今回のアルバムを何度か聞いた最初の印象は、「インパクトに欠ける」
でした。聴きやすい曲ばかりですが、全体的にはメッセージが届かない
惜しい感じ。
私は、曲と言うのはやはり歌詞があってこそのものだという概念が
ありまして、歌詞に力が無いと心に届かないと(理想的には)思う
訳でありまして。
その曲のアレンジやメロディーがどんなに面白くても
歌詞がダメだと響かないのですよ、心に。
作り手の想いが言葉になり、後に音が付いてくるのが歌だと思うのです。
私がアルバムを手にすると決まってやる段取りがあります。
まずは歌詞カードを一通り読みます。読書するように。
そしてそれぞれの曲のテーマや歌詞の大事なところを汲み取る
努力をします。
そして歌詞カードを見ながらアルバムを一通り聴き、
楽曲に携わる全ての人たちの名前を確認します。
櫻井さんのソロが何故面白いのかというと、常に前の作品を
踏襲していて、それに新しい言葉を足してリズムを変えて
進化してるというところ。今回の曲は尚一層リズミカル。
韻シストのサウンドトラックメーカーに作ってもらったトラックに
過去の櫻井さんのラップを盛り込んで作ったイントロから
始まって、勢いに乗ったラップ歌詞の洪水が心地いい。
歌詞の中に福澤さんを取り入れてたり、今の政治を皮肉ったり
櫻井さんらしい野心やラッパーらしい正義を取り入れたり
2008年の初頭に切り取った今のザッツライサクライショーっつう
感じがとにかくたまらない。何トラックも重ねたラップがいい。
生ドラム生ベース、生ギターがいい。フォーンセクションと声の
掛け合いがいい、特にクラリネットが饒舌なのがいい。
My life is my message
これが言いたいが為の一曲なのかな?
好きなフレーズは「温室育ちの雑草」。
あともう少し櫻井さんに歌唱力があれば、シングルで切っても
売れるんじゃないかなってところまで行ってると思うんですよ。
楽曲自体がしっかりしているので、逆に惜しいのは
若干音程が甘いところ、歌唱力に残念なところ。
でもね、アルバムの中の一曲としてはメッセージ性もあって
ボリューミーでファンにとっては本当に嬉しい曲。
何度聴いても、その度に気づかされる真摯な想いが伝わる一曲です。
ありがとう、櫻井さんって感謝したくなる音たち。
同じことがニノちゃんのソロ曲にも言えます。
今回は踊る曲を作ろうということでファンクというセクシーな
部門に足を踏み入れちゃった今回。ニノがファンク?ってビックリ。
で、この曲はコンセプトがしっかりしていて大元のメロディがいい。
ファンクのじわじわした高揚感に歌詞もじらし気味で湿っぽくて
意地悪で実に小気味いい。
出るところに出してもいいかもしれないぐらい完成度が高くて驚いた。
一曲として聴いた時に、間奏のやりすぎ感が逆に惜しい。
もう少し削ってシンプルな方が詞の世界感が表せるような。
(えらそうで済みません)
これがもしもスガシカオの一曲だとしたら、低音部のプレス感が弱いとか
歌い方の変化が足りなくて、ドラマ性が足りないとか文句ばかり
言ってしまうんですが。
今回のアルバム「Dream”A”live」は私のウォークマンに
入れると頭文字がDなので終わると次がスガシカオの「FAMILY」に
なってしまうのですよ。比較しちゃうとスガシカオの曲というのが、
(すごく個性的なんだろうけれど)声や楽器全部の音の粒が立ってて
一音一音が強いのですよ。それと比べても惜しいなぁって気がしちゃう。
ニノのこの曲をシカオちゃんがアレンジしなおしてくれたらなぁって
思ってしまいました。
嵐の曲にファンクが入ったのは縦揺れ好きな私には
とっても嬉しい!!ライブでは踊るぞー!
松本さんのソロ曲はこれまたなんと大好きな
ドラムンベースですよ!
ソロ曲は櫻井さんの曲しか知らなかったのでニノと松本さんのソロ曲を
初めて聴いて昨日はビックリでしたよ。
重低音のベース音がセクシーですよね。その上を象る繊細な高音たち。
細やかなリズムを奏でる軽い音の数々。そして伸びやかな松本さんの声。
最初の間奏ではシンプルなキーボードでシンプルな心情を語り…。
ボサノバに合う愛の言葉に、くわえて幻想的なストリングスの絡み、
ドラマティックに高揚し展開する間奏、高まっていく感情。はぁ~。
アウトロにシンプルな歌詞の「もっともっと」と「Naked Naked」の
たたみ掛け。構成が巧みな一曲で聞き込むほどにセクシーになって。
松本潤ここにありな一曲になっているといっても過言じゃないってば。
この曲のヤバさは前曲以上ですよね、お嬢さん方。
いやぁ、今回の末っ子二人の色っぽさはライブでどう表現されるのか
楽しみと期待でイッパイです。
他の曲に関してはまた後日。