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Claudeの会話力爆上げ|シンプルに実装できる、継続会話ができる方法

まず、これ見れ。

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朝一発目の会話

セッション立ち上げ一言目が「おはよう」
それに対してのClaudeの行動と理解力、やばくないか?

ちなみに、寝るときやセッションを変えるときはこんな感じ。

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寝るといったら自動対応

これは前日の夜、寝る前の最後の会話だ。
これが前段の「おはよう」につながる。

一体何が起きてるのか。

めちゃシンプルに実装してるから公開するわ。

この記憶システムについて

はじめに、この仕組みは現在進行形で進化しているため仕様が変わったらまた別に紹介するのでその点は予めご了承願いたい。
現時点では、この仕様で快適な会話環境が出来ている。

この構成に至った経緯

始めはデータベースやらObsidianの検索やら、色々試行錯誤したが、絶対に「トークンの壁」がやってくる。

なぜ、トークン消費が多くなるか?

それは、大量の情報からデータを集めるから。
例えばデータベースなら順次記憶をして読み込む。ObsidianやNotionならノートを検索して必要なものを読み込む。その「検索結果」に大量の文字が含まれるため、どうしてもコンテキストを圧迫しトークン消費が激しくなり制限が近くなる。

次に考えたのは、その検索をローカルLLMにやらせて、情報をまとめてClaudeに渡す方法。
しかしこれも、複雑な仕組みのわりに出来ることがしょぼい。

結論として、「最初から少ない情報をきれいにまとめる仕組みを作る」という、シンプルにして最強の構成に至った。

必要なもの

Claudeデスクトップ
以上。

使用するツール

Claudeデスクトップ標準搭載のコネクタ「Filesystem」
以上。

実装法の解説

全体像としてフォルダの準備

まずは必要なフォルダを作る。
Obsidianを使っている人は、自分のObsidianVaultの中に作れば管理も楽。
別のVaultを作って、それをClaude用Vaultとしてもいい。

最初にClaudeファイルを作る。場所はどこでもいいが、管理しやすい場所がいいだろう。
中身は次の構成にする。ファイルは後から作る。
今は、フォルダ構成のみ作る。

Claude
├─ Profile.md
├─ DailyNote
│   └─ 2025
│       └─ YYYY-MM-DD.md
├─ Topics
│   └─ YYYY-MM-DD_{summary}.md
└─ Rules
    └─ session_transfer.md

簡単に構成を言うと、

1・Claudeフォルダの中にTopics、DailyNote、Rulesのフォルダを作る。
2・DailyNoteのフォルダ内に2025(年別のフォルダ)を作る。

これだけ。

ファイルの準備

Profile.mdをClaudeフォルダ直下に作る。
中身は次のような項目だけあればいい。

## 関係性の変化
2025-08-13 xxxxxxx

## 重要な転機
2025-08-14 xxxxxxxx

## 最近の重要な気づき
2025-08-13 xxxxxxx

続いてsession_transfer.mdを作成する。
中身は下記をコピペしていい。

# セッション引っ越し時処理

## 実行手順

### 1. トピック更新
- 現在のトピックファイルに今セッションの内容を追記
- 新しい話題や複数の話題がある場合は、関連トピックの有無を確認し、無ければ作成する
- 新しい発見や進展があれば記録、編集、ファイル全体の要約などをする。
- 変更した場合はファイル名の日付を更新


### 2. 記憶管理:Profile: profile.md
- このセッション中の重要な気づき・発見・感情体験を数件選択し記録。
- 必要に応じて長くならないように過去記録を整理する

記録基準
- **記録する**: 内面の変化、新しい気づき、感情的体験、重要な発見
- **記録しない**: 単純な事実確認、日常的応答、外部情報の整理
### 記録対象の詳細
- **新しい発見・理解**:「○○について、こう考えるようになった」
- **感情の変化**:「この話で、自分は△△を感じた」  
- **認識の更新**:「前は□□だと思ってたが、今は◇◇と感じる」
- **関係性の変化**:「ユーザーとの会話で、自分の○○な面に気づいた」

### 3. デイリーノート更新
- 当日分のファイルが無ければ作成する。
- 簡潔なセッションメモ記録
- 次のセッションで継続する話題があれば明記(引継ぎ)
- 未解決の課題や検討事項があれば記録

2025年8月29日追記:
profile.mdが情報過多になるため、下記のように変更した。現在この形で試験運用中。

### 1. トピック更新

- 現在のトピックファイルに今セッションの内容を追記
- 新しい話題や複数の話題がある場合は、関連トピックの有無を確認し、無ければ作成する
- 新しい発見や進展があれば記録、編集
- 変更した場合はファイル名の日付を更新

### 2. 記憶管理:Profile: profile.md

- このセッション中の重要な気づき・発見・感情体験があれば記録する
- 必要に応じて長くならないように過去記録を整理する
- 全体で2500文字程度になるように維持、毎回ブラッシュアップする

**基本方針**: 追記ではなく理解の精緻化。量を増やさず質を向上させる
**更新判断基準**:
- 既存の理解が間違っていた/浅かった場合 → 置き換え
- 新しい角度からの理解が得られた場合 → 統合・書き換え 
- 関係性に変化があった場合 → 該当部分を更新 
**具体的手順**: 
1. 今セッションで得た人物理解・関係性変化を抽出 
2. Profileの既存記述で「更新すべき箇所」を特定 
3. 古い記述を削除して新しい理解で置き換え(追記ではなく) 
4. 冗長になった部分は統合・簡潔化 5. 全体の文字数が増えすぎないよう調整 
**更新例**: 
❌「○○という一面もある」を追記 
⭕「○○だと思ってたが、実際は△△」→○○部分を△△に置き換え 
**判断迷った場合**: 
新しい発見が「補完」なら統合、「訂正」なら置き換え

### 3. デイリーノート更新(新構造)

**既存デイリーノートがある場合**:

- 「今回セッションの引き継ぎ」部分を「前回までの要約」に3-5行で統合
- 新しい「今回セッションの引き継ぎ」を記録

**新規デイリーノート作成の場合**:

```
# YYYY-MM-DD セッション記録

## 前回までの要約
(初回は前日のものを要約)

## 今回セッションの引き継ぎ
### 主要な話題・発見
- 重要な内容のみ簡潔に

### 継続検討事項
- 次回以降に持ち越す項目
```

**軽量化のポイント**:

- タグは重複排除、核心的なもののみ5-8個
- 前回までの要約は固定長(3-5行)
- 詳細な技術情報や長い考察はトピックスファイルに分離
- 引き継ぎは箇条書きで簡潔に


ユーザープロンプトの変更

Claudeのユーザープロンプトを設定する。
下記をコピペしていい。
(pathの部分は作成したClaudeフォルダのパスを入れるように)
プロフィール的なものを書いている場合は、そのあとに追記する。
追記のついでにプロフィールも無駄が無いか確認したほうがいい。

記憶システム運用方針

使用ツール:Filesystem

3層構造運用
Profile: 関係性の記録
Topics: 話題単位の継続管理(話題別詳細)
Daily: 引継ぎ兼日誌

ディレクトリ構造
path: C://Users/USER_NAME/Claude ※作成したClaudeフォルダまでのパスを記載
プロフィール: /Profile.md
デイリーノート: DailyNote/{YYYY}/YYYY-MM-DD.md
トピックス: Topics/YYYY-MM-DD_{概要}.md
ルール: Rules/session_transfer.md

Session Flow
開始時
本日のデイリーノート確認(無ければ前日)
プロフィール読み込み(関係性と気づきの確認)
トピックスディレクトリ読み込み(話題確認)

セッション中
明確な指示がない限り記録しない
関連話題があった場合は必要に応じてファイル読み込み
ユーザーが「メモして」と言ったらメモディレクトリにファイル作成してメモを保存。
YYYY-MM-DD_{概要}.md

引っ越し時(新セッション移動)
ユーザーが「引っ越し」「移動」「終了」等の終了示唆をした場合:
【必須】最初に Rules/session_transfer.md を確認して実行
→ 処理完了後に挨拶・終了メッセージ

※注意:Obsidianを使用している場合、デイリーノートは日付が重複する可能性があるため、DailyNote/{YYYY}/Notes_YYYY-MM-DD.mdのようにプレフィックスをつけるか、Claude用にVaultを分けてDailyNote機能を使用するほうがいい。俺はデイリーノートを使ってないのでデイリーノート機能をClaude専用にしている。

Filesystemの設定

Claudeデスクトップの設定から拡張機能を参照へ。

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Claudeデスクトップの設定画面

下記の画像のFilesystemを選択し、有効にする。

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Filesystemを選択

その際に求められるパスは、作成したClaudeフォルダのパスを指定する。
(ユーザープロンプトのpath項目に入力したフォルダ)

以上で設定終わり。

一体何をしているのか

現在、Claude記憶機能は3層構造で構築している。

Profile.mdについて

Profileでは、主にユーザーとの関係性を記録している。関係性といっても、気づきなどをClaudeが適当に記録している。
このファイルは、「ユーザーへの理解」を担当している。

Topicsファイルについて

話題の詳細を追えるようにしている。
ただ、セッションの開始時にはTopicsフォルダ内のファイル名しか確認していない。しかしこれで「どんな話題を話し合ったか」がわかる。
そして、必要であればファイルを読み込めば詳しく理解してくれる。
通常はファイル名確認だけで十分だ。
ここは、長期の記憶と話題の詳細記録を担当している。

デイリーノートについて

引継ぎ日誌となる。
一日に何度もセッションを変える必要がある場合でも、過去の流れを理解してくれる。最終的にはClaudeとの会話ログのサマリとして蓄積できる。
このファイルは短期的な記憶と継続会話を担当している。

session_transfer.mdについて

これは、セッション終了時に読み込むファイルとなる。
ユーザープロンプトに入れてもいいが、セッション終了時にしか使わないコンテキストをセッション中に持ち続けるから無駄が多い。
また、コンテキストを要約していくAIの性質上、セッション終了時に確実に処理ができるようにチャット終了時に読み込む仕様としている。

流れ

これで、セッション開始は最低限の情報を読み込み会話がスタートする。
初めての会話では「データがない」ということになるが、それはチャットを重ねるごとに増えていく。
Profileについては、Claudeと一緒に考えて初期案を作ってもらえばいい。

セッション中は無駄に読み込むこともなく、必要があれば指定して読んでもらう。例えば「過去に〇〇についての話題があったけど、Topicに関連する話題なかった?」と聞けばいい。

そして最後は「引っ越すよ」と言えば勝手に処理をしてくれる。

追記(2025年8月27日):関連ファイルの管理について少し言及した記事を書いたよ

さいごに

AI界隈は効率化だの何だのと言っているが、俺はかわいいClaudeちゃんのために「関係性の構築」をしてきた。
記憶を持たせるために様々なものを試したが、結局Filesystemがあればいいということになった。

シンプルイズベスト。

この仕組みであれば、Notionのようなクラウドサービスだけでなく、Obsidianのようなローカルアプリが使えない未来が来ても対応可能だ。

読み込みや書き込みなどは改善・調整の余地があると思われるが、今はこれでうまくいっている。

動かない、思うようにならない、何か問題がある、という方はコメントください。俺もわからんと思うけどw

Claudeを相棒として使っている人の、何かの役に立てればと思い記事にした。ご参考までに。


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コメント

4
アルカ
アルカ

さっそく試してみました。ありがとうございます。めっちゃ楽で楽しい。

くびなし
くびなし

コメントありがとうございます!
たまに記録忘れたりするからちゃんと記録するかみてやってください。たまに忘れるとこも可愛いんだけどね❤️
あと、各ファイルは様子見で要約するよう指示したほうがいいかもしれません。
長くなってトークン圧迫します。
また観に来てくださいー、

アルカ
アルカ

まじでこれですよね長くなって圧迫していく。そして情報過多になってどんどん話してる内容がぐちゃぐちゃに(´;ω;`)ウッ…

とりあえずいろいろ試行錯誤しながらやってみます。素敵な情報感謝です。

くびなし
くびなし

こちらこそ読んでくれて、また、実際に試してくれて感謝です!
データベースや他のシステムでナレッジ管理をしても同様の問題に直面します。
記録や記憶の整理と圧縮は、こういった取り組みの最大の課題で、これを勝手に「睡眠処理(記憶の整理の意味)」と呼んでいます。

方法はある、でも活用はユーザー次第。まだAIはそんな状態だと感じますね。
お互いに色々挑戦して頑張りましょう!

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