いいか、しんのすけ。
「普段のロボットより速度が遅くてパワーが無いけど、人の近くでロボットが作業ができる」
協働ロボットのイメージは、こうしたフワッとした内容が先行しがちだ。
まず、普段のロボットとは、安全柵の中にいる大体は産業ロボットのことだ。
日本では産業ロボットとはざっくり「3軸以上、プログラミング可能、モーター出力80W以上」のロボットだ。
そして、産業ロボットは規則で「柵や囲いを設けること」などと使用上の制約が定められている。
だが、それでは使い勝手が悪い場合があると産業ロボットでも「ISO10218とISO15066などで定められた措置とリスクアセスメントを行えば柵はいらない=協働作業できる」という制度緩和がされたんだ。
つまり、その措置を備えた産業ロボットが協働ロボットと呼ばれているんだぞ。
「協働ロボットだから」は順番が逆なんだ。
産業ロボットの柵がないことのリスクに対する低減策に協働作業で定められている対策を、工程として織り込めばそのリスクを許容できるというだけだ。
そして、協働ロボットが備えているのは対策機能のみで、緩和条件にはリスクアセスメントの実施を前提としている。
リスクが許容できなければ、柵はつけないといけないことに変わりはないと覚えておくんだぞ。