陸上の関東学連は25日、順大陸上部が千葉・印西市のさくらキャンパスで開催している競技会で不適正行為があったことが順大側の自主申告によって判明したことを発表した。
1989~92年まで少なくとも一部、93年から2025年までは継続して非公認の練習場で実施されたハンマー投げの記録を公認記録として申請・報告していたといい、順大は25年10月1日から2年間、競技会を主催することが禁止された。
問題事案の公表を受けて、順大は同日、公式サイトを更新。「陸上競技部主催競技会における不適正行為について」と題し、「このたび、一般社団法人関東学生陸上競技連盟より、本学陸上競技部主催の競技会において、本学投擲練習場が非公認競技場であるにもかかわらず、ハンマー投競技を実施し公認記録として申請・報告していた事案について、処分が公表されました。本処分を受け、本学陸上競技部主催の競技会につきましては、2025年10月以降、2年間にわたり開催を中止することといたしました。日頃より本学陸上競技部をご支援いただいている皆様、並びに関係者の皆様の信頼を著しく損なう結果となりましたことを、心より深くお詫び申し上げます。本学といたしましては、本件を極めて重大な事案と受け止め、再発防止に向けた具体的な取り組みを早急に講じてまいります。今後、同様の事態を二度と招くことのないよう、全学を挙げて取り組んでまいる所存です」(原文ママ)と謝罪した。