デザインマネージャー / 小川 大樹
ビジネス、テクノロジー、そしてデザイン。 デザインの力で、世界を変える。
ビジネス、テクノロジー、そしてデザイン。 デザインの力で、世界を変える。
撮影場所:WeWork 日比谷FORT TOWER
デザインマネージャー 小川 大樹
ex-Goodpatch
2014年、株式会社グッドパッチ入社。UXデザイナー兼プロジェクトマネージャーとして様々なサービスの新規立ち上げやリニューアル案件に携わる。その後スタートアップ数社でデザイナーとしてiOS、Android、webのアプリケーションデザインに従事。2020年、株式会社ナレッジワーク入社。デザインマネージャーを務める。
日本に「UIデザイン」という概念が生まれた頃
大学在学中、他の人とは違うことがしたいという一心で、当時あまり主流ではなかったスタートアップでのインターンを始めました。初めてのインターン先では当時の自分が持つ数少ないスキルである「英語」と「日本のポップカルチャーが好き」という関心から、外国人観光客と日本人をマッチングして観光案内をするスタートアップでのインターンシップを始めました。そのスタートアップで働くことはとても楽しかったのですが、観光案内をするよりも海外の人とマッチングができるサービスそのものに興味を持ち、ウェブサービスを作ること自体に関心が移っていきました。当時インターンしていた会社はスタートアップが集まるインキュベーションセンターのような場所にオフィスがあり、インターン先以外にも、後に大きくなるスタートアップの会社がいくつも入っていました。どの会社も熱気に満ちていて、自分が昔想像していたような「仕事ってつまらないもの」というイメージをいい意味で打ち砕いてくれました。
その後ウェブサービスを作る勉強を独学で初め、PhotoshopやFireworksといったデザインツールの勉強に加え、HTMLやCSS、PHPなどのエンジニアリングの勉強も同時に始めましたがサービスを触れるユーザーにより近いデザインの方に興味が湧き、デザインに触れられる会社で働きたいと思うようになりました。
当時はまだ大学生だったのでどうやってデザインに携われる会社を探せばいいのかわからず、転職サイトで「デザイン」と検索し、その中で一番コーポレートサイトのデザインがカッコいいと感じたグッドパッチに連絡をしました。2014年当時、グッドパッチにまだ5名ほどしか社員がいない頃だったのですが、面接の機会を得て、インターンとして働けることになりました。インターンを始めた頃、自分にできることと言えば英語しかなかったので、「UIデザイン」に関する海外の記事を探し、グッドパッチの会社ブログに翻訳記事を掲載してもいいかどうか確認を取り、翻訳をして掲載していました。当時はまだ日本に「UIデザイン」という言葉がそこまで浸透していない時代でしたが、たくさん記事を書くことによって、「UIデザイン」という言葉や「UIデザインといえばグッドパッチ」という認知を広めることができたかなと思います。
なぜを常に問い続ける。
その後、グッドパッチに新卒一期生として入社をして、主にディレクターとして受託事業や新規事業開発を担当しました。事業開発においても草創期のグッドパッチという組織創りにおいても、サイモン・シネックが唱えた「ゴールデンサークル理論」が常に語られていて、「なぜを常に問い続ける」という姿勢を身に着けさせてもらったと思います。また、グッドパッチのビジョン「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」とミッション「デザインの力を証明する」という言葉は、会社が変わった今も、自分の根底にあるDNAだと思っています。
グッドパッチ卒業後、スマホでチャットのように小説を読めるサービスを運営する会社に転職し、iOS/ Androidアプリケーションのデザイナーを担当。若者の小説離れが進む中で、アプリケーションデザインや利用体験を工夫することで小説を読むという体験を変えていくことに挑戦しました。
2年ほど働いたころ、ナレッジワークの創業メンバーとなるグッドパッチ時代の同僚から連絡があり、麻野さん含め3人で会うことになりました。当時のナレッジワークは、「イネーブルメント」というテーマや、「セールス」という領域は決まっていましたが、具体的なプロダクトについて、まさに議論をしている最中というタイミングでした。サービスの構想について議論されているのを聞くのが楽しく、「小川さん、何か意見があったらぜひ聞かせて」と言ってくれて、気付けば何度もミーティングに参加するようになっていました。その中でまず、ナレッジワークが今の日本にはない新しい価値を創り出そうとしていることに惹かれました。そして、とても感覚的なことなのですが、ミーティングで流れている空気やリズムが、自分に合っているなと感じました。ビジネス寄りでも、テクノロジー寄りでもなく、バランスよく事業構想が練られていること。そして何より、ナレッジワークという会社が「デザイン」の力を重視していることを強く感じ、自分も一員となってプロダクトを創っていきたいと感じました。
1枚の画像に込めた、プロダクトの思想。
ナレッジワークに入社して最も印象的な仕事は、リリースに際してのサービスページデザインです。麻野さんとは創業以来、プロダクトデザインだけでなくナレッジワークのブランドについても議論を重ねてきました。約2年間のステルス期間があって、満を持してサービスサイトを公開するので、ナレッジワークのブランディングとして非常に大切なタイミングであるという認識で、麻野さんとやりとりを重ねていきました。
ナレッジワークのロゴをはじめとして、コーポレイトカラーは白黒グレーのモノトーン。当初は、サービスサイトで使用するPC画面の中もモノトーンで統一する方向でデザインを進めていきました。ただ、ナレッジワークのコーポレイトカラーはモノトーンでも、それを実際に使って下さるお客様の活用シーンをイメージすると、格納されていく資料はお客様ごとのコーポレイトカラーが反映されていくはず。私たちはナレッジワークというサービスを、それぞれのお客様が自社のサービスのように毎日触れて活用していってほしい。その想いをデザインに反映するため、モノトーンであることに固執せず、多様な色彩のデザインを選びました。最終的なデザインに至るまで、何度もデザイン案をつくっては検討し、議論し、やり直しました。
最後は自分の中で「これが到達地点だ」と思えるデザインをつくることができ、麻野さんからも「これしかない!」という返事が返ってきて、ほっとしたことを覚えています。リリース後、サービスサイトのデザインに対しての反響も想像以上に大きくて嬉しかったのですが、特に印象深かったのはグッドバッチ代表の土屋さんからメッセージを頂いたことです。
「ついにリリースだね!おめでとう!!Goodpatchの名前が書いてあって嬉しいよ!うちも負けないように頑張る!」
メッセージを何度も読み返しながら、「デザインの力を証明する」というミッションを担う者の一人として挑戦し続けようと心に誓いました。
デザインの力を信じてくれている会社。
ナレッジワークが、デザイナーが働く場として良い会社だと感じていることが2つあります。1つは、お客様との距離が近いこと。CSやセールスのメンバーが、お客様からプロダクトに対する良い点や改善してほしい点を、頻度も温度感も高く伝えてくれます。キックオフのような全体会議の場でも、気付けばCSチームと一緒にミーティングをしているようなこともあります。B to Bのサービスではありますがお客様の声をしっかり聞けるということ、そしてお客様からも大きな期待を頂いているからこそ、クレームというものではなく、まるでパートナーに向けられるかのようなあたたかい改善要望を頂けます。体験をデザインするというものづくりにおいて、そういった声を近くで聞いて仕事ができるのは、とても幸せなことだと感じています。
もう1つは、ナレッジワークの中で、ビジネス・テクノロジーと並んでデザインが重要視されているということです。「デザインが大切」と語る経営者は多いですが、本当にデザインを大切にしている会社は意外と少ないのではないかと思います。経営者が「自分が思うような見栄えにしてくれ」と意見を言うことがデザインへのこだわりのように捉えられることもあります。ナレッジワークは、デザインもデザイナーの意見も大切にしてくれる会社です。「ユーザーがこんな課題を抱えているからこんな解決方法がいいんじゃないか」というデザイナーの立場からの意見を尊重し、その上で一緒に解決方法を探る。ユーザーにとって使いやすく美しく動くプロダクトかどうかという、本来の「デザイン」について一緒にこだわってくれます。デザインはビジネスやテクノロジーの補助ではなく、同じように大切だと本気で考えてくれている会社だからこそ、デザインの力を証明する挑戦ができていると思います。
ナレッジワークのデザインは、まだまだ道半ばです。利用者がどんどん増えていき、ナレッジシェアに対する課題は更に増えていきます。それはとても歓迎すべきことで、社会における課題意識が高まり解像度が上がっていくということだと思います。生まれてくる課題を、デザインの力で超えていきたい。「使いやすい」「使っていて気持ちいい」「もっと使いたい」と感情を揺さぶることこそが、まさに「世界を変える」体験を届けることだと思うから。
撮影場所:WeWork 日比谷FORT TOWER
インタビュー・記事制作:林慎一(株式会社まなざす)
写真:石橋雅人(Studio Function)
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