第11話 精神的なもの

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土田先生は「ジストニアは最後の可能性」だと言った。 まずは検査をして、症状の正体を突き止めなければならない。 ☆ 検査は数週に渡って行われた。 神経がきちんと反応するかどうかを電気刺激を使って調べる検査。 血行不良の有無を調べるために造形剤を注射してから撮ったMRI。 筋肉の収縮具合を調べる筋電図検査・・・ 医師数人に取り囲まれる中、実際にドラムの練習パッドを叩いて、症状の観察を行った。 家で曲を叩いて症状が出ている所をビデオに収めて、見てもらったりもした。 ☆ とりあえず、神経と血行に異常は無かった。 しかし、それでも、ジストニアと断定するにはまだ早いと言われた。 他に原因があるかも知れないし、精神的なものである可能性もあると。 ☆ それを確かめる為、土田先生の指示で、薬を飲みながら2ヶ月間のリハビリを受けることになった。 もし、2ヶ月リハビリをやってみて、それでもどうにもならない時は、「最後の手段としてボツリヌスを打つ」と約束してくれた。 リハビリは、毎日2時間もかけてこの病院に通うわけには行かないので、最初に行った総合病院のリハビリテーション科に通うこととなり、紹介状を書いてもらった。 土田先生には、2ヶ月後に結果を報告しに来る事となった。 ☆ 処方された薬は、ミオナールとデパス。 ミオナールは筋弛緩剤で、筋肉の緊張を緩める薬。デパスは、軽い精神安定剤だ。

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