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「俺は病院を守る」と発言も…殺人隠蔽事件の初公判で当時の理事長は起訴内容を認める 看護師の手に“みとり医”の手を置いて死亡診断書を書かせたか 青森県八戸市・みちのく記念病院

2025年9月25日 19:49
「俺は病院を守る」と発言も…殺人隠蔽事件の初公判で当時の理事長は起訴内容を認める 看護師の手に“みとり医”の手を置いて死亡診断書を書かせたか 青森県八戸市・みちのく記念病院

八戸市のみちのく記念病院を巡る殺人隠蔽事件で、当時の理事長の男は初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は「病院を守りたくて事件を隠蔽した」と指摘しました。


★青森放送 木下玲斗 記者
「元理事長の男が裁判所へと入っていきます」

起訴内容によりますと、みちのく記念病院を運営する医療法人の当時の理事長・石山隆被告と、弟で医師の石山哲被告の2人が、おととし3月院内で起きた殺人事件を隠そうと、虚偽の診断書を遺族に渡した罪に問われています。
死亡診断書には当時、認知症の疑いで入院していた医師の名前がありました。
この医師の名前が書かれた死亡診断書は、2021年4月からおととし3月までに作成されたもので200枚以上に上り、死因の7割が「肺炎」でした。

青森地方裁判所で開かれた初公判で隆被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は哲被告から「白血球の数値が高いから肺炎でいけるんじゃない?」と言われたことを指摘。
看護師の供述調書を読み上げ、隆被告が「殺人事件はなかったことにする 何を守るのか俺は病院を守る」と発言したとしています。
虚偽の診断書については、隆被告の指示で作成され、看護師の手の上に認知症の医師「みとり医」の手を置き、書かれたものだと指摘しました。

弁護側は公訴事実について争わない方針ですが、看護記録の改ざんなどには隆被告が関わっていないと主張しました。
争点は量刑となる見込みです。
次の裁判は今月29日に開かれ、結審する予定です。

最終更新日:2025年9月25日 20:25
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