「フードコートはオワコン」なのか
フードコートの店舗撤退が密かに話題になっている。発端はSNSに投稿された一枚の写真だ。
フードコートの写真なのに店は一軒もなく、あるのは白い壁ばかり。その写真に「多くの店が撤退して、ついに最後の一店舗も撤退した。フードコートなのにフードがない」という旨の言葉が添えられている。
地元のイオンと合体してるタイプのショッピングセンターの中のフードコートの店がだんだん閉店していって、ついに残っていた最後のお店が閉店してしまったのだ
フードコートだけども食べ物が売ってないのだ pic.twitter.com/CGhetafVf5— ボンクラーズ総長 (@compon) January 14, 2025
この投稿は大きな反響を呼び、リプライには「うちの近所のフードコートも同じ感じ」「フードコートですらやっていけないのか」などといったコメントが寄せられている。
こうした一連の流れを受けて「フードコートはオワコン」的な論調も出てきた。実際、本件を受けて専門家がフードコートの苦境について解説する記事もあるようだ。
筆者は都市ジャーナリストとして、全国各地のショッピングモールやショッピングセンターを回っている。その中で、確かに、衰退しているフードコートを見かける機会も増えた。だから、この投稿を見て「確かになあ」とも思うし、それを見て「フードコートはもうダメ」といった論調にも頷けないことはない。
一方で思うのは、フードコート自体がオワコンというより、フードコートの二極化が進んでいる印象を持っている。衰退しているフードコートが目立つ一方、休日のみならず、平日でも多くの人で賑わうフードコードもあるのだ。
昨今のフードコート事情を、ショッピングモール・スーパーマーケットの動向も踏まえて考えてみたい。
投稿で話題になったのは「イオン」のフードコート
フードコートの二極化を考えていくうえで、フードコード店舗の閉店数のデータなどがあればいいのだが、残念ながらそのようなオープンデータはない。ならば、フードコードが入居することの多いショッピングセンター、ショッピングモールの動態などから類推するしかない。
まず、SNSで話題になったフードコートであるが、これは千葉県にある、とあるイオン店舗だとされている。