「うへ‥‥‥これはどうなってるの!?」
翌日、対策委員会一同は学校に登校するや否や目の前の光景に驚愕した。
まず、運動場と校庭に目が行く。
運動場は綺麗に整備され、校庭には角張った植物や四角い木々が生い茂っていた。
「これは…松と樫の木でしょうか?」
「ん、こっちには白樺と桜の木もある。綺麗‥‥‥」
「アビドスで桜を見れる日が来るなんて‥‥‥。」
さらに校舎の内装もガラッと変わっていた。
中にあった砂が全てなくなっている上に廊下も四角いブロックで構成されていた。
[↓イメージ画像↓]
「この絵は‥‥‥何?」
「空手家が巨大な手を相手している…?」*1
「ちょっと待って…てことは教室も‥‥‥!」
脳裏に対策委員会の教室が四角く構成されたビジョンが浮かび上がる。
対策委員会の面々はいつもの教室に入ろうとする。
ここでなぜかドアが白樺製になっていたのは全員ツッコまない。
恐る恐る一同はドアを開けて入ってみた。
ガチャ!
しかしながら、部屋はいつも通りでその場にスティーブがぽつんと立っていた。
「何でここだけ普段通りなのよ‥‥‥。」
「あの‥‥‥先生、もしかしてここまでの改築は先生が‥‥‥。」
<スティーブ>俺がやった。何というかマインクラフターの本能でやっちゃった☆
建物も内装も何かしょぼかったから、勢いで模様替えしちゃった。
このディメンションは夜にファントムもわかないので寝るメリットがそこまでない。なので夜中に裏作業で改築した。
まずネザーゲートを開通させて物資の運搬から"モブの移送"、スケルトントラップに備蓄していた骨を骨粉にする、シルクタッチで掘った草ブロックをもって来るなどいろいろな作業をした。
作業効率を上げるために建築部の奴を3名ほど読んだのは内緒だ。
対策委員会の教室をブロックに置き換えなかったのは、あのヤマネコかキツネぐらい警戒心の高いホシノに撃たれかねないからだ。
何と言うか直感だが、一気に体力の半分を削る攻撃手段を持ってそう、とスティーブは思う。
<スティーブ>あ、それと、これは個人的にしたことだからお礼とかそういうのは要らない。言っちゃえば自分勝手に改築しちゃっただけだし。
「え、でもさすがに‥‥‥。」
<スティーブ>良いの良いの、あれぐらい俺のいる世界だとその辺にある資源だから。
「は、はあ‥‥‥。」
意外と怒られたりするかなぁ、と思っていたが逆に感謝された。
軍事部だったら屋上にTNTキャノンとかグラウンドにトラップを仕掛けるだろう。
数分後、他アビドスの定例会議が始まったのだが‥‥‥
「このゲルマニウムブレスレッドで一攫千金よ!」
<スティーブ>ゲルマニウムは幸運の効果はない。*2
セリカの案:詐欺(マルチ商法)
却下
「トリニティとゲヘナの生徒を拉致しようよー!」
<スティーブ>似たようなことしてコテンパンにされた奴を知ってるからダメ。生徒数欲しかったら復学支援プログラム導入する?
ホシノの案:拉致
却下だがプログラム導入ならということで半分採用?
「ん、銀行を襲う。」
<スティーブ>アホ。1回でも犯罪したらその跡が残るんだぞ。*3
シロコの案:銀行強盗
却下(なお、スティーブは一度銀行強盗をしている)*4
「スクールアイドルとかはどうでしょうか☆」
<スティーブ>まあ、今まで出てきた中で良さそうだしやっても良いと思うぞ。
ノノミの案:スクールアイドル
承認だがホシノが拒否したことにより保留。
体つきがどうとか言っていたが、俺らの世界だと全員同じ四角だから問題ないぞ。
あ、それとノノミ、後でレコードとジュークボックスを渡すよ。*5
「そう言えば、先生が考えている案って何なの?」
<スティーブ>よくぞ、言ってくれた。
スティーブは続けざまにチャットする。
<スティーブ>ついて来て。
そうして連れてこられたのは四角くなった空き教室の一つだが、そこには数体のスティーブとは別の何かが居た。
ハァン
フゥン
そいつは長い鼻をしていた。
「先生、この人達は‥‥‥?」
<スティーブ>村人
「あの、本名とかは‥‥‥。」
<スティーブ>いや、ホントに村人って名前。
「ああなるほど(?)‥‥‥でも、この村人と借金に何の関係が…。」
<スティーブ>まあ、見てて。
スティーブは部屋にかまどを設置する。
<スティーブ>手順はいたって簡単。必要なのは砂と燃える物。砂をかまどの上の方に燃える物、今回は石炭を下の方に入れる。
<スティーブ>すると、こんな感じにかまどに火が付くから少し待つと、
数秒待ち、スティーブはかまどからガラスを取り出した。
<スティーブ>砂がガラスになる。
「いやいや、どうしてすぐに砂がガラスになるのよ!」
「砂がガラスになるのって時間がそうある気が‥‥‥」
<スティーブ>話をつづけるけど、このガラスを6個そこにある作業台に横長の長方形を作るように、シロコ入れてみて。
シロコはスティーブからガラスを6個受け取り、教室内の横に会った作業台でガラスを指定通りに並べると‥‥‥
「これは‥‥‥ガラス板?ちょっと多い気がするけど‥‥‥」
ガラス板が16個できた。
<スティーブ>それじゃあ、出来たガラス板を持ちながらそこの製図家の村人と交易してみて。
「交易‥‥‥?」
シロコはそう思いながら、村人に近づく。
すると、村人の手には昨日見たようなエメラルドがあった。
宝石に目が行く対策委員会だったが、我を抑えてシロコが村人に近づき触れてみる。
すると、ゲームのような取引画面が脳内に浮かんだ。
そしてスティーブの言われるがままにガラス板を交易する。
交易し終えると、シロコの手には大きなエメラルド*6があった。
「ん、何かもらえた。」
シロコは内心少し驚いていたが正攻法?で金を返せるどころかおつりが返ってきそうなものを手に入れて今にも跳ね上がりそうな気持だった。
「ガラス板が、エメラルドに‥‥‥。」
「ガラス板にそこまで価値があったっけ?」
<スティーブ>っていうのが砂をエメラルドに変えるという借金の返済方法だけど、どうする?
一同「やる/やります!!!!!」
そうして、アビドスは"とても"効率のいい借金返済方法を選ぶのであった。
<スティーブ>あ、一応言っとくけど取引しすぎると、値上がりするor一定時間その取引が出来なくなるから気を付けて。
「あ、そう言えば先生、先生の世界のエメラルドの価値っでどれぐらいだったんですか?」
<スティーブ>エメラルド1個でその辺にある種1個とか花とか、砂とかが買えたけど、
「「「「「‥‥‥。」」」」」
<スティーブ>?
「と、とりあえず、スティーブ先生の居たところが極度のインフレを起こしているのは分かりました!」
「ん、これ1個でその辺の花と交換はさすがにぼったくり!」
<スティーブ>?
やはり、この世界の価値観は分からない。
そう思うスティーブなのであった。
・商売人 ・安く売って高く売る ・取引の達人
用語解説:
USサーバー…2023年のマイクラ統合版に期間限定で登場したUNIVERSALSTUDIOSとのコラボサーバー。12月20日から同月23日まで開催された。マップ製作を手掛けたのはHIVE。イベントのミニゲームの中の一つに銀行強盗というゲームがあって内容としてはGTAの銀行強盗とほぼ同じ。
ファントム…プレイヤーが3日間以上ベッドで寝ていないと上空にスポーンする。そこから寝ない日が経つにつれてファントムのスポーン数が増えていく。敵対モブで上空から急降下してプレイヤーを襲う。倒すとドロップするファントムの皮膜はエリトラの修復の素材になる。
今回から建築部のクラフターが秘密裏にですがこの世界にやってきました。
基本的にはスティーブが招待したマインクラフターしかこのキヴォトスには来れません。
もちろん、自分の世界に帰ることも自由で今回招集した建築部の3名は建築後すぐに帰ってしまいました。
次回『便利屋 地獄を見る』
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Hyper Potions-溶岩チキン
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Kyrie(原作通り)