ドイツの少女像存続求め韓国系市民団体が仮処分申請 早期の撤去、実現が不透明に

ドイツ・ベルリン市ミッテ区の公有地にある少女像=7月(共同)
ドイツ・ベルリン市ミッテ区の公有地にある少女像=7月(共同)

ドイツの首都ベルリン市のミッテ区が、慰安婦の被害を象徴する少女像を10月7日までに公有地から撤去するよう命じたことを受け、韓国系市民団体「コリア協議会」は29日、存続を求めて行政裁判所に仮処分を申し立てたと明らかにした。仮処分申請を受け、ミッテ区が求める早期撤去の実現が不透明になった。

コリア協議会側は26日にベルリンの行政裁判所に提出した申請書で、少女像の撤去義務の差し止めと、期限後も設置を容認するよう求めた。ミッテ区に対しても同日、撤去命令に対する異議申し立てを出した。(共同)

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