ホンダ、月面着陸船に燃料電池で電力供給 米アストロ社と実証
【ニューヨーク=川上梓】ホンダは29日、米アストロボティック(ペンシルベニア州)に燃料電池システムを提供すると発表した。発電した電力を月面着陸船に供給する。宇宙空間で発電した電力を居住スペースで使う実証実験を2026年春まで行い、将来的な商業利用に生かす。
同日、共同開発契約を結んだ。アストロ社は米航空宇宙局(NASA)の委託で月着陸船を開発し、運用している。船に垂直型の太陽電池システムを搭載し...
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(更新)- 小玉祥司日本経済新聞社 編集委員ひとこと解説
月着陸船で燃料電池の開発を進めるのは、月の水資源開発競争が背景です。月探査を進める各国は水資源の発見と開発を競っていますが、水を電気分解して作った水素と酸素は燃料電池だけでなく、ロケットの燃料にもなるからです。燃料電池で夜を越すだけでなく、ロケット月で燃料補給をして火星などへ向かうコストを大きく下げることも可能になります。 月着陸に挑戦したispaceの着陸機には、高砂熱学が月面で水を電気分解する実験装置を搭載するなど、日本企業の挑戦が続いています。 私事ですが本日で定年退職のため、今日が最後のThink!です。9月中は毎日書く「Think!マラソン」に挑戦したのでご笑覧ください。
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