記者会見で税逃れを否定するJAグループ京都の中川泰宏会長(28日午前、亀岡市千代川町・たいざん)

記者会見で税逃れを否定するJAグループ京都の中川泰宏会長(28日午前、亀岡市千代川町・たいざん)

京都市南区

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 JAグループ京都の中川泰宏会長(74)と複数の親族企業が大阪国税局の税務調査を受け、2024年までの7年間で約8億円の申告漏れを指摘された問題で、中川氏が28日、亀岡市内で記者会見を開いた。国税局に指摘された自身への約3億円の資金還流と申告漏れについて「利益を受け取ったことは絶対にない。正当に申告している」と述べ、税逃れを否定。処分を不服として国税不服審判所に審査請求したことを明らかにした。

 中川氏の親族企業は、JA京都会館(京都市南区)の解体と跡地での京都JAビルの建設に関わった。関係者によると、大阪国税局は、親族企業が取引先に偽の領収書を発行させて外注費を支払ったように装い、所得を申告しなかったと認定。中川氏に約3億円が渡ったとみて、親族企業と合わせて重加算税を含む約5億円を追徴課税したとみられる。

 中川氏は会見で「親族企業が営業努力で下請け工事に関わるのは利益相反でなく、問題ない。私には企業の役職も賞与もなく、利益は絶対に受け取っていない」と説明した。その上で「工事費は建設物価に基づいたもの。架空請求できるはずがない」と反論した。

 国税不服審判所への審査請求は25日付。中川氏は請求が認められなければ、処分取り消しを求めて訴訟を起こすとした。

 中川氏は全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)の経営管理委員会副会長や、全国農業協同組合連合会(JA全農)経営管理委員を務める有力者。05年衆院選で自民党から京都4区に立候補して初当選し、09年衆院選で落選した。会見で「事実でないのに役職を辞めることはない」と述べた。