毎日毎日毎日毎日、自民党総裁選の話ばかり。
今日は朝昼晩とテレビつけてみたら小泉ステマ問題だ。
消したよ、テレビ。
小泉をかばうつもりなんか1ミリもないが、
わかりやすく叩きやすい相手を見つけて、
皆が浮き足立っているようにしか思えない。
小さな悪事に皆が「悪だ!」「民主主義の危機だ!」と騒ぎ、
何かを語っているつもりになる。
それでなぜか皆の溜飲が下がる。
ダントツ人気の小泉をしたり顔で責めるのは
さぞ気分が良いだろうねぇ。
と、イライラしていたら、
森暢平先生の「社会学的皇室ウォッチング」の記事に
私は溜飲が下がったよ!!!
社会学的皇室ウォッチング!/168 これでいいのか「旧宮家養子案」―第62弾―
自民党の皇室パッシング 総裁選で議論にもならず 成城大教授・森暢平
んん? パッシング? 誤字???
さにあらず。
詳しくはぜひ読んでいただきたいが、
森先生のキレッキレの指摘に、救われた気分にさえなった。
自民党総裁選で、誰も皇室のことを語ろうとしない。
高市早苗は「男系の皇統をお守りするために皇室典範を改正する」と
語っているが、女性皇族の配偶者の身分についても、
憲法14条「法の下の平等」についても、旧宮家の養子候補についても、
またこうした問題提起をする立憲民主党とどう折り合うのかに
ついても、具体的なことは何一つ触れていない。
野党を見ない独りよがりの言明であり、
何も言っていないのと同じだ。
(は〜〜〜〜、溜飲が下がる!)
さらに選択的夫婦別姓の問題に触れ、
候補者たちの先送り体質を浮き彫りにし、
それを「党内分裂が怖いのだ」と喝破する。
皇統問題とて同じである。
政治家が決められないなら、国民に信を問えばよい。
それをしない(できない)のは無責任の極みだ。
正々堂々と持論を主張し、
個別具体的な争点をどう乗り越え、
野党との合意を目指すのか。
それを示して総理総裁を目指すのが
政治家の本道ではないか。
(は〜〜〜〜、溜飲がめっちゃ下がる!)
皇統問題は「待ったなし」であるというのに、
文字どおり日本の根幹に関わる話であるというのに、
それは「素通り=Passing」されている。
少数与党になったとはいえ、一国を背負う可能性の高い
総裁を選ぶのだ。
党内分裂? どうでもいいよ。
少しは骨太の議論をしてくれ。
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