政活費不適切使用の松井重樹県議辞職、兵庫県議会は賛成多数で認める 自民会派は除名決定

 報道陣の取材に応じる兵庫県議の松井重樹氏=23日午後、神戸市中央区(高田和彦撮影)
報道陣の取材に応じる兵庫県議の松井重樹氏=23日午後、神戸市中央区(高田和彦撮影)

兵庫県議会の松井重樹県議(71)が県職員に面会したと虚偽の申請を行い、ホテルの宿泊代として政務活動費(政活費)を不適切に使用したとされる問題で、県議会は24日の本会議で、議員辞職願を提出していた松井氏の辞職を賛成多数で許可した。また松井氏が所属していた自民党会派は同日午前の総会で、松井氏を除名処分とすることを決定した。

議会関係者によると、松井氏は複数回にわたり、県職員との面会のために神戸市内のホテルに前泊したとする虚偽の申請を行い、政活費を不適切な形で宿泊代に充てていた。松井氏は過去5年間でホテルの宿泊代として政活費約180万円を使用しており、全額を会派に返却する意向。一部は既に返却したという。

松井氏は23日、記者団に対し「『おい、松井どうした』とわれに返った。責任を取って辞職する」などと述べていた。

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