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黒猫のつぶやき

法科大学院問題やその他の法律問題,資格,時事問題などについて日々つぶやいています。かなりの辛口ブログです。

放送倫理はつらいよ?

2009-09-07 15:16:14 | 芸能
 未だ自宅療養中の黒猫です。自分の身の回りでは、黒猫が以前勤めていたいちごの千川弁護士が亡くなったとか、色々衝撃的な事件が起こったりもしているのですが、このブログで詳しく書けるほどの裏付けが取れていないので、今回はアニメの話題でお茶を濁すことにします。

 黒猫が昨年あたりから「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズにはまり始めたのは、以前からこのブログを読んで下さっている方なら既にご存知のことかもしれませんが、実際昨年から今年にかけての療養中に観ていたのも大半が「ハルヒ」関連の書籍やDVDで、おかげでこの作品についてはかなり詳しくなってしまいました。
 その「ハルヒ」ですが、今年の4月からTVアニメが放送中で、黒猫も可能な限り毎週観ているのですが(ただし、深夜番組である上に、放映開始後に2度も入院してしまったので、実際には見逃してしまった回も少なくありません)、この「ハルヒ」のアニメでは、おそらく放送倫理上の関係で、原作から改変されてしまったところも少なくありません。
 例1。第2話(涼宮ハルヒの憂鬱Ⅱ)の「パソコン強奪事件」では、ハルヒが「部員全員でこの娘を輪姦してたって言いふらしてやる」などと言ってコンピ研の連中を脅すシーンがあるのですが、アニメではそのシーン自体は取り入れられているものの、さすがに「輪姦」という言葉はピー音で消されていました。
 例2。第9話(ミステリックサイン)では、喜緑さんの以来でコンピ研の部長宅へ調査に行ったハルヒが「(部長は)きっとベッドの下とかに隠れているから、みんなで引っ張り出して捕獲するの。抵抗が激しければ最悪、息の根を止めていいわ。依頼人には蜜蝋に漬けた首を届けましょう」などというひどい暴言を吐き、これに対するキョンの突っ込みも「サロメじゃあるまいし、首だけもらっても置き場に困るだけだ」という、やたらとマニアックな上にどこかずれているという名シーン(?)があるのですが、あまりにも異常と判断されたのか、アニメではこのやり取りはカットされてしまいました。
 ちなみに「サロメ」というのは、古代パレスチナの領主ヘロデ・アンティパスの義理の娘で、イエスに洗礼を授けた洗礼者ヨハネの首を求めた人物として、キリスト教世界では結構有名な歴史上の人物なのですが、日本人の高校生でサロメを知っているというのはかなり珍しいと思います。
 例3。第10話(孤島症候群・前編)では、ハルヒ達が合宿先で葡萄酒を振る舞われ、酔っぱらったハルヒとキョンが醜態を演じる(ただし、語り手であるキョンが記憶をなくしているので、具体的にどのような醜態であったかは不明)というシーンがあるのですが、未成年者に飲酒をさせるのは良くないということか、このシーンもまるごとカットされました。

 以上は第1期のアニメ(時系列をシャッフルして、2006年頃に全14話で放送された)に関するシーンなのですが、今回問題にしたいのは、今年放送されている第2期アニメの第23話「涼宮ハルヒの溜息Ⅳ」に関するシーンです。
(注:この記事では便宜上「第1期」「第2期」と呼んでいますが、今回はハルヒのエピソードを最初から時系列順に放送し、前回取り上げたエピソードは前回のものをそのまま流用、前回取り上げなかったエピソードのみ新作という構成になっています。また、「第○話」というのは今回の放映の順番です。)
 原作では、ハルヒに唆された鶴屋さんが、朝比奈さんのジュースにこっそりテキーラを混ぜてしまい、朝比奈さんが完全に酔いつぶれてしまうというシーンがあるのですが、アニメではこのシーン自体こそ取り入れられているものの、やはり未成年者にお酒を飲ませるシーンはまずいということか、飲ませたお酒がテキーラではなく甘酒になっていました。
 甘酒は、アルコール飲料ではないため未成年者でも飲用が許されていますが、それだけに含まれているアルコールの量も微々たるもので、せいぜいアルコールに耐性のない幼児などが大量に飲んだ場合に酔う可能性があるという程度です。
 いくら朝比奈さんがアルコールに全く耐性がないと言っても、甘酒がちょっと混入したジュースを飲んだだけで、あそこまで完全に酔いつぶれるというのは、とても常識では考えられません。テキーラを甘酒に置き換えて、後は原作とほぼ同じというのは、ストーリー展開としてあまりにも無理があると思います。
 そもそも涼宮ハルヒという女の子はひどい傍若無人で、細かいルールやマナー違反などは序の口、刑法に触れるのではないかと思われる行為も1つや2つどころではないというくらいで、放送倫理など気にしていたら「ハルヒ」のアニメ化自体不可能ではないかと思われる作品なのですが、明らかに刑法に触れるような行為(パソコン強奪→恐喝罪、私有地からの笹の葉泥棒→窃盗罪、コンピ研部長へのドロップキック→暴行罪など)はほとんどそのままで、それらと比較すればはるかに微罪である未成年者の飲酒に関するシーンだけは徹底的に自粛するというのは、放送倫理としてあまりにも歪んでいると思いますし、しかもそのためにストーリーを不自然極まりないものにして平然としているという態度にも疑問を感じます。

 ・・・今回の記事は、「ハルヒ」を読んでいない人にはほとんど意味不明なものだったかも知れませんが、知らない方はこの機会に読んでみてはどうでしょうか。第8回スニーカー大賞受賞作品で、おそらく日本のライトノベルの中では一番売れているシリーズなので、今までそっちの方面に興味の無かった人でも結構はまるのではないかと思います。ただ、今回のアニメ(特に「エンドレスエイト」を8回も繰り返したこと)に関しては、不満や批難の声も結構多いですが。

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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お疲れ様です (たかぽん)
2009-09-11 01:22:05
いや~今回の司法試験の結果は驚きですね。
やはり質が低下しているのは間違いなさそう
です。合格者も平気で司法修習なぞに行かず
県庁や市役所、民間企業に行くらしいですし。
今後、法曹界はどうなるんでしょうか?
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Unknown (元ベテ)
2009-09-15 05:10:13
千川先生ホントに亡くなったみたいですね。いろいろ、トラブルがあったみたいですね。とりあえず、合掌。
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