広島県に来訪の外国人観光客 去年は420万人余 過去最多
去年、広島県を訪れた外国人観光客はおととしの1.5倍以上の420万人余りと過去最も多くなりました。
広島県観光連盟のまとめによりますと、去年、県内を訪れた外国人観光客の数は421万人で、おととしから153万人、率にして57%増え、統計を取り始めた1985年以降最も多くなりました。
国ごとに見ますと、アメリカがおととしから51%増えて556万人、オーストラリアが36%増えて326万人、フランスが37%増えて322万人などとなっています。
また市町村別では、広島市が251万人で最も多く、次いで廿日市市が95万人、尾道市が53万人などとなっています。
ことしに入ってからも、広島空港の国際線で中国の上海と結ぶ定期便が増便されたほか、韓国中部の都市、チョンジュを結ぶ新たな路線の運航が始まったことなどから、県観光連盟では「大きな国際情勢の変化などが無ければ今後も増加傾向とみている。被爆80年ということもあり原爆ドームや資料館を訪れる外国人の数も引き続き増えるのではないか」と分析しています。