ぱよぱよち〜ん
ぱよぱよちーん
発端は漫画家のはすみとしこがFacebookに投稿した偽装難民を揶揄したイラストが「難民に対する差別である」として物議を醸したことに始まる。これに対レイシスト行動集団のメンバーなどが激怒し、批判およびこの行為が難民に対するヘイトであると拡散した。
ところが、はすみ本人やその行為でのみの批判で留まっていればよかったが、当時Twitterで「反安倍 闇のあざらし隊」というアカウントを運用していた久保田直己は、上記のはすみの投稿に肯定的なコメントをしたり「いいね」を押した400程のFacebookアカウントをリスト化し、「はすみリスト」としてこれらアカウントの本名や住所を含む個人情報を晒し上げる形で公開。
この行為にははすみを支持する右派のみでなく、左派(皮肉やFacebookの仕組みがよくわからずに「いいね」を押していた人も存在する)からも賛否両論が巻き起こった。
そこで闇のあざらし隊の個人情報(YouTubeのアカウントでアマチュア無線のコールサインを利用していた)が特定されてしまい、そこから過去のツイートが掘り起こされて本名、さらに某情報セキュリティ会社の社員であることが割り出され、問題発言が多数掘り出された。
さらに過去に闇のあざらし隊が反原発運動で一時期親交があった千葉麗子と親しげに会話している2014年初旬のツイートが発掘され、その中の「レイちん、あけおめ、ぱよぱよちーん」という投稿がネット上でインパクトを与えることとなり一気に広まった。
これにより、セキュリティ会社の社員が自身の独善的な観点から(業務上の権限を悪用して)、400あまりのアカウントに対して「ネトウヨ」「レイシスト」とレッテルを貼り、個人情報を晒し上げるというカギ屋が泥棒をするような行為ではないか、との指摘が多数寄せられた。
この事柄は日本国外でも報じられ、久保田の勤務先だったセキュリティ会社は公式に謝罪し、管轄の警察署に相談して調査が行われ、久保田は自己都合退職した。
以上の事案から、日本における「平和運動家」を自称する団体および個人の危険性をソフトに宣伝する言葉として使用されるようになった。
大変話題になったこともあり、はすみとしこおよび「ぱよぱよちーん」という語感を面白がってネタにするネット民に対し激怒して噛み付くC.R.A.C.メンバー、C.R.A.C.に苦言を呈する弁護士達とC.R.A.C.を擁護する弁護士がTwitter上で論争を始めるなど事態は混沌。一例を挙げると漫画家、美術家のろくでなし子が謎の「ぱよちん音頭」を投稿し、C.R.A.C.メンバーから誹謗中傷されたりした。
一連の騒動もあって、「ぱよぱよちーん」と「サヨク」を組み合わせた「パヨク」という言葉も生まれ、主に軽率な言動をするサヨクに対する揶揄、蔑称として用いられている。
- 当事者である久保田にとって本件での不名誉は耐え難かったらしく、Twitterの別アカウントで盛んに「パヨクとはパワー左翼のことにしないか」「パヨクとはパーな右翼のことにしよう」等と定義の変更を試みていた。また、自身の実名を記述しているまとめ記事に対して、片端から削除申請や白紙化を行っており、かねてからの持論だった「実名を晒す行為は問題ない。名前を特定される馬鹿が悪いからだ」を自ら撤回する形となった。
- 2016年にイギリスのロックバンド「ザ・ウォーターボーイズ」が、突如「Payo Payo Chin」という楽曲を発表して話題となった。メンバーのマイク・スコットがろくでなし子の夫であるためと見られている。
- 人権派格闘技漫画『テコンダー朴』でも本件を扱った回が存在し、久保田をモデルにしたと思しき男がドラムセットを「パヨパヨチーン」と打ち鳴らす様が描かれている。
- この記事も過去に久保田と思われるアカウントによって荒らされた末に削除されたことがあったが、その荒らし行為の際に「アカウント停止処分を受けるたびに捨て垢を作って舞い戻ってくる」という所業を繰り返した。2020年5月14日以降に停止が(何故か)解除された折には荒らしだけでは飽き足らず、大量の日本ヘイト記事を投稿するという重大な規約違反を犯し、呆れ果てた他利用者達の集中通報によりわずか数分で削除された。
- 2023年現在も久保田は過去の言動の記録(デジタルタトゥー)を削除しようとしている模様である。
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