№21 甑山犬


data;2011.12.29 写真;○



・原産地;日本 鹿児島県 甑列島

・別名;甑犬、甑野犬


・愛称


・使役;ウサギ用の猟犬、野良


・サイズ;?


・状況;絶滅




~歴史~
:甑山に住んでいた、謎多き地犬。生い立ちについては山犬が飼い慣らされてできたという説と、弥生犬の子孫であるという説がある。


薩摩犬の先祖であるということのみが知られており、現存するデータはきわめて少ない。絶滅した時期さえよくわかっていないが、現在和系犬もいないようだ。しかし、原産地にはまだ和系犬がいると信じられており、甑山犬を探すツアーも組まれているほどである。


地元のまだ生存しているという言い伝えが本当のものであるかについてはよくわからない。犬種ではなく本物の山犬であるとの見方もある。仔犬は生後間もないものをさらってこないとなつかないとの話もあるが、何せデータがあまりにも少ないため真偽のほどは不明である。




~特徴~
:子孫である薩摩犬より、もっと野性的で無駄のない姿をしているとされる。ニホンオオカミに似た姿で眼光鋭く、小さ目の立ち耳で刺し尾。コートはショートコートで、毛色は赤、胡麻、虎など。

性格は主人にのみ忠実で従順、狩猟本能と警戒心が強いという。



・追伸&雑記
:もしこれが生存・飼育されているのであればブリーダーも存在し、野外採集?だけで入手できるのであるとすれば島で簡単に甑山犬が見つかるはずなので、私はやはり現存しないと思っています…。もし生きているのであれば、ニホンオオカミと山犬の違いを調べたり、ニホンオオカミそのものの生き残りである可能性なども含めてとても重要な存在です。


尚、「生後間もないものをさらって育てないとだめ」という言い伝えは狼にも言えることです。幼いころから人間に養育されていないと狼は成長に伴い猛獣に成長、犬と違い飼いならすことができないためです。しかし早く親もとから引き離すことで社会性や他の犬・狼などとの接し方が分からなくなったり、ワガママになって問題行動を起こす原因となるのはよく知られたことです。

生後2か月未満の仔犬を置いているペットショップはパピーミルとのつながりがあるので利用は避けましょう。





№薩摩犬


data;2011.12.29 写真;○



・ギャラリー


・あなたに会いたいhttp://www.nishinippon.co.jp/news/2004/aitai/archive/part2/part1/kiji/11.html

トップの薩摩犬の写真は私がウィキでの執筆を開始する前からあっちこっちで流布していたものです(ここが原本のようです)。



・ブログ 天使の言い訳http://kosyouji.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post.html



・原産地;日本 鹿児島県(旧薩摩藩)

・別名;?


・愛称;薩摩、ツン


・使役;ウサギ猟犬


・サイズ;?


・状況;絶滅の危機(保存会はある)




~歴史~
:半野良であったといわれる甑山犬を飼い慣らし、改良したものが本種である。

薩摩藩士御用達の地域限定の地犬で、かの西郷隆盛が愛用していた愛犬としても有名だ。彼は本種のパックを所有していたが、その中でも一番かわいがっていたのがツンである。あまりほかの地域で知られていなかったこともあり、戦禍で絶滅寸前になってしまった。数少ない愛好家によってその血は何とか守られているが、ブリードは零細なままである。切に熱心な愛好家を必要としている犬種である。



~特徴~
:典型的な九州系の日本犬種で、ピンと立った耳と鎌尾を持つ。筋肉質のしまった体つきをしていてたくましく、サイズに反して力が強く、病気にも抵抗力がある。コートはショートコートで、毛色は胡麻や赤など。性格は忠実で温厚だが、狩猟の際は勇敢で粘り強くなる。ウサギ猟犬だが、パックを組めば大型獣にも対応できるという。



・追伸&雑記
:西郷象の薩摩犬はツンでないことは有名な話です。ツンはメスですがモデルの犬はオスで、しかも純粋な薩摩犬ではなかったのではないかとする話さえ持ち上がっています。



鹿児島に薩摩犬保存会は現存していて、保存活動や血統書の発行、知名度向上のための活動を行っています。しかしながら現地でもいまだに柴犬などと間違えられることがあり、苦労は尽きないようです。保存会のHPは確認できませんでしたが、愛好家が各自にブログで情報を発信しています。


もちろん、入手には保存会への問い合わせが必要です。他の希少な地犬と同様に雑種を作ることは固く禁じられています。










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