榎木英介 独立系病理医(学士編入)

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榎木英介 独立系病理医(学士編入)
@enodon
横浜出身神戸在住。 病理専門医。理学系大学院中退→医学部学士編入(神大)→病院勤務(神大、近大、赤穂市民病院)→フリーランス。科学・政策と社会研究室代表。全国医師連盟代表。「博士漂流時代」で科学ジャーナリスト賞2011受賞。Yahoo!ニュース個人オーサー。近刊は「グローバル化と日本 」第5章(東信堂)。
関西地方researchmap.jp/enodonJoined May 2009

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ええ話や。 "40年に及ぶ音楽活動が、2007年まで天体物理学の博士号取得を遅らせる原因になるとは思ってもいませんでした。" "皆さんが自身の旅を続ける中で、一時的な中断に直面したとしても、旅を達成できると分かった時は、私の話が少しでもお役に立てば幸いです"
しかしまあ、ジャニーズがNHKや税務署OBを受け入れていた話も、Luupが元警察官僚を監査役につけたのも、大川原化工機が警察OBを雇っていなかったから狙われたのも、経済安全保障法制に関わった元警察官僚北村滋氏が経済安保コンサル会社を経営しているのも、根っこがつながっていて気分が悪くなる…。
日本「すぐ役に立たない研究は不要!選択と集中!」 日本の基礎研究者「職がない…」 中国「長い目でみると基礎研究は大切。中国人も外国人も雇います」 基礎研究者「行く」 日本「技術流出!千人計画で札束!」 基礎研究者「技術者じゃないし、札束引き抜きでもないし…日本で要らないって…」
これはビッグニュース!「光触媒」の発見者としてノーベル化学賞候補にもあがる藤嶋昭・東大特別栄誉教授(元東京理科大学長)が中国の上海理工大学へ専任移籍。 数十億円規模の巨額の予算支援かつ応用分野の有名研究者の「頭脳流出」ということで大きな話題になりそうです。
論文数ランキングで中国が米国を質量で抜いたことが大きなニュースになっていますが、注目すべきは「日本だけ論文数が増えていない」「選択と集中にも関わらず、『質』ランキングでの低下が特に著しい」という日本の一人負け状況でしょう。選択と集中等の政策の影響を直視しなければ。 #基礎研究の危機
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日本人研究者が中国に行くことを「研究レベルの低い中国へ研究を教えにいく」と誤解する人がいますが、多くの分野で中国がアメリカに並びつつある一方、日本は過去20年間大きく順位を下げています。教える側ではなく学ぶ側になりつつある現状を直視しないといけません。 nhk.or.jp/d-navi/sci_cul
医学部に何歳までなら入れるか問題。 私は学士編入で入って32歳で医師になりましたが、あなたが医学部に入ったために若くて長く働ける人が一人医学部に入れなくなった。あなたは入学を辞退すべきだった、と言われたことがあります。 修士卒以上の人が受験できる正規の試験を経てるのですが…。
読売新聞の千人計画の記事、私もコメントを求められたのだけど、今日リツイートやファボした数々の投稿のようなことを記者さんにも言ったのに(定年後の研究者のことも含めて)、一言もコメント使われずボツになった。 結論ありきでデータを借りおきして論文作っていた研究不正事例のようだ。残念。
アメリカ等に流出した中国人研究者を教授として厚遇し呼び戻すことで自国の科学技術の発展につなげるのが千人計画の実態であり、前世紀からやっている海亀政策の一つ。 一方日本では呼び戻しに本腰を入れないばかりか、流出した人材に売国奴と石を投げる。科学技術の衰退はこれでは止められない…。
はやぶさ2の成果が、論文公表前に朝日新聞に「スクープ」報道された件が研究者間で議論に。 はやぶさ2の成果は日本にとって素晴らしいからこそ、前のめりにならず、慎重に報道してほしいと思います。でないと、ヒトiPS細胞移植誤報事件のように、完全なガセをつかまされることになりかねない…。
日系アメリカ人真鍋博士のノーベル賞が話題ですが “プリンタ印刷代と研究室の電気代だけで校費が消える” “消耗品代が捻出できず、卒研をまともに行うことができない” という大学の現状では、日本国内の研究でノーベル賞は今後厳しいかも。安定的な研究費の配分が不可欠。 bunshun.jp/articles/amp/4
そこまで来たか…。 欧州在住の進化生物学者が、米国の共著者2名から論文発表を見送りたいと言われる。1名は政府助成金の打ち切りで職を失ったばかり、もう1名は進化論というテーマの論文発表によって在留資格を失うことを恐れて。 この事例は科学界に広がる不安と不確実性を反映。 リンクはリプ欄。
「今回の論文のデータはすべて柴田さんがとられたものですし、彼の自由研究は、文章自体も非常に論理的に書かれており、すでに科学論文に近い体裁をとっていました。私はそれを英語に直しただけのようなものです。彼を第一著者にする以外の選択肢はありませんでした」
nature記事。これは凄い率… トランプ政権による研究資金削減と科学研究の中断を受け、米国の科学者の75%が国外への移転を検討しており、特に若手研究者の間でその傾向が顕著。研究支援の喪失や将来への不安から、欧州やカナダなどへの就職を模索する動きが広がっている。 nature.com/articles/d4158
日本での千人計画関連の陰謀論には「日本は中国よりずっと進んでいる」という前提がありますが、実は科学のほぼ全分野で既に中国は日本を大きく上回っています。格上の相手に対し「取られる」心配をするより、まずは「追いつく」努力を考えたほうがいいのではないでしょうか。nhk.or.jp/d-navi/sci_cul
私が日本学術会議にあんまりいい思いを持っていないのは、若手研究者のキャリア問題に冷淡だったこと。提言などはもちろん出ていますが、予算がないから何もできないと言われ、その通りなのかもも思いつつも、キャリアの心配のない上級研究者の会なんだなと思ってしまい…
これがドラマの宣伝文句。これはみなければ。 「論文不正や研究費の流用など、日本の大学や研究機関で様々な事件が発生している中、学者は論文数や獲得した研究費によって評価され、若い研究者は不安定な身分のまま格安の労働力として消費されている。」
「高給につられて中国へ」というのは、日本から中国へ異動する大学研究者が受けるよくある誤解です。また技術流出の懸念ある機微分野の研究者より、日本では役に立たないとされ、予算削減されている基礎分野の研究者が多数というのも、もっと知られるべき事実と思います。
日本発の論文数や質の低下が近年話題ですが “プリンタ印刷代と研究室の電気代だけで校費が消える” “消耗品代が捻出できず、卒業研究をまともに行うことができない” という大学の現状は、10兆円大学ファンド支援が数校限定では変わらないでしょう。選択と集中からの脱却を。
これかなりヤバいのでは。富山大にトクリュウいたとなると…。 ”県警は3人が匿名流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」とみて、富山南警察署に捜査本部を設置し、約80人態勢で捜査しています。”
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榎木英介 独立系病理医(学士編入)
@enodon
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地元テレビ詳しい…うむむ。 集合住宅にあるメンズエステで手淫など性的サービスか 大学の准教授を含む男女3人を風営法違反の疑いで逮捕 富山 | 富山のニュース|天気・防災|チューリップテレビ (1ページ) newsdig.tbs.co.jp/articles/tut/1
このあたり、内部にいたのでよく知っています。京大がどんどん撤退して、関西のいろいろな大学に掛け合って人を派遣してもらっていましたが(病理の私は神戸大からの派遣扱い)、なかなか人が来ず、ほぼ毎日のように院長、事務長、ときに市長が同行し各地に医師派遣をお願い行脚し続けていました。
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チー
@cheetaro3
なんとなく、竹田くんが現れて全てをメチャクチャにした、というより、すでに崩壊しかかった地域に竹田くんくらいしか来てくれる人がおらず、実際来させてみたら死んだ、という経緯が透けて見えるというか。竹田くんは原因というより「結果」な感じがしてくる…
東洋経済奥田記者渾身の調査報道スクープ。 "国からの補助金の配分額が多い旧帝国大学や筑波大学では、報酬が高額な理事職の特定ポストが、長年にわたって文科省からの50歳以上の出向者の「指定席」になっている" "文科省から国公立大学への出向者は毎年度、200人以上" リンクはリプ欄。
雇い止めや博士号取得者の雇用なんかでよく言われますが、「実力があれば雇われるはず、実力がないから雇われない」という言説、発言している人は、自分より「実力」がある人が来たら職を明け渡すんですかね…。 氷河期世代は実力がなかったから発生したんですかね…。
日本人研究者の中国への異動に関する反論。 “基礎科学の研究は『それって何の役に立つの?』と言われたりするのに、中国に研究者が渡るとなると『技術流出だ』となる。それまでは役に立たないものだと思われていたのに、急に流出するような言われ方をするはちょっと違う” news.yahoo.co.jp/articles/41142
理学部と医学部両方経験して思うのは、医学研究には独創性が必要だが、医療には独創性は害だということ。 勝手な思い込みやひらめきでオリジナルの治療する医師は危ない。「オレ様」診断基準を持つ病理医も。もちろん思考停止のマニュアル化はいけないのだが、オリジナリティは研究で発揮し頂けたら。