群馬県草津町の黒岩信忠町長(78)に町長室でわいせつな行為をされたとするうその告訴をしたなどとして、虚偽告訴と名誉毀損(きそん)の両罪に問われた、元町議(56)の論告求刑公判が24日、前橋地裁(山下博司裁判長)で開かれた。検察側は「極めて悪質。被告の主張が全世界に発信され、町へのバッシングや爆破予告もなされた」として、懲役2年を求刑。弁護側は名誉毀損罪については無罪を、虚偽告訴罪については執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は9月29日に言い渡される。
論告で検察側は、元町議が被害を受けたと主張する町長との面会時に、元町議自身が町長に秘密で録音した音声について「性交やわいせつ行為をうかがわせる音は一切なかった」と指摘。...