旧統一教会総裁の逮捕状を請求 韓国特別検察 現地メディア報道
韓国の特別検察は18日、ソウル中央地裁に対し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(82)の逮捕状を請求した。同地裁は22日午後、韓氏を法廷に呼んで審査を行い、逮捕状発付の是非を決める。一般的に、審査日の翌朝までに結論が出ることが多い。発付されれば、特別検察は韓氏を逮捕する方針。 【写真で見る】旧統一教会「聖地」にある韓総裁の住まい 特別検察は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領(64)=内乱罪などで公判中=の側近や妻に不正な金品を供与した政治資金法違反などの疑いがあるとみており、17日に韓氏から任意で事情聴取した。 特別検察は18日、逮捕状請求の理由について「重大な犯罪であり、(韓氏が)容疑を否認していることから証拠隠滅の恐れもあると判断した」と述べた。旧統一教会と尹前政権をめぐる一連の事件の全容解明を目指す。 特別検察は、韓氏が、旧統一教会の当時の幹部、ユン・ヨンホ被告=請託禁止法違反罪などで公判中=による尹氏側への不正な資金提供や、ネックレスなどの贈与を承認していたとみている。尹氏側は見返りに、教団の事業推進などで便宜を図った疑いがあるほか、2022年の大統領選で支援を受けた疑惑も出ている。 韓氏は、旧統一教会の本部などがあるソウル近郊の京畿道(キョンギド)加平(カピョン)郡で生活しているとみられる。 韓氏は、旧統一教会を創始した文鮮明(ムン・ソンミョン)氏(12年に死去)の妻。文氏の死後、旧統一教会の総裁となった。【ソウル福岡静哉】