代表的ですねえ…! +α
ペンギンです。
最近、パソコンのキーボードがまた一段おかしくなり始めています。
キーボードの不具合といえば、キーを押せない、押しても反応しないというやつです。
それも正直すごい嫌ですが、でもそういう不具合ならまだわかる。
僕の不具合は、それとはまた別種です。
僕のキーボードの不具合は、「押せすぎる」です。
具体的には、「E」のキーが押せすぎてしまう。
1回押しただけでなぜか2発分反応してしまうことが、10回に1回くらいの頻度で起きています。
2発分反応してしまうと、たとえば「押せすぎる」が「押せえすぎる」となってしまいます。
今も「たとえば」が「たとええば」になりました。
いわゆる「衍字(えんじ)」というやつです。
誤字脱字はセットで語られるのに、つまはじきになっている第三の誤り、「衍字」。
この不具合、すごいイヤです。
何がイヤかというと、不具合の「結果」が記事上で可視化されてしまうからです。
つまり、実際の記事でも「押せえすぎる」という入力が達成されてしまい、インターネットを通して全世界の人たちに「押せえすぎる」が読まれてしまう。
こんなタイプミスを見かけて、読み手に「キーボードの不具合があったんだなあ」なんて察してもらえることはまずありえません。
まず間違いなくヒューマンエラー。キーボードを打つのがヘタな人と思われる。
間違って「押せえすぎる」と打ち込んでしまったら、「え」までカーソルを合わせてバックスペースを押して余計な字を消し込むという手順が追加されます。
「E」を打つたびに誤タイプルーレットが回転して、10%の確率で「要らない"え"」が出現してしまう。
なんて不必要でストレスの溜まる余計な手間だろうか。
打ち込んだその場で気づければ良いですが、気づけない場合もあります。
記事を書き終わって読み返している時に「ぺエンギンです」ってなってるのを見かけてヒヤッとなることが何度かありました。
虫と同じで、1つ見つけたら最後、「1つしかない」理由なんて見出せないので、記事を上から下まで全部読んで、2つ目を探さなければなりません。
「押せえすぎる」のようにひらがなで衍字していればまだ見つけやすい方で、「上絵を見てください」のように「うええ」→変換→「上絵」となってしまうと本当に見つけづらい。
しんどすぎる。
よりによって「E」、母音なのがまたイヤさを増幅させます。
母音なので、「ペンギンでうs」みたいに、明らかにタイプミスだなという印象では若干なくなるんですよね。
「ぺエンギンでえす」となってしまい、印象としては「そういう口調の人」というのがせり上がってきてしまう。
だら~っと喋る人、みたいな印象になってしまう。
なってしまいませんか?
考えてみれば不思議なもので、文字・テキストで入力される文体というのはその人の「実際の口調」とは当然違います。
それに今回のキーボードの不具合のように、文字入力を媒介するツールや機能如何によって意図と異なる出力をされることだってある。
(辞書の精度の低さによる誤変換、とかも代表的ですね)
それなのに、読み手としては「この人は"そういう"口調、"そういう"語用の人なんだ」という印象に、色々すっ飛ばして成ってしまいがちです。
僕も読み手だったらついそう思ってしまうと思う。
先ほどのセンテンスでも実は打ち込んだ際に「代表的ですねえ」となってしまったのですが、もしこれをそのまま気づかず世にお出ししていたら、僕は「ヒッヒッヒ、ま、人にもよりますが…代表的な例としては今申し上げたところになりますかねぇ…」みたいな、ねちっこくて何か企んでいる魔雑貨屋の店主みたいになってしまいます。
自分が全く意識していないところで「そういう」印象になってしまっていたら、すごくイヤですよね。
これは誤入力のような「誤りに基づく歪んだ印象」だけではなく、他のことでも言えそうだ。
文字を世間に出すというのは、重い。
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スクリーンセーバー理論とサザエさんの記事がすきです。
「ざるそばは一年中あるのに、冷やし中華は夏しかやらないのはなんで?どっちも冷たい麺料理なのに」という疑問を抱いて生きています。
ありがとうございます!
僕らは誰しも、そういう疑問を抱えて生きているんだな…。
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