「アカリさん!ジュンコさん!」
結果としてはアカリとジュンコに命中、一撃で倒れた。
射撃ダメージ増加Ⅴ、パンチⅢ、火炎Ⅰの弓に負傷レベルⅡの矢という装備を着ていないプレイヤーを一撃死させる強さの弓矢だ。
キヴォトス人はマインクラフターより強いと言えど、ポーション、エンチャントの効果は普通に受けるらしい。
「喰らいなさい!」
ドンッ!
ハルナは自身の武器である
ボコッ ボコッ
パシュッ!
「防がれた…!」
相手はPVPも出来る歴戦のマインクラフターたちだ。
ブロックを正面に設置し、銃弾を防ぐと同時に射線をきる。
バババババババッ!
「木材のはずなのに、壊れないよー。」
「気を付けてください、アカリさん。」
「『き』だけに?」
「今それを言ってる暇はないですよ。」
ハルナは考える、現在は互いに遮蔽物に隠れてお互い攻め手が動いていない。
幸いにもタイヤは修復完了しているので倒れた2人を連れて行けば‥‥
ムシャムシャムシャ…
「(何かを食べる音…?)」
パシュッ!
「「ワープ!!??」」
ポッ ポッ*1
「ッ…!」(ノックバックで少し宙に浮く)
パシッ パシッ パシッ パシッ
ポッ ポッ
パシッ パシッ パシッ パシッ
「「‥‥‥。」」バタンッ!
<スティーブ>gg
<アレックス>っg*2
<カイ>gg*3
<サニー>GG
スティーブたちは一瞬でPVPの要領で美食研究会を蹴散らした。
「わずか数分で制圧‥‥‥。」
「ブロックの設置の挙動辺りから明らかに人とは思えないんだけど…。」
「あれが先生方の本気‥‥‥。」
「私も今度真似しようかな。」
「アズサちゃん、あれは先生たちだからこそ出来る動きだと‥‥‥。」
<カイ>人質の方は解放しておいたぞ。
<スティーブ>りょーかい
「あ、先生方には風紀委員会への引き渡しの方をお願いしたいのですが‥‥‥。」
<アレックス>政治的配慮ってやつ?まぁ分かったけど。
「はい。何から何までありがとうございます。それでは、私たちは一旦引いた位置に居ますので、よろしくお願いします。」
与太話だけど、こいつらトリニティがゲヘナを嫌ってる理由がしょうも無さすぎるよね。
外見だけで忌み嫌うのは馬鹿々々しいぞ。
万魔殿の面々は軍事部に鉄拳制裁させてやりたいレベルの集団だが、あそこまで良い音の出る玩…生徒はいないぞ。
前にオウム*6を持ってきたら口論になって相手はただのモブなのに負けてて、あれは盛大にwのチャットをしたよ。
軍事部の連中にも見せたが全員wのチャットをしててそれぐらい面白い光景だった。
そうして迎えを待っている*7と、白い乗り物がやって来た。
あれ救急車っていう病人を運ぶ乗り物じゃなかったっけ。
「‥‥‥お待たせしました。死体はどこですか?」
<スティーブ>死体ではないけど、HP0の奴ならいるぞ。
「‥‥‥失礼しました。死体ではなく負傷者でしたね。たまに混同してしまって。」
セナと呼ばれる生徒は納品リストを見せながら負傷者の移送を開始した。
「矢による負傷者が2名と、剣の斬撃による負傷者が2名、さらに人質が1名。目立った外傷はありませんが、内傷が激しい‥‥?」ブツブツ・・・・・
「‥‥‥久しぶりね、先生。あの件以来ね…。」
<スティーブ>ヒナか。
「なるほど。このタイミングでお互い政治的な問題にしないために、シャーレが…。」
<スティーブ>政治ごとは嫌いなんだけどね。
「ふーん‥‥‥先生…トリニティで、何してるの?」
<スティーブ>ゴミ掃除の手伝い。すぐにでもリユースしたいんだけどね。
「そう…。でも、シャーレは中立的な組織だったはず。この時期にトリニティの依頼をするとまるで‥‥‥」
<スティーブ>生憎、シャーレ自体ただの権限に過ぎないし、自分勝手に依頼をやってるだけ。天秤が傾いているって言うなら依頼を持ってくれば?
「はぁ‥‥‥そうするわ。基本は書類仕事と捕縛の依頼にはなるけど。」
「‥‥‥積載完了しました。出発の準備もできています。」
「分かった、今行く。じゃあお疲れ様、先生。今度はあの時のような状況で再会しないことを望んでいるから‥‥‥」
そうしてヒナは荒らしを連れて帰っていった。
あの時、ゲヘナに軍事部を連れて脅した時だな。
ヒナがわざわざ正面から出てきて強烈なーオーラを放ってはいたけど、ウォーデンやらウィザーストームに比べたらそれほどでもなかったし、むしろ軍事部の面々の交戦気質を上げるという逆効果だったっけ。
正直あれはあっちが急に要求してきたのが悪い。あの列車砲はアビドス自治区にあったもので副会長のホシノからこの世界でいう正式な許可を貰って研究の肥やしにした物だ。我々マインクラフターの世界だったら「権利だぁ?そんなもんあるか」で一蹴されるぞ。
そうしてスティーブはテクテクとその場から去っていった。
温かい感想を頂けると幸いです。
用語解説:
オウム…ジャングルバイオームの草または葉ブロックの上にスポーンする飼育可能な友好モブ。懐いたオウムは高に乗せることが出来る他、ジュークボックスのレコードを再生すると踊る。またオウムの特性で近くに居る敵対モブの声を真似るのでうまく活用すれば敵モブを探すセンサーになってくれる。ちなみに、豆知識だが現実と同じようにオウムにクッキーを与えると毒状態になり死ぬ。そして、この毒は通常の毒のようにHP1で耐える毒とは違いHP1でもダメージを与える特殊な毒となっている。(詳しくは村人狂氏が解説していたので、そこを見て下さい)
コーラスフルーツ…美食研とのPVPの最中にクラフターが食べた食べ物。エンドの離島にしか存在しない特殊な作物で"理論上"一番隠し満腹度が回復しやすい食べ物。食べることで周囲8×8×8以内の場所にランダムでワープする。今回は豪運でワープしたのが美食研の横であったため、運が悪ければ道路の真下や変な空洞にワープする可能性もある。
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