マイクラとブルアカのクロスはハーメルンには数作品ありますがほぼ全てエタっていたので、書きました。
紹介文にも書いてありますがyoutubeの方でもマイクラを取り扱っていますので、よければチャンネル登録の方をお願いします!
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スティーブはクリーパーに爆破された
ああ、まただ。
またあの忌々しい匠*1に建築物ごと爆破された。
スティーブは内心そう思いながらも、またリスポーンのボタンを押す。
リスポーン
カチッ
リスポーンが始まるや否や、スティーブは違和感を感じた。
まずリスポーンした所、それはこの世界に産み落とされた場所ではなかった。
辺りは明るくここは何か乗り物の中?
電車だろうか、恐らくそうだ。
あの時はアレックス達と乗ったな。
それと建築部の集団とコマンド班が作っていたか。
そんなことを考えているスティーブだが、突如として謎の声が聞こえて来る。
「‥‥‥私のミスでした。」
たまに喋るナレーター*4や一言ヒントみたいなものをくれる解説者*5の声ではない、何と言うか明るい声だった。
スティーブが振り向くとそこには
「私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況━━」
<スティーブ>誰?
スティーブはチャットで誰かと尋ねる。
「結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったこをと悟るだなんて……。」
しかしながら、少女は淡々と喋る。どことなく機械的なようなあらかじめ用意されていたかのような喋り方で。
スティーブは悟った、こいつNPC*6の類だなと。
スティーブは前に動こうとするが動けない。
しかしながらスティーブは驚かない。
コマンド班のミスで金縛りにされた*7ことは多々あるし、似たような状況*8に陥ったことは何度もある。
「‥‥‥今更図々しいですが、お願いします。スティーブ先生。」
今時のコマンドはすごいんだな、わざわざ名前で呼んでくれるなんて、とスティーブは感激する。
スティーブは既にこの目の前の少女がコマンドで動いていると思っている。
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから‥‥‥。」
話が長いな、そう思いながら暇つぶしにスティーブは手を振りまくる。
しかしながら今は
「ですから‥‥‥大事なのは経験ではなく、選択。あなたにしかできない選択の数々。責任を負うものについて、話したことがありましたね。あの時の私には分かりませんでしたが‥‥‥。今なら理解できます。大人としての、責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。それが意味する心延えも。」
とうとうこの長話にスティーブは飽きた。
ばかばかしいのエモート*9をして暇つぶしをしている。
今更雪玉か卵があったら投げつけられていたが、死んだ後なので今は所持していない。
話も途中途中までしか聞いていないが、責任、責任って我々マインクラフターは「責任なんて知らない」の連中だぞ。
「‥‥‥ですから、先生。私が信じられる大人である、あなたなら。この捻じれて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を‥‥‥。そこへ繋がる選択肢は‥‥‥きっと見つかるはずです。だから先生‥‥‥どうか。」
ようやくだ。辺りがまた暗転し始めてスティーブはようやく説明が終わったと実感する。
恐らくはミストゲイル*10のような感じなんだろうと。
そう思いながらスティーブはベッドに寝るように目を閉じた。
「‥‥‥い。‥‥‥先生、起きてください。スティーブ先生!!」
ベッド?から出る
ベッド?から起きると場所が変わっていた。
何かしらの建物の中だ。
そして、今の声。先ほどのよく分からない説明をしたコマンドの少女*11とは違う声だ。
さらに、
まさかのキープインベントリだったとは。いや、それはありえない。あの時アイテムは散らばっていたはずだ。
というかさっきのはどちらかと言えばディメンション移動の方だ。
「‥‥‥。」
スティーブはそんなことを考えながら先ほどの声がした方を見る。
そこには先ほどの少女然り、四角くない少女が立っていた。
「少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。中々起きない程熟睡されているとは。」
真っ白い服に眼鏡をかけた少女。
頭上には王冠…ではなくヘイローを被っていた。
ヘイロー、天使の輪っか、天国‥‥‥まさかとは思うが
しかしながら辺りはあそことは違い近代的だ。
そこで「君は誰?ここはどこ?」とチャットしようとするスティーブ*14、だがなぜかチャットが出来ない。
「もう一度、改めて今の状況をお伝えします。」
そこから少女が喋った。
この少女の名前は七神リン、ここ学園都市キヴォトスの連邦生徒会の幹部、要するにこの世界の管理者の1人なのだろう。
学園都市キヴォトス、聞いたことがない、学園と都市は知っているがキヴォトス…考古学*15で似たような名前は聞いたことがある。
そして、周りの建物と内装もスティーブの知る世界ではない。
ほぼ完璧と言っていいぐらいに完成された村、いや都市か、建築部がこの光景を見たら驚嘆と関心の声を上げるだろう。
また、分かったことだが、ここはバニラからかなり離れた別ディメンションなのだと推察する。
となるとやはり、目の前の少女は我々
さらにここのリンという少女の話を聞くに、スティーブが来た経緯を知らず、最初はスティーブを同じ人間かと疑った。
元々スティーブは現在行方不明の連邦生徒会長から直々に先生として指名されここにやって来たと語る。
連邦生徒会長、スティーブには心当たりがあった、あのコマンド少女がそうなのではと。
しかしながら、考えている暇はない。リンからさらに学園都市の命運のためについて来てほしいと頼まれた。
これでも世界の命運のために戦ったこと*16はあると、自慢げにチャットをしようとしたがスティーブは喋れない。
本と羽ペン、看板、金床と紙があれば多少の意思疎通はできたのだろう。
しかしながら今スティーブはそれらは持っていない。
なので、現状ハイかイイエの質問に首を動かして答えたり、エモートで何とか会話をつなぐことしかできない状況だ。
エレベーターに乗って下の階へ移動する。
見たところオブザーバーもピストンも使われていない。
ここまでスティーブは未知の発見に興味を抱いていた。
チンッ!
まさか、ここまでとは。
しっかりと音もなっている。
コマンドを使わずマインクラフターの知らない未知の技術の回路で作られているのだろう。
エレベーターから降りるとオーク系の階段で作ったイスとは違い、羊毛でできたような見た目のイスなどがある部屋に着いた。
着くとそこには、4人の少女が居た。
「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!‥‥‥うん?隣の四角いのは?」
青紫色の髪の少女がこっちによって来た。
最初にこの少女を見た感想としてはアイアンゴーレムと同等かそれ以上の重さがありそうとスティーブは後に語った。
「首席行政官。お待ちしておりました。」
「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています。」
続けざまに黒いエンドラに似た翼をもつ何かとデカい少女と腕に軍事部が付けているような腕章を付けたベージュ色の髪の少女が寄って来る。
ここでスティーブは気づいてしまった。ここに居る全員が銃を持っていることに。
銃と言う火器は以前スティーブは軍事部の1人からゲリラ*17という存在と一緒に説明されていた。
曰く、弓やクロスボウの上位互換。
曰く、種類が滅茶苦茶ある武器。
曰く、強い武器。
まだ確定とまでは分からないが、このディメンションでは弓とクロスボウといった遠距離武器として普及しているのだろうか。
「あぁ‥‥‥面倒な人たちにつかまってしまいましたね。こんにちは、各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余している皆さん。こんな暇そ‥‥‥大事な方々がここを訪ねて来た理由は、よくわかっています。今、学園都市で起きている混乱の責任を問うため、でしょう?」
すげー棘のある言い方。棘の鎧のエンチャントがされてそうなぐらい刺々しい。
「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!数千もの学園自治区が混乱に陥っているのよ!この前なんか、うちの風力発電所がシャットダウンしたんだから!」
この少女も少女ですごく言う。
何となくだけど、子供村人*18か銅のゴーレム*19にポピーの花を渡したりしそう。*20
しかしながら風力発電か、我々の世界に風と言う概念はブリーズ関連ぐらいしか知らない。
発電がそんなに必要なのかなとスティーブは思う。
別に発電するためにはレッドストーンブロックとか使えば良いだろうと、常識の食い違いが少し起こっている。
「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報がありました。」
バックの中に恐らく回復のポーションが入っている生徒が言う、矯正局とはprison*21のようなものだろうか。
「スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなりました。治安の維持が難しくなっています。」
灰色の服を着た、持っているのはポーション*22なのだろうか?白い髪の生徒が喋る。
毎日どこもかしこもPVPが起こっているというのか。
「戦車やヘリコプターなど、出所の分からない武器の不法流通も2000%以上増加しました。これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます。」
これにはスティーブも口を動かすことは無いので無表情だが驚いた。
戦車やヘリ、聞いたこともあるし軍事部が再現しようとしていた乗り物だ。それが2000%増加!?
軍事部が聞いたら発狂ものだろう。
「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見ていないの?今すぐ合わせて!」
詰め寄って来るアイアンゴーレム少女。
鉄を与えられるのだろうか。
「連邦生徒会長は今、席にはおりません。正直にいますと、行方不明になりました。」
「「「「!!」」」」
そこに居た4人は驚く。
改めてスティーブは考えた、あのコマンド少女は都市伝説*23か何かだったのかなと。
「結論から言うと『サンクトゥムタワー』の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です。認証を迂回できる方法を探していましたが‥‥‥先ほどまで、そのような方法は
「それでは、今は方法があるということですか、首席行政官?」
「はい。この先生こそがフィクサーになってくれるはずです。」
「この方が?」
全員がスティーブに視線を合わせた。
エンダーマンだったら真っ先に誰にタゲ*24が向いていただろうか。
「ちょっと待って。そういえばこの四角い先生はいったいどなた?どうしてここにいるの?」
「明らかにキヴォトスではないところから来たようですが‥‥‥先生だったのですね。」
やはり、この世界と私のいた世界とでは人に対する認識も違っているのかとスティーブは実感する。
「はい。こちらのスティーブ先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です。」
「行方不明になった連邦生徒会長が指名‥‥‥?ますますこんがらがってきたじゃないの‥‥‥。」
少し混乱しているアイアンゴーレム少女を無視して首を下に向けて頷く。
チャットさえあればと思うスティーブ。
しかしながら今はまだ使えない。
「補足しますと、現在先生は喋れない状態にあります。なのでこうして軽くうなずいたり、あのように動きで言葉を伝えています。」
スティーブ(飛ぶニワトリのエモートをする)
「(意外と芸が出来るの━━何か飛んでた気がするけど気のせいよね…)こ、こんにちは、先生、私はミレニアムサイエンススクールの‥‥‥い、いや、挨拶なんて今はどうでもよくて……!」
「そのうるさい方は気にしなくてもいいです。続けますと‥‥‥」
「誰がうるさいって⁉わ、私は早瀬ユウカ!覚えておいてください、先生!」
よろしくと言わんばかりにスティーブは『あっちだよ!』のエモートを上手く使って手を伸ばす動きをした。
「‥‥‥先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることにありました。連邦捜査部『シャーレ』。単なる部活動ではなく。一種の超法規的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在するすべての学園の生徒たちを、制限なく加入させることすら可能で、各学園の自治区で、制約なしに戦闘活動を行うことも可能です。なぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかはわかりませんが‥‥‥。」
『シャーレ』、確か化学班*25の持つ器具の中にあったなそんなの。
名前も実に良い、しかも説明を聞くに自由に
「シャーレの部室はここから約30㎞*26離れた外郭地区にあります。今はほとんど何もない建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下に『とあるもの』を持ち込んでいます。先生を、そこにお連れしなければなりません。モモカ、シャーレの部屋に直行するヘリが必要なんだけど‥‥‥。」
リンは懐から板のようなものを取り出した。
リモコンの一種か?
『シャーレの部室?‥‥‥ああ、外郭地区の?そこ、今大騒ぎだけど?』
なるほど、トランシーバー*27の上位互換か。
あの機械、ぜひとも数台欲しい。
自分で使うのも良し、元居たところの研究部に渡して研究させるのもありだ。
「大騒ぎ‥‥‥?」
『連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを先頭に、周りを焼け野原にしているみたいなの。巡行戦車までどっかから手に入れてきたみたいだよ。それで、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占拠しようとしているらしいの、まるでそこに何か大事なものでもあるみたいな動きだけど?』
「‥‥‥。」
こっちの情報筒抜けじゃないのかとスティーブは思う。
あの通信中に何かを食ってる少女のあの食べ物は何だろうか、ジャガイモの一種だろうか。
これもぜひとも食べてみたい。
『まあでも、もうとっくにめちゃくちゃな場所なんだから、別に大した事な‥‥‥あっ、先輩、お昼ご飯のデリバリーが来たから、また連絡するね!』ブツッ!
「(プルプル)‥‥‥。」
大丈夫か?という意味合いでまた『あっちだよ!』のエモートをする。
「‥‥‥だ、大丈夫です‥‥‥少々問題は発生しましたが、大したことではありません。」(横を見る)
「‥‥‥?」
「な、何?どうして私たちを見つめているの?」
なるほど、そういうことか、とスティーブは理解する。
今いるメンツはアイアンゴーレムもどき、エンドラもどき、ポーション持ち2人、協力してもらう戦力としては十分だろう。
「ちょうどここに各学園を代表する、立派で暇そうな方々がいるので、私は心強いです。」
これは荒らし退治だ、と言わんばかりにリンが言う。
「‥‥‥えっ?」
「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が今、切実に必要です。行きましょう。」
「ちょ、ちょっと待って⁉ど、どこに行くのよ!?」
スティーブ(また『あっちだよ!』のエモートをする)
そして、ついでと言わんばかりにたまたま持っていたリードを4つユウカたちに着ける。
言葉だけで言えばアウトだが、絵面は以外にもシュールである。
ユウカ*28「ちょ、ちょっと!先生、引っ張るのは止めて…痛くない‥‥‥?…いやでも、無理に引っ張るのは止めてくださいよ~!」
スズミ「先生って意外と力持ちなんですね。『ガコンッ!』*29 あ痛ッ!」
チナツ「ただ、配慮というのは知らないようですが‥‥‥」(ハスミを見る)
ガコンッ! ドゴッ!
ハスミ「(色んなところに体をぶつける。しかし、ダメージはほぼない)」
こうしてスティーブはいつもの動物を移動させるかのように少女たちを戦場に連れて行った。
やりたいことをやった
先に言っておきますが、エタる気は甚だございません。
1週間に2本投稿という形で投稿する予定です。
現在アビドス編の便利屋とファーストコンタクト辺りを執筆中です。
用語解説:
HIVE…マイクラ統合版にある特集サーバーの一つ。ほぼマイクラ公式のサーバーともいえる所でマイクラ公式のイベントサーバーなどの制作はこのHIVEが行っている。マーダーミステリーやベッドウォーズ、ブロックかくれんぼことハイドアンドシークなど数多くのクオリティの高いゲームがある。
Aether Collaboration Mod…マイクラJAVA版にある大型Modの一つ。かつてマインクラフトが導入予定だった「天界」をモチーフに2011年に登場し、大きな話題を呼んだ。
独自のブロック、アイテム、モブ、ダンジョン、アクセサリー装備枠の追加と仕様改変すらある。
GVCReversion2…マイクラJAVA版にある大型Modの一つ。元々あったGVCGunsとGVCMobが統合されたMODで非常に多くの種類の近代的な銃器とそれを使うゲリラ・兵器、ダンジョンを追加する。銃器のシステム的にはバトルフィールドシリーズのそれに近い。
へロブライン…マイクラ都市伝説の一種。スティーブのような見た目で違いが目の瞳の色がスティーブは黒、へロブラインは白と違いがある。もとはとあるマイクラプレイヤーのデマから始まったが、人気なのもあって公式がへロブラインの画像を投稿したりしてた。もしかしたら今後のマイクラに追加されるかも…?
ちなみにですが、スティーブのいた世界は通常のマイクラとは違い、マイクラの色んな概念が重なったマインクラフトの世界となっています。なので、軍事部やモッド、サーバーなども本来とは少し違いますが、スティーブは知っています。
エデン4章で蓄音機から流す曲の投票
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Kyrie(原作通り)