10月 ペットボトル1本が200円台に 値上げの食品3000品目超

10月に値上げされる食品は3000品目を超え、ことし4月以来、半年ぶりの高い水準になることが民間の調査でわかりました。
大手飲料メーカー各社では、10月1日から商品の値上げを行うと発表していて、各社の代表的な商品の価格は500ミリリットルのペットボトルで1本200円台になります。

このうち、コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、炭酸飲料や緑茶などのあわせて217品目について、10月1日の出荷分から値上げします。

会社によりますと、500ミリリットルのペットボトルの「コカ・コーラ」は希望小売価格を税抜き180円から200円に引き上げるということです。

また、▼アサヒ飲料は乳酸菌飲料や炭酸飲料などあわせて221品目を、
▼キリンビバレッジは紅茶や緑茶などあわせて214品目を、
▼伊藤園は緑茶やコーヒーなどあわせて195品目をそれぞれ値上げします。

それぞれの主力商品である「カルピスウォーター」、「午後の紅茶ストレートティー」、「お~いお茶 緑茶」の500ミリリットルや600ミリリットルのペットボトルは、希望小売価格が税抜き180円から200円に引き上げられるということです。

各社では値上げの理由について原材料費やエネルギー価格、物流費などのコストが上昇しているためと説明していて、生活に身近な飲み物の値上げが広がることになります。

加工食品・調味料も “値上げは長期化か”

民間の信用調査会社「帝国データバンク」が国内の主な食品メーカー195社を対象に行った調査によりますと、10月値上げされる食品は3024品目で去年の同じ月より3.4%多くなりました。

3000品目を超えるのはことし4月以来、半年ぶりです。

主な品目では▼ペットボトルの飲料や日本酒などの「酒類・飲料」が2262品目と全体の70%あまりを占めています。

次いで▼パックごはんや餅などの「加工食品」が340品目、▼焼き肉のたれやみそなどの「調味料」が246品目などとなっています。

一方、主な食品メーカーがことし12月までの1年間に値上げすると公表した食品は累計で2万381品目となり、去年1年間の実績の1.6倍あまりとなっています。

調査会社は、▽原材料価格の高騰に▽物流費、人件費の上昇など国内の経済情勢に関連した要因も加わって、多くの品目の値上げにつながったと見ています。

今後の見通しについて調査会社は「食品の値上げは長期化、恒常化するとみられるが、実質賃金も伸び悩んでいて消費者の理解を得られるかは不透明感が残る」としています。

東京 練馬区のスーパー「 衝撃的な値上がり」在庫増で対応

大手飲料メーカー各社が10月1日から商品の値上げを行うことを受けて東京・練馬区のスーパーでは、できるだけ長く値上げ前の価格で商品を販売しようと、通常よりも在庫を増やす対応をとっています。

このスーパーでは、10月1日から値上げされる清涼飲料水やお茶などについて、通常よりも在庫が2割ほど多くなるよう仕入れを行っていて、倉庫にはペットボトルの飲料が入った段ボールが高く積まれていました。

値上げ前に在庫を多く確保することで、できるだけ長くいまの価格で販売したいとしていますが、10月中には仕入れた在庫はすべて売り切れるのではないかということです。このスーパーでは今回の値上げによって消費者の間で買い控えの動きが広がらないか懸念しているということです。

買い物に訪れた40代の男性
「ペットボトルの飲料は値上げの幅が大きいような気がしていて、自動販売機でお茶を買うことも多いので厳しいです。価格を維持する取り組みはありがたいです」

スーパー「アキダイ」秋葉弘道社長
「毎月のように値上げの波がありますが、今回は衝撃的な値上がりです。消費者はたとえ収入が上がっても高い食料品を買うようになるわけでもないので、店としても厳しいですが必死に頑張りたいです」

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