第14話 神経内科

2/3
前へ
/66ページ
次へ
神経内科、、、初めてその名称を見た時、精神科の事かと思ってしまったのは私だけか? なんとなく、語感が・・・ どこかに「神経内科と精神科はよく混同されがちですが・・・」などと書いてあったし、世間的にもそういう感覚の人が多いのだろうか。 ☆   ともあれ、9月の中旬のある朝、私はT大学病院の内科外来に居た。 かなり待たされてから予診を受け、さらに長い待ち時間を経てジストニアの専門医であるK教授とご対面だ。 診察室に入ると、7~8人の白衣を着た男達に囲まれた。 教授以外は多分研修医なのだろうか。。。 ☆ K教授は紹介状やデータに目を通してから私の説明を聞き、私の左腕を持ち上げて触ってみたりゴムハンマーでトントンと叩いたりした。 一通り触診が終わったのだろうか、やや抑えたトーンの声でゆっくりと言った。 「土田先生の診断は正しいと思います。・・・・ここにはボツリヌスを打てる施設がありますので、治療は可能です。」 「ただ、大変お気の毒ですが、1週間以内の入院が必要になりますが、どうされますか?」 K教授の診察はやけにあっさり終わり、少々拍子抜けだったが、それよりも・・・入院か・・・貯金も無いフリーターの私に入院は、正直しんどかったが、それで症状が改善するのであれば、考えることは何も無かった。 迷うこと無く「お願いします。」と即答した。 ☆ 発病から診断が下るまで約7か月。   私にとってはとてつもなく長く感じたが、世の中には何年経っても自分の病気の病名すら分からず、ただやみくもに薬を飲まされてる人も居ることだろう。 私は運が良かったのかも知れない。 とりあえず、病名を知ることだけは出来た。

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加